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寄席観客デビュー

某日、タイミングよく寄席に行ってきました。
休業や無観客など要請されてる中娯楽が制限されていますがおウチででも楽しめる寄席ツールも沢山増えてます。


以前から良いお声とその巧みな口調と醸し出す昭和風味と何よりもイケボ、イケオジ、ラジオパーソナリティ春風亭一之輔さんに1st寄席を捧げて参りました。



若い時より聞かなくなったものの2年前くらいから日頃の備えにラジオを購入して聞くようになり色々聞いているうちに巡り会い、落語に興味を持つようになりました。若い時には笑いは確かにそこにあるのだけれどもそもそもTVは一方通行。
その面白さに気が付かず、服装を気にせず観にいける寄席。この時期だからこそclubhouseのように誰かが話している声を聞きたい、純粋に笑いを求めたいのかもしれません。また、年上の方と接する機会が増えた為、話を合わせたい気持ちからでもありました。


寄席先輩の知り合いがいない為、当日はソロ寄席観客デビュー。はじめて1人飲みをキメた時のような高揚感。
当然ながら、客層も寄席先輩ばかり。落ち着く。若い時のライブで騒ぎに来たのとまた違う、やっとこの域に至ったのだと言う達成感。後ろの席で眺めながらこの先輩方はどれくらいのファン歴なのか、とか、今日は仕事してから、家事してから家族に言ってからこの会場に来たのか、とか妄想もしてみる。
ディスタンスな座席で本来の姿では無くてもオーディエンスの反応はアツい。この日を待ち侘び、笑うための準備をして来ているからだ。悲しさがあったらそこへは行けない。悲しみを忘れたいのなら行こうとするかもしれない。記事を書こうとしているならこれもまた違った状態なのでしょう。とは言えどのライブの場面でもこういった楽しもうとしている観客との一体感が味わえ、一時を共有している感じが好きです。

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そんな大切な日本文化が続いていけますように。




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