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超大陸まとめ

ムンディ先生のYouTubeで地理の勉強中。今回はこちらの記事↓のついでに超大陸をまとめてます。

※このページには、人間の執筆とAI生成の要素が含まれています


現在の大陸

大陸クラトン

大陸クラトンとは、大陸地殻のうちカンブリア紀以前に安定化した部分を指す。地球で最も古い基盤とされており、25億年以上も前に形成された。

世界の大陸の約3分の2の面積を占めており、各大陸は1ないし3のクラトンを含んでいる。クラトンにはロシア、シベリア、シニア、ローレンシア、アフリカ、インド、オーストラリア、南極などがある。

北アメリカクラトンは現在の北アメリカ大陸の大部分とグリーンランドを含む大陸地殻の部分で、シベリアクラトンは中央シベリア台地を指す用語である。


アフロ・ユーラシア大陸

アフロ・ユーラシア大陸とはアジア、アフリカ、ヨーロッパの3大陸を総称したもので、旧大陸とも呼ばれる。地理的にも歴史的にも一体となっており、スエズ地峡でつながっている。日本列島、東インド諸島、マダガスカル島、イギリス諸島などの大島を除き、面積は約8000万平方キロメートル余りである。

アフロ・ユーラシア大陸は次のような地域に区分できる。

  • アフリカ:北アフリカ、中部アフリカ、西アフリカ、東アフリカ、南部アフリカ

  • ユーラシア:東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジア、西アジア、北アジア、ヨーロッパ


アメリカ大陸

アメリカ大陸は北アメリカ大陸と南アメリカ大陸を合わせた呼称で、両アメリカや新大陸、アメリカ州とも呼ばれる。パナマ地峡で接続しているため、超大陸とみなすこともできる。

北アメリカ大陸は北アメリカ大陸とカリブ海に浮かぶ島々から構成されており、カナダ、アメリカ、メキシコ、中央アメリカの国々、カリブ海にはキューバなどの国々がある。北極に近い場所から赤道付近まで広がっているため、気候帯は北部から南に行くにしたがって寒帯、冷帯、温帯、熱帯と温暖になる。

南アメリカ大陸には日本人移民で知られるブラジルやインカ帝国でお馴染みのペルー、アンデスの山々が連なるアルゼンチンなどがある。

北アメリカ大陸と南アメリカ大陸に挟まれた中米にはメキシコやキューバをはじめラテンの国々が数多く集中している。


太古の超大陸

バールバラ大陸

バールバラ大陸は約30億年前に地球に存在していたと考えられている安定超大陸で、南アフリカのカープファールクラトンと西オーストラリアのピルバラクラトンの名前をとった造語である。


コンゴ・クラトン

コンゴクラトンは現在のアフリカ大陸に存在するクラトンである。約20億年前の原生代に形成され、アフリカ大陸のほか西アフリカクラトンや北アフリカクラトンなども存在する。

コンゴクラトンとブラジル・サンフランシスコクラトンが衝突して形成された変動帯をリベイラ ベルトといい、岩石に記録された変成年代は6.0~5.3億年前である。またカメルーンには太古代コンゴクラトン・ンテム帯という地域がある。


ウル大陸

ウル大陸は地球史上最初の超大陸で、30億年前までに誕生したとされている。現在の南アフリカのカープファール、西オーストラリアのピルバラ、マダガスカル、インドの太古代の地塊を連ねたもので、ウルと呼ばれている。

ウル大陸は後述するパンゲア大陸ができたときに一度分解したが、30億年以上も存在した大陸である。


ケノーランド大陸

ケノーランド大陸は新太古代の約27億2000万年前に形成されたと考えられている超大陸で、約27億年前から21億年前の間に存在したとされている。

ケノーランド大陸の中心であるバルト楯状地の痕跡は火成岩性岩脈と古地磁気、層序学上の研究分析などで再構成推定されている。


アークティカ大陸

アークティカ大陸はバルティカ大陸の南側に位置し、細い海峡を隔てて存在する大陸である。古代帝国末期の文献によると、かつてバルティカとアークティカは同じ大陸であったとされている。


シベリア・クラトン

シベリア・クラトンは約2695年から現在にかけて存在しているクラトンである。シベリア地方の大部分を占めており、原生代初期から地表に存在してきたと考えられている。


インド亜大陸

インド亜大陸とはインド、パキスタン、バングラデシュ、ネパール、ブータン、スリランカ、モルジブの7か国を含む地域である。ユーラシア大陸の一部で半島状に南に向かって飛び出しており、南側は海洋に囲まれている。西側はアラビア海、東はベンガル湾、南にはインド洋が広がっている。

地質的には北部のヒマラヤ山脈とその山麓地方、中部のインダス・ガンジス川平原、南部のデカン高原に大別される。ヒマラヤ山脈は約5000万年前のインド亜大陸とアジア大陸の衝突によって形成され、現在も年間5.5cmの速さで衝突が続いている。その結果ヒマラヤ山脈は年間1cm近い速さで上昇している。

インド亜大陸は半島であること、一つの文化圏であること、ヒマラヤ山脈で他と区切られていることから、地理的にもよく「インド亜大陸」と呼ばれている。プレートテクトニクスではより大きな大陸と接している小さい大陸プレートを亜大陸と呼ぶことができ、インド亜大陸とアラビア亜大陸だけが亜大陸に該当する。


アトランティカ大陸

アトランティカ大陸は約20億年前の原生代にクラトンが形成され、約15億年前に地球上に存在したと考えられている大陸である。アトランティカという名称は1996年にロジャースによって提唱された。アトランティカ大陸を構成していたクラトンは、現在のアフリカ大陸の西部と南アメリカ大陸の東部に存在している。


ヌーナ大陸

ヌーナ大陸は約19億年前に地球上に誕生したと考えられている超大陸で、現在の北アメリカ大陸の主要部分とヨーロッパ大陸の一部(スカンジナビア半島を中心とする)に相当するとされている。


コロンビア大陸

コロンビア大陸は約25億年前に形成が始まり約15億年前まで存在したと考えられている超大陸である。ハドソンランドとも呼ばれ、ローレンシア大陸、バルティカ大陸、ウクライナ大陸(サルマティア・クラトン)、アマゾニア大陸、オーストラリア大陸などのクラトンで構成されていた。

コロンビア大陸は約19億年前の花こう岩を作った大規模なマグマ活動の記録が中央アフリカ楯状地(コンゴ地塊)に残されており、東北大学大学院理学研究科地学専攻博士課程後期3年のガンバット アリアンセッセグさんと同東北アジア研究センターの辻森 樹教授らの国際研究チームによって、その成長の歴史が明らかにされている。コロンビア大陸は超大陸(コロンビア大陸)の縁で成長し、約6億年前に再び超大陸(ゴンドワナ大陸)の一部として安定化したと考えられている。


ローレンシア大陸

ローレンシア大陸は先カンブリア時代(約45億年前~5.4億年前)に存在した超大陸で、現在の北アメリカ大陸の大部分とグリーンランド、スカンジナビア半島の一部に相当する。カナダ楯状地とグリーンランドを合わせたクラトンで、始生代(太古代)から原生代の古い岩石から構成されている。


バルティカ大陸

バルティカ大陸は原生代後期から古生代初期に存在していたと考えられている大陸プレートで、現在はユーラシア大陸の北西部を構成する東ヨーロッパ・クラトンに含まれている。

バルティカ大陸は18億年前にはコロンビア大陸の一部、15億年前にはヌーナ大陸の一部、11億年前にはロディニア大陸の一部、7億5千年前にはプロトローラシア大陸の一部、6億年前にはパノティア大陸の一部を構成していた。カンブリア紀に大陸として独立し、デボン紀にはローレンシア大陸と衝突してユーラメリカ大陸を形成した。


ロディニア大陸

ロディニア大陸はプレートテクトニクス理論によると、約11億年前から7億5000万年前に存在していたと考えられている超大陸である。1990年代にパンゲア大陸よりも前に現在の北アメリカ大陸を中心に世界中の大陸が集まっていたとする復元が生まれ、この超大陸はロディニアと名づけられた。

地球の歴史において、超大陸の分裂と集合は地球表層付近の環境に大きな影響を与えてきた。ロディニア大陸は分裂してゴンドワナ大陸が新たに誕生し、その後にパンゲア大陸が形成された。


ゴンドワナ大陸

ゴンドワナ大陸は約5億5,000万年前の古生代後期から中生代にかけて南半球に存在していた超大陸である。現在の南アメリカ、アフリカ、インド、南極、オーストラリア、マダガスカル島、アラビア半島などを含み、当時の陸地の65%を占めていた。

ゴンドワナ大陸は約2億年前に分裂が始まり、中生代白亜紀末(6500万年前)にはアフリカから南米、南極、インド、オーストラリアの各プレートが離れたと考えられている。その後、大陸が再び集合してパンゲア超大陸が生まれた。

ゴンドワナ大陸はオーストリアの地質学者ジュースが命名し、ドイツの気象学者ウェゲナーが大陸移動説によって説明した。名前の由来はインド中央北部の地域名で、サンスクリット語で「ゴンド人の森」を意味する。

ゴンドワナ大陸の特徴としてはグロッソプテリスなどを含む植物化石群で特徴づけられる地層が共通に分布することや、裸子植物の蘇鉄綱に属するグロッソプテリス、ガンガモプテリスを主体とするゴンドワナ植物群(グロソプテリス植物群ともいう)が広く分布していることが挙げられる。


ユーラメリカ大陸

ユーラメリカ大陸はデボン紀にローレンシア大陸、バルティカ大陸、アバロニア大陸が衝突して形成された小規模な超大陸である。オールド・レッド大陸、オールド・レッド砂岩大陸とも呼ばれる。

ユーラメリカ大陸はイギリスと西ヨーロッパの一部の間にあった海洋(古大西洋)が次々と衝突して形成され、その後消滅した。石炭紀(3億5900万年前~2億9900万年前)には、羊膜類(爬虫類、単弓類)などの動物が生息していた。


パンゲア超大陸

パンゲア超大陸は約3億年前から2億年前の古生代石炭紀後期から中生代三畳紀にかけて存在していた超大陸で、ギリシャ語で「すべての大陸」を意味する。ドイツの気象学者であるアルフレッド・ウェゲナーが大陸移動説を唱えた際に、現在の大陸はもともと一つの巨大な大陸をつくっていたとして命名された。

パンゲア超大陸はやがてそれよりも小さい陸塊に分裂し、さらに断片化して現在の大陸になったと考えられている。地質学的証拠などからパンゲア超大陸は約3億年前ごろに形成され、約2億年前から分裂を始めたことが分かっている。三畳紀末頃に分裂するまでおおむね高温で乾燥していたようだが、2億3400万〜2億3200万年前の200万年ほどは例外的に大量の雨が降ったことが明らかになっている。

また新たな研究により、1億2000万年前頃に現在の南ヨーロッパの下に「第8の大陸」が沈み込んだことが明らかになっている。


ローラシア大陸

ローラシア大陸はプレートテクトニクス理論で古生代から中生代にかけて北半球に存在していたとされる超大陸である。現在の北アメリカ大陸とユーラシア大陸にあたると考えられており、約6600万年前から3000万年前の間に現在の北アメリカ、ヨーロッパ、インド半島部を除くアジアの各大陸に分裂したとされている。


未来の超大陸

アメイジア大陸

アメイジア大陸はプレートテクトニクスによって約2億5000万年後までに地球に出現する可能性がある超大陸の一つである。アメリカ大陸とアジア大陸が衝突して太平洋が閉じると考えられていることから、この名前が付けられた。

スーパーコンピューターを使ったシミュレーションによると、アメイジア大陸はユーラシア大陸と北米大陸が繫がり、アフリカと南米大陸も北半球寄りに移動することで形成され、北極を中心に位置する可能性がある。南極大陸はそのまま残るが、日本列島は北上したオーストラリア大陸とユーラシア大陸に挟まれて超大陸の一部に取り込まれるという予測もある。

アメイジア大陸は現在の大陸に分裂したとされる超大陸「パンゲア大陸」に次ぐ有力な候補の一つとされている。パンゲア大陸は2億年以上前に存在したとされ、ローラシア大陸は白亜紀が終わって古第三紀が進行した約6600万年前から3000万年前の間に現在の北アメリカ、ヨーロッパ、インド半島部を除くアジアの各大陸に分裂したものと考えられている。


パンゲア・ウルティマ

パンゲア・ウルティマは約2億5000万年後、赤道付近で複数の大陸が衝突して形成されるとみられている超大陸である。パンゲア・ウルティマは「最後のパンゲア」を意味し、アメイジア超大陸とも呼ばれる。

パンゲア・ウルティマの形成は地球の環境を大きく変えると予想されている。大陸の位置が変わって1つの超大陸になるだけでも地表温度は大幅に上昇し、パンゲア・ウルティマは赤道周辺に位置するとみられるため、ほとんどの場所が40度以上という非常に高温になると考えられている。また海岸沿いは今よりさらに湿度が高く、広大な内陸部は巨大な砂漠と化す可能性が高くなる。そうなればこの星は十分な植生を提供できず、はるか未来の人類文明や他の哺乳類に安定した食料を供給できなくなってしまうだろう。

パンゲア・ウルティマの形成シナリオは次のとおり。

  • アフリカの北上が進み、ユーラシア大陸と合体する

  • 大西洋の海嶺が沈んで南北のアメリカ大陸が引き寄せられ、ユーラシア・アフリカと融合する

  • オーストラリア、南極も東アジア部分に衝突し、すべての大陸が合体する

アメリカ・イギリス・中国・スイスなどの国際的研究チームは過去に存在したパンゲア大陸をケーススタディとして、パンゲア・ウルティマ大陸の形成により気候がどうなるのかを調べる研究を行っている。


おわりに

超大陸ってパンゲアくらいしか知らなかったけど、ウル大陸はめちゃくちゃ小さいのに“超大陸”なんよね。ちなみに現在のオーストラリア大陸より小さいらしい。

人類に歴史があり世界に歴史があり地球にも歴史がある。当たり前の事だけど、改めて勉強するとやっぱり面白いなぁ。

−おわり−


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