My Engineerを見た率直な感想を書くよ
ネタバレ配慮しません。
ヘッダーで察してください。
My Engineerを見たよ
インターネットの海を彷徨いながら情報収集し、あらすじ読んで気になったので本編全14話を3日かけて完走。
もう最近は英語字幕を読むのも面倒で、EP14 4/4に日本語字幕がついてるか確認してから視聴開始という徹底ぶり。
来年にはSS2が放送予定、と。
過去様々なトラブルを見てきているので、SS2が無事に放送されることを祈るばかりだ。
タイBLあるある
工学部。
超過保護な友人たち。
植林活動。
クソデカ感情による無限嫉妬地獄。
全部あった。
LBCと2getherを超合体させて、若干のSOTUS要素(監督が一緒なのでそれはそう)を薄っすら散りばめたような感じ。
工学部ってタイにおいて萌えの権化なんだろうか?
日本でも大学生もののBLはたくさんあるが、ここまで学部に注目した作品は見たことがない。
日本には講義内容を除くと”学部による違い”があんまりないからかな。
タイの工学部は半袖ジャケットが特徴で制服がカワイイし、かなり縦社会で厳しい感じのイメージがあるので、バカデカ感情を産むのにはちょうどいいのかもしれない。
あとはギアを渡すとかSOTUS制度(ドラマじゃなくて)における先輩後輩の関係性とか・・・考えてみれば無限に要素が出てくる。
植林などのボランティア活動もその一環。
タイ独特の大学生活を彩る文化、大変興味深い。
あと主役カップルを取り巻く個性的な友人たちも毎回色んな作品を見ていて面白いな、と思う。
娘の結婚を反対する父親の如く、友人に相応しい相手なのか厳しくジャッジする。
時に相談相手となり、時に試練を与え、友人の幸せを願う。
日本ではたとえドラマだとしてもここまで他人の恋愛に踏み込むことはないので、国の違いってそういうところにも表れるんだな。
友達の彼氏に相応しいか見極めるために殴り合い、なんてするか普通。ぜったいしない。
BohnDuen
Bohn、いくらなんでも横暴すぎないか?(笑)
まぁ本人も言っている通り、良い人でないのはわかっているのだけど。
そしてDuenは医学生なのでお勉強はできるのだろうが、とにかく察しが悪い。
CanやTineに通ずる感じ。
ここのカップルは勘違い嫉妬ターンが多すぎて後半はさすがにしつこいな~と思ってしまった。
お互いがお互いを好きすぎるが故に、他人と少しでも接触しようものなら嫉妬して怒ってしまう。
しかも、それは本人が悪いわけではなく、相手から迫ってこられてどうしようもない状況だったり、特別な感情などなく接していた時だったりするのである。
1回くらいそんなシーンがあるのはストーリー上における”刺激”として受け取れるが、何度も何度も繰り返されると「お前ら、いいから相手の話を聞け!!」と思う。
2人の間にある関係性の波において、もう少し色んな種類の転機があればもっと面白かったな。
SS2に期待。
RamKing
鬼のようにハマった。
今まで100%の確立でメインカップルよりもサイドカップルを好きになってきたのだが、今作のヒットはRamKing。
起きてる間中、頭の片隅ではRamKingのことを考えているので、冷静で簡潔な感想はゼロ。
SS2はこっちがメインってどっかで聞いたけどそれは真?
来年まで待てないので、悪いことは言わないから毎秒新作を投稿してほしい。
原作「SPACE」が売ってるサイトを探し出して試し読みまで始めたのでもう駄目。
無口なRamがスマホのメッセージ機能で言葉を紡ぐのも可愛いし、そんなRamにめげず一人しゃべり続けるKingも可愛い。
何気なく話しかけたことをきっかけに、Ramと仲良くなって喋らせたいKingと、犬嫌いの変な先輩面白いな、と思っているRam。
そしてそれを早々に見抜くRamの弟。
この作品のキッズたちは本当に有能すぎる。
お互い最初から意識してはいるものの、最終話まではっきりとしないところがじれったくてまた良い。
Ramは序盤から少ない言葉の中にちゃんとKingへの”意思”を込めているのだけど、Kingはなかなかそれをアプローチとして正しく受け取れず、一人でRamに対する自分の気持ちの変化に困惑するばかり。
姉の影響もあり男の子を好きになることへの抵抗は比較的少ないタイプだが、それをRamにも求めようとはしてないところがKingの良さ。
一方のRamはKingが気になって気になって仕方ない、放っておけない。
時には頼れるお兄ちゃん、時にはかっこいい先輩、でも誰より興味を惹かれる可愛い人、そんな優しい目でKingを見るのが最高。
この2人はお互い自分の得意分野で支えあってる感じが好き。
中の人たちが配役と年齢逆なのもまたツボ。
PerthLayに限らずだけれど、ドラマ内では年上役なのに普段はP~って呼んでるのが可愛くて、その逆もまたしかり。
えっ中の人の話していい?
活動自粛で供給なさすぎではあるが、とりあえず二人ともゲームが好きでLayくんは推しと同じ大学出身だとわかった。運命。
ゲーミングPCとその周辺機器はなぜあんなに光るのか?光るな。光るな。
Perthくんはポケモンが好きで、Layくんは色々プレイしてるイメージ。
私もそこそこゲーマーなので、変なPCゲームをやっているLayくん推せる。
そしてPerthくんの日本人に対する福利厚生の手厚さには本当に頭が上がらない。
勉強熱心でとんでも頭がいいのにぬいぐるみ抱いてるギャップが推せる。
あとLayくん、結構がさつで不器用そうなのが節々から伝わってきてカワイイ。
Perthお兄ちゃんは逆になんでも器用にこなせそうなので良いコンビ。
ただ、本当にとにかく供給がなさすぎて息が苦しい。
ドラマ終了後に行われるFM、各種イベント、ファンが撮影した最高ショット、それらが一切ないのである。あまりにもつらい。
早くソーシャルディスタンスをガン無視したPerthLayが見たい、ただそれだけ。
MekBoss
序盤Mekが可哀想すぎて、見てるのが一番つらかったのはここ。
お互いを親友だと思っていて、実際に一番仲が良いし頼れる存在で、だけどMekはそこにただの友達としてではない”恋心”を自覚してしまっている。
切ない。
一方のBossは女の子大好きで作中でも何人もの女の子を口説いたり、関係を持ったりする。
しかし、心の奥底では結局Mekが一番だったと。
「言うのが遅い」って、Bossは元から薄々Mekの気持ちには気づいてたのかな。
それとも、もっと早く言ってくれてたらこんなにこじれなかったのに、っていう意味?
とにかく、Bossにとって”関係性”や”その名前”は関係なくて、Mekの隣にいられるなら何でもいいのだろう。
恋人でも親友でもいいしどちらでもない、2人にしか成しえない”夫婦関係”を築いていく。
Bossが常に自分の隣にいて人生を歩んでいきたい相手はMekだという事実だけがそこにある。
そんなBossの思い切りのよさ、漢らしさに拍手を送りたい。
でも、親友というポジションを失えば一生元に戻れない。
そう思って一歩を踏み出せなかったMekの気持ちも痛いほどわかる。
この2人も何だかんだと言いながら、主にMekが気を回しBossが引っ張りながら、良い関係を続けていく姿を見守らせてほしい。
TharaFrong
え?逆じゃないの?
逆だと思ってた。
SS1ではまだまだ種巻きが終わった段階なので、SS2を待つことしかできない。
始まりは最悪だったが、2人とも基本スタンスは大人で他の3組にはないビターな雰囲気が良い。
ここはどっちかと言うとTharaの方がちょっと天然入ってて、Frongが苦労しそうなのでその点でとてつもなく楽しみ。
年上のお兄さんに振り回されるFrongが早く見たい。
SS2に期待。
総括
全体を通しては、かなり面白くてハマった。
正直ここまでハマるとは思っていなくて、自分でも驚いている。
今まであらゆるタイBLを見てきた人なら、実家のような安心感で見れる作品だと思う。
この作品はリアルタイムで追うよりも一気見の方が性に合ってたかな。
リアルタイムだと続きが気になりすぎて発狂して寝れなくなってた。
まぁ、今はSS2が早く見たくてもやもやしてる訳ですけれど。
複数組、主にSS1はBohnDuen、RamKing、MekBossを満遍なく追っていく形だったので、14話と話数多めだったにも関わらず飽きもなく完走できた。
実績ある監督が作っているだけあって、常にどのシーンも丁寧に撮られていて美しい。
そして時に面白い。
後は無事にSS2が放送されることを祈るばかり。
SS1が成功したからといって問題なくSS2が作られるとは限らない。
私はGMMとStarHunter以外のタイ企業を一切信用していないので、油断せず見守りながら日々タンブンしてタイに願いを捧げることに徹しようと思う。
「My engineer」、生まれてきてくれてありがとう。
これからもよろしくね。
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