GTO Wizardの公式記事でMTTを強くなろう#1

GTO WizardにMTTの基礎というものがあり、その記事を参考にこれから勉強をしていこうと思います。

まず、学ぶ項目を列挙すると

  1. MTTとCashの違いについて

  2. ICMの基礎

  3. MTTの中でICMが重要になるタイミング

  4. ディープスタックでのRFI(Raise First In)レンジ

  5. ディープスタック&IPでのフラットコールと3-bets

  6. ディープスタックでのSB&BBディフェンス

  7. フロップのCBのセオリー

  8. フロップのCBの練習

  9. OOPのCBに対するディフェンス

  10. 集計レポート?

  11. ICMとBBのディフェンスの関係性

  12. ミドルスタックでのBBディフェンス

  13. マルチウェイポット

  14. リスクアドバンテージ

  15. ミドルスタックでのICMを考慮したRFIレンジ

  16. ミドルスタックでのICMを考慮したディフェンス

  17. ミドルスタックでのICMを考慮した3-betに対するディフェンス

  18. ミドルスタックの3betポットの戦い方

  19. ビッグスタックのバブルの戦い方

  20. ミドルスタックのバブルの戦い方

  21. ショーとスタックのバブルの戦い方

  22. BvBのシナリオ

  23. ショートスタックのPushOrFoldスポット

  24. ICMを考慮したポストフロップ

  25. 最期の2テーブルのシナリオ

  26. ファイナルテーブルのシナリオ

  27. ディールのやり方

  28. ヘッズアップの練習

  29. パフォーマンスの振り返り

列挙するととてつもない数がありますね。
とりあえず今日は1.のMTTとCashの違いについて勉強しようと思います。

アンティはレンジを広くする

8人テーブル100bb持ち、BTNのオープンレンジを以下に示す。

アンティなし
アンティあり

そして、BTNの2.5bbオープンに対するBTNのレンジを以下に示す。


アンティなし


アンティあり

以上から見てわかるようにアンティありの場合、スーツは全てコール以上になっている。それほどアンティの与える影響は大きいんですね。

スタックサイズの変動

トーナメントではキャッシュゲームのように、100bbを切ったら自動的にチップが追加されることはなく、ブラインドも変化してキャッシュゲームより様々なスタックに直面することが大きく、そのスタックによっても戦略が変わってきます。
以下に全員が9bb持っている状態でのCOからのレンジを示す。

そして、次にCOは9bbでそれ以降が29,21,32bb持っている状態でのCOのレンジを示す。

上記の結果から分かることは、後ろに自分より大きいスタックを持っている人がいる際は少し広いレンジでオールインができるということです。これはCOのオールインに対し、BTNがflatcall(エフェクティブスタック:20bb)した際にBBからオールインが来た時、BTNは降りなければいけないハンドが出てくるためコストがかかります。なのでBTNはより絞ってプレイしなければいけなくなるため、COのオールインに対して降りてくれる可能性が上がるためです。しかし、この結果からビッグスタックよりショートスタックの方が価値があるという風に考えるのは間違っています。だが、ショートスタックの方がポットを争う際にチップを増やしやすいという理解はできます。

フォールドはプラス期待値である

キャッシュゲームでは、フォールドすると何も勝ち取れない。
しかしトーナメントにおいては生存が価値を持ちます。
つまり、フォールドはトーナメントにおいてはプラスの期待値を持ちます。

フォールドの価値を決定する要素を以下に5つ挙げる
・賞金ジャンプまでの近さ
・ショートスタックの存在(ショートスタックが先に飛んでくれるためリスクを取る必要がない)
・自分のスタックサイズ(自分より大きな人がいなければフォールドする価値は比較的低い)
・残りプレイヤー数(より上位の賞金であるほどフォールドの価値が高くなる)
・対戦相手のスキル(相手が上手い時は降りる価値が上がる)


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