こころ/夏目漱石


この書に対する読む前のイメージと
内容は全く違っていた。

そして、バッドエンドだった。


あらすじ

思うに最後の最後までエゴだったと思う。


なんだか切なくなった。


誰だって弱い部分には、
嫌なことを予感する前には
無意識にエゴ全開な時がある。


ずるく汚く見えたとしても

精神的な意味での、生きるための自然の防衛反応なんだと思う。


誰にでもあって、
必要なことでもある。が

私は自分のそういう部分を許せなくて、よく思ってないので、ここであえて否定させてもらう。

エゴの強すぎる人は、結局自分を守ることに精一杯で人のことなんて考えれやしない。


相手が傷つくとわかっていながらそんなことができるのは、自分の弱さだとその時気づくべきだった。



先生は元々少ない心の余裕を
Kを亡くしたことでさらに少なくした。


その心の余裕のなさで考えられる事は
自殺でしかなかったのかもしれない。


しかし妻を汚したくなかったと、真実を隠して、自殺したけど

はたして、それは愛する妻を想ってのことだったのか。

自分を汚さず妻から愛されたまま死にたかった
とてつもないエゴだったんじゃないかと私は思った。



日常に置き換えて見た時、
私自身にも、
誰かを悪く言ったり、言葉を濁したり、嘘をついた た後
あぁ、これはただのエゴだったなぁと
気づくことがある。


その一瞬は、思い通りにいったり、助かったとしても、


心の中で、モヤモヤしたり嫌な気持ちになり
罪悪感が残る。


つまり、弱い自分を守る行為が
さらに自分を弱くする(自信をなくす)という悪循環なのではないかと気づいた。

エゴだと気づいた時、自分の弱さに気づけたなら
強くなれる一歩になると私は思う。


きっと、嘘をついたりしなくてはいけないくらい自分の余裕がない事って
深く考えみれば自分の弱点に繋がると思うから。





強い人は、あまり、エゴを強く出さない。気がする。


自信があるからあまり必要がないのと同時に
変に自分を守ろうとしないから強くなるのかもしれない。


きっと、エゴは無くすことは出来ないと思う。

でも、
言う前に、周りを巻き込む前に
自分で気づき
ストップをかけることはできる。

気づいたことで
なにか違う一歩を歩めるはず。

私はそうでありたい。

できるかぎり、
自分の心に余裕を持っている事で

自分の愛する周りの人のことを
大切にできると思うから。





そんな感じ。



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