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競馬クラスター

クラスター新聞とは?​


簡単に言うと出走馬のパワーバランスに着目し、過去20年分のデータから勝率、複勝率、回収率を割り出した新聞です。

と、言われても何のこっちゃか分からないと思いますが

10頭立てのレースがあった場合

A.強い馬1頭 弱い馬9頭

B.強い馬1頭 普通の馬9頭

とパワーバランスに違いがあります。これだけを見てもAレースの強い馬の方が勝率は高いと推測出来ます。またBレースでは調子や展開によっては強い馬の取りこぼしがあるのではないか?と考える事が可能です。

つまりレース条件が違っても出走馬のパワーバランスが似ていれば結果に同じような傾向が生まれるという考え方です。クラスター新聞ではレース条件ではなく出走馬のパワーバランスを基にデータを解析し、統計学として結果にどういう傾向があるのかを数値化しています。

例えば有馬記念を解析する場合、通常の競馬新聞では過去10年の有馬記念のデータを基にしますが、クラスター新聞では有馬記念と似たパワーバランスのレース20年分のデータを基にしています。

有馬記念10年分のデータと言ってもサンプルとなるのはたった10レース。分母としてはかなり頼りのない数です。それよりもレース条件は違ってもパワーバランスが似ている20年分のデータの方がサンプル数として信頼出来ると思いませんか?

クラスター新聞の特徴
クラスター新聞では出走馬のパワーバランスをRPT(レースパターンタイプ)として1〜13に分類しています。

数字が小さい程、力が拮抗している。つまり荒れる傾向が強い。数字が大きい程、力に差がある。堅い傾向が強い。そこでRPT毎にどんな傾向があるかを私なりに纏めてみましたので参考にしてみて下さい。

​パワーバランス表
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中央競馬6年分のデータから解析

Sランクの複勝率は60%以上。あくまでも能力におけるパワーバランスのため、枠、騎手、調教、脚質、展開などを考慮して評価を上げ下げする必要があります。RPTの全体的なイメージとして参考にして下さい。

RPT13


最も堅い傾向が強いレース。パワーバランス表が示す通り能力値は三強。1.2.3人気で決まる確率が約25% J R Aのデータではレース全体で1.2.3番人気で決まる確率は約7%との事ですからいかに高い数字かという事が分かります。注意点としてRPTは1〜13に分類されていますが実際は108のパターンに分類されるとの事です。RPT13でもこれ本当に堅く決まるのか?と疑問を持つレースも存在しています。このRPTを購入する際はハイリスクローリターンの本命馬券になるはずですからレース選びは慎重に行いたいものです。馬券としてはいかに点数を絞れるか?また上位人気の中で上下を見極める事が出来ないと、当てる事は簡単でも儲ける事が難しいRPTです。

●一点勝負できるのか?

●上位人気の組み合わせで期待値をどこでとるか?

★おすすめ券種

三連単、三連複

※三連が最もとりやすいRPT

RPT12


堅い傾向が強いレースです。ただしRPT13ではないという点で若干波乱要素が含まれています。パワーバランスとしては二強。本命馬券は点数を広げては利益が出ません。上位人気の組み合わせから期待値をどこでとるかを考え、割り切った馬券を購入する事が必要です。また力関係はSS他。上位2頭で決まる場合、下は拮抗しているためかなり下までくる可能性もあります。3頭目が分からない場合新聞の馬名が光ってる馬を全て抑える覚悟も必要。上位の力関係がSSのため1頭が転けた場合紐は大荒れの可能性もあり。堅い決着も多々ありますが高RPTで的中率狙いの方は苦戦を強いられるRPT。二強のレースは二頭が競り合ってどちらかが潰れる可能性もあり。

●当てやすい馬券は1番買ってはいけない馬券。

●上位人気から期待値をどこでとるか?

★おすすめ券種

三連単、三連複

RTP11


1番人気がかなり強いという特徴があります。パワーバランスは一強。1番人気の取捨さえ出来れば点数を絞って勝負も可能です。

1番人気が過少した場合の期待値は低い。基本は1番人気頭の馬券構築。2.3番人気が過少の場合、1番人気から4.5番人気辺りに流す馬券が効果的です。新聞内の人気より1.2番人気のオッズが過剰になっている場合

【条件】中央限定。頭数、コース不問。C人気1・単勝オッズ1.9倍以下、C人気2・単勝オッズ5.5倍以下

3連単フォーメーション
1人気→2人気→7.8.9.10人気
1人気→7.8.9.10人気→2人気
三連複も同じ。

また、2.3番人気が過少な場合、中央限定で

3連単
C1人気→C4.5.10.14人気→C2.3.4.8.13
該当レース数:490
的中率: 11.2%
回収率:141.6%

というような傾向になる事がデータ上見つかっています。

●1番人気の取捨が重要。

★おすすめ券種

三連単、三連複

RTP10


ここから下のRPTは馬連を購入する際に1.2番人気で決まる傾向が低くなるため二連での馬券妙味が期待出来ます。高RPTは人気ー人気ー人気という組み合わせを基本概念として持ちますがここからは人気ー人気ー穴という考え方が大前提になります。またクラスター新聞では「人気の和買い」というデータがありRPT10は人気の和買いが有効なRPTの一つでもあります。

人気の和買いとは?

1番人気+2番人気+3番人気=6(人気の和)

このように馬券内にきた馬の人気の合計値を人気の和といいます。この場合は6

過去のレース結果から人気の和が10で決まる傾向が出ているとしたら1番人気+3番人気+6番人気のような組み合わせを購入するのが人気の和買いです。一見オカルトのように感じるかもしれませんが出走馬のパワーバランスを考慮するとそういった傾向が出るのも頷けます。高RPTになる程、人気の和の数字は小さくなっています。クラスター新聞ではどの組み合わせを購入したら良いのかレース毎に表示されていますのでそれを参考にする事で効率の良い馬券構築が出来ます。

C1.2.3-C1.2.3-紐
が効率がいい買い方。
C1.2.3-C1.2.3-C4.5.6
の取り捨て。1.2.3人気の馬券は効率悪い。

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パワーバランスのイメージはRPT13の劣化型で三強のうち一頭が崩れる可能性大。

●人気ー人気ー穴

●1.2番人気の馬連は買うな!

★おすすめ券種

馬連、三連複、三連単

※RPT13の次に三連がとりやすいRPT
※RPT10以上のレースは馬連出現率5%以下は軽視

RPT9


RPT10と同様に人気の和買いが有効なRPTになります。三連系で人気の和が10.11辺りが狙い目になる事が多い。なぜRPT10や9で人気の和買いが有効なのか私なりに分析すると一つの理由として人気馬と中穴が馬券になりやすい傾向があるからだと思います。人気馬の取捨が出来れば比較的馬券を獲りやすいRPTです。また1番人気はRPT11同様強い傾向があり軸馬として最適です。

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RPT11の劣化型。C1軸の馬券が有効。

★おすすめ券種

単勝、馬単、三連単

馬連、三連複

RPT8


人気馬の信頼度と穴馬の期待値がバランス良く馬券を購入する際に最も面白いRPTだと考えます。馬柱は一見堅そうに見える事が多く本命馬券を購入しがちですが出走馬のパワーバランス上そんなに簡単に決まらないのがこのRPT8の特徴です。RPT12の劣化型と言われるため二強の取捨が重要。

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例えを出すと

2021年安田記念 RPT8
1着ダノンキングリー47.6倍8人気
2着グランアレグリア1.5倍1人気
3着シュネルマイスター10.2倍4人気

1.5倍に支持されたグランアレグリアの勝率はクラスター新聞では34%しかなく(通常1倍台の馬の勝率は60〜40%)47.6倍で激走したダノンキングリーの勝率は12%もありました。2番人気のインディチャンプは4着という結果。人気馬の馬券内率も高く穴馬の激走も期待出来るため高配当が見込めるRPTになります。

パターン1 上位2頭+かなり下の三連

パターン2 上位1頭+4.5.6番手の二連


●人気馬を中心にズレた馬券構築

●上位人気信頼も1頭は飛ぶ可能性あり。上位2頭軸で買わない。

★おすすめ券種

単勝 馬単、三連単

馬連 三連複

RPT7


11番人気で2着に激走したサラキアの有馬記念2020がこのRPTです。中間RPTは人気馬の信頼度と穴馬の期待値が高いため人気馬の取捨、穴馬の選別が出来れば高配当が期待出来ます。下位人気の馬に目を向ける必要があります。勝率5%付近で単回値が80%以上ある馬は下位人気でも頭まで考えられるパワーバランスとなっています。

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またパワーバランスはRPT10の劣化型と言われています。RPT10の特徴は人気ー人気ー穴ですからこの形を基本としてどう崩れるのか?という考察が必要となります。人気→穴→人気なのか?穴→人気→人気なのか?人気→穴→穴なのか?軸馬がいない傾向ありのためBOX買い推奨。

●上位人気中心も下位人気の馬にも目を向ける

●下位人気の馬で過大評価になっている馬は馬券内確率あり。(クラスター新聞下位人気→実際オッズ上位人気。買い要素が強く売れる傾向がある)

★おすすめ券種

単勝 馬単 三連単

馬連 三連複 BOX買い推奨

RPT6


中間RPTの中で最も難しい。クラスター新聞をみても買える期待値がない事が多い。人気馬は飛ぶ可能性があるため軸にしづらい。人気決着、穴決着どちらにも可能性があるため、余程買いたい馬がいなければ見送りたいレース。但し、人気馬が怪しいと判断出来た場合、単勝10から40倍の単勝買いが効率が良い。

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パワーバランスは1番人気が強い傾向がありますがRPT11や9程の信頼度はない。1.2番人気が馬券内になりやすくも共存はしない。

●魂のケン

★おすすめ券種

10から40倍の単勝(人気馬不安の時)

RPT5

人気の和買いが最も効果的と言われるRPT。その理由としては低RPT特有の荒れる傾向と上位人気の馬券内率のバランスからくるものと推測される。少額で手広く期待値を追う馬券購入が向いている。※軸馬がいない傾向がありBOX買い推奨。

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●人気の和買いが最も効果的。手広くケチらず。

★おすすめ券種

馬連、三連複 BOX買い推奨

RPT4


低RPT=荒れるという認識ですが「荒れる」とは1.2.3番人気で決まる目も当然含まれています。二桁人気同士で決着する、そんな結果を望んで向かうと痛い目にあいます。正確に言うと10回やったら10回とも結果が変わる。そんなパワーバランスです。力関係が拮抗しているレースで3頭当てるというのはかなり無謀です。低RPT全般にいえる事ですが攻略の鍵は単勝です。勝率が5%以上あり単回値が80%ある馬の単勝。勝率が10%ある馬は特注。またクラスター新聞で下位人気なのに実際オッズでは過剰人気になっている馬(単勝オッズ40倍以内が狙いめ)低RPTでもクラスター新聞上位馬は軽視禁物。勝率10〜25%は持っていますので実際オッズとかけて100%を超えるならば期待値の高い買える馬になります。

例、C1人気 勝率20% 単勝オッズ3倍→実際3人気 単勝オッズ6倍は買い!(過少単勝)

★期待値がとれる単勝多点買いが最も有効なRPTは4〜8(4以下は対象馬が多く難しい)

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★おすすめ券種

単勝多点買い

※C1の過少が最も有効的なRPT

RPT3


JRAのデータでは全レースの内1.2.3番人気の1頭が馬券内にくる確率は90% また1.2.3番人気の2頭が馬券内にくる確率は40%とあります。このデータからも低RPTだといって人気馬を軽視するのは危険だという事が分かると思います。

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特にRPT3は低RPTの中でもC1人気が強い傾向があります。C1人気の取捨が重要。私はトラックバイアス、展開、調教の良し悪し。この辺りが読みやすくレース映像がイメージ出来た場合のみ馬券を購入するようにしています。

●レース映像がイメージ出来たなら

★おすすめ券種

馬連(C1人気信頼時)

RPT2


上位の6頭が拮抗している。上位の過少単勝が狙い目。単勝オッズ10倍〜40倍の馬が最も狙い目になります。

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RPT2はC1番人気の好走率が最も低いため単勝多点買いが有効。難易度は高いが穴→人気の馬単、三連単も期待出来る。複雑な馬券ではなくシンプルな馬券構築で。

●全RPTの中で最もC1人気の信頼度が低い。

★おすすめ券種

単勝多点買い

馬単 三連単

RPT1​

何がきてもおかしくないパワーバランスのため予想は困難。競馬クラスター創始者BBさんが考案した通称BB BOXが有効。

BB BOXルール(12頭以上・中央競馬)【RPT1】

C1〜C3で1頭
C4〜C6で1頭
C7〜で1頭。
あと1頭は自由

の合計[4頭]ここから選択するだけで、初心者でも、効率的に馬を選択することができる。馬券の買い方は

馬連BOX 6点×100円
ワイドBOX 6点×200円 
三連複BOX 4点×100円 合計2200円

★おすすめ券種

BB BOX

㊙️BBさんのスペースよりRPT1の能力バランスは
全部駄馬orC1以外全部駄馬のニ通り

C1以外全部駄馬の場合
C1ー人気薄の二連が有効。赤RPT1に多い。

まとめ


クラスター新聞は勝つための新聞ではなく、勝ち続けるための新聞です。

当てる=勝ち続けるではありません。馬券が外れても当たっても勝ち。買わなくても勝ち。単勝オッズ1.5倍で勝率30%の馬を買う人は当たっても外れても負け。負ける図式です。クラスター新聞は勝てる図式を数値化しています。私は自分の予想を主体としてクラスター新聞を重ねます。勝てる図式なら買い。負ける図式なら回避。ここに記述した内容は競馬クラスタースタッフが無料公開している情報を私なりの解釈で纏めたものですので予めご了承下さいませ。


競馬クラスター公式ホームページ

https://keibacluster.com/

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