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2ブロック卍デ・スザーク卍徹底攻略解説

こんにちは、オレタン所属プロプレイヤー004です。
先日参加した第10回玉島CSで優勝しました。今年度に入ってから初優勝なので嬉しかったです。
せっかくなので使用した2ブロック構築での黒単デスザークについて解説を書きました。
入門編・中級編・上級編とパート分けしたので、自分には必要ないなーって思うところは読み流して下さい。
僕が身に付けた2ブロックの知見をふんだんに詰め込んだので、重たい記事になっていますが読んだら強くなれると思います!

※この記事はライト版となっています。

〇入門編~デスザークって何するデッキ?~

4 x 卍デ・スザーク卍
3 x あたりポンの助
2 x 追憶人形ラビリピト
1 x 無明夜叉羅ムカデ
1 x ルソー・モンテス/法と契約の秤
4 x 堕魔 ヴォーミラ
4 x 堕魔 ヴォガイガ
4 x 堕魔 グリギャン
4 x 堕魔 グリペイジ
4 x 堕魔 ドゥシーザ
3 x 堕魔 ドゥポイズ
2 x 堕魔 ドゥンブレ
2 x 堕魔 ヴァイシング
2 x 堕魔 ドゥスン

基本的には魔道具を展開→無月の門でデスザークを出し、相手の行動を妨害してコントロールします。

デッキを構成する要素は大きく分けて3つ。
・ボードコントロール
・ハンデス
・リソース確保
です。

・ボードコントロール
《卍デ・スザーク卍》《あたりポンの助》《無明夜叉羅ムカデ》《堕魔 ドゥシーザ》《堕魔 ドゥポイズ》
これらでクリーチャーを除去+後続クリーチャーをシャットアウトしていきます。
序盤は《堕魔 ドゥシーザ》《堕魔 ドゥポイズ》でクリーチャーを処理していき、中盤でリソース源と《卍デ・スザーク卍》《あたりポンの助》を並べて相手の勝ち手段を奪うのがこのデッキの目標です。
闇単色では防ぎきれないカード群を《あたりポンの助》で封じることになります(後述)。

・ハンデス(手札破壊)
《追憶人形ラビリピト》《堕魔 グリペイジ》《堕魔 ドゥスン》
手札を減らすことで相手の動きを鈍らせ、こちらの動きを通しやすくなります。
基本的にゲームが長引くほど優秀なリソース源があるこちらが有利になります。
《堕魔 ドゥスン》は直接的な手札破壊ではありませんが、マナへカードを置くか除去を使わせることで実質ハンデスとして働きます。
3ターン目に《堕魔 グリペイジ》を出すのか《堕魔 グリギャン》を出すのかは難しい問題ですが、慣れるまでは《堕魔 グリギャン》→《堕魔 ヴォーミラ》or《堕魔 ヴォガイガ》の流れを意識して《堕魔 グリギャン》から出すのが良いと思います。

・リソース確保
《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ヴォガイガ》《堕魔 グリギャン》《堕魔 ヴァイシング》《堕魔 ドゥンブレ》《ルソー・モンテス/法と契約の秤》
《堕魔 ヴォーミラ》がこのデッキの屋台骨で、魔道具の使い回しによるソフトロックを可能とします。2ブロック環境には《メガ・マグマ・ドラゴン》のような全体除去が少ないため、2体並べて互いを蘇生できる状況を作るとリソースが途切れません。
最初はできるだけ《堕魔 ヴォーミラ》を並べるプレイを目指してみて下さい。
《卍デ・スザーク卍》の門には使い終わった《堕魔 ドゥシーザ》《堕魔 グリペイジ》などを使って、場に《堕魔 ヴォーミラ》を残すのが重要です。どうしても《卍デ・スザーク卍》を出さなければいけない場面でなければ《堕魔 ヴォーミラ》を門に使うのは避けましょう。
《堕魔 ヴォガイガ》は強力な効果ながら墓地肥やしが強制なため、こいつを使うために山札の消費を抑えたいところです。目安としては墓地に魔道具が5枚程度と《卍デ・スザーク卍》があれば《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 グリギャン》の墓地肥やし効果は使いません。

この3つの軸を組み合わせながら相手よりリソースを多く稼ぎ、ゲームを掌握します。
相手によって取りたい戦略は変わりますが、大抵の場合で場に《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ヴォーミラ》《卍デ・スザーク卍》を目指しましょう。
盤面が出来上がると、墓地から魔道具を出して効果を使う→墓地から《堕魔 ドゥポイズ》を出してこの2体を破壊し再利用するソフトロック状態に持ち込めます。
よく自壊するカードとしては《卍デ・スザーク卍》《あたりポンの助》《堕魔 グリペイジ》《堕魔 ドゥンブレ》が挙げられます。
《卍デ・スザーク卍》の門要員として墓地から置く魔道具の優先順位は
《堕魔 ヴォーミラ》以外のカードの2枚目>《堕魔 ヴォガイガ》>《堕魔 ドゥスン》《堕魔 ドゥンブレ》《堕魔 ドゥシーザ》>《堕魔 グリギャン》《堕魔 グリペイジ》>《堕魔 ヴァイシング》《堕魔 ドゥポイズ》
です。状況によって多少変わりますが、どれも1種類ずつ墓地にあるとベストでしょう。《堕魔 ドゥポイズ》は場の《卍デ・スザーク卍》を解体して再構築する動きで魔道具を組み替えられるので、門素材に使うのは切羽詰まった状況か2枚目が墓地にある時です。
ジョーカーズ相手には《バイナラドア》や《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》で魔道具がデッキに返されてしまうので、普段より積極的に墓地肥やしをします。門素材も墓地を肥やせるカードを大事にしたいです。

場を固めたら相手の受け札に合わせて1枚ブレイクしてターンエンドか、《あたりポンの助》でトリガーを指定して一斉攻撃かを選んで確実に勝ちにいきます。

〇中級編~メタゲームの中でのデスザーク~
自分の動き方が分かったら、次は相手のデッキを知りましょう。
双極編1弾環境では以下のデッキタイプがよく見られます。
・ジョーカーズ(ガンバトラー、ジョラゴン)
・デスザーク
・グスタフループ
・トリガービート
・轟破天
・クラッシュ覇ジョッキー
・白ゼロサッヴァーク

デスザークの立ち位置としては、自分より早い相手(ジョーカーズ、ジョッキー)には不利。遅い相手(トリガービート、グスタフループ、轟破天)には有利。ざっくりそんな感じです。
早い相手にはこちらの手札と相手が《卍デ・スザーク卍》を乗り越える手段を持っているかどうかで変わってきますが、綺麗に回られると辛いゲーム展開になります。
遅い相手には2ブロック最強リソース源の《堕魔 ヴォーミラ》が機能すること、《あたりポンの助》が間に合うことから基本的には有利に立ち回れます。

一般的な構築の各対面で意識したい内容は次のようになります。

・ジョーカーズ(ガンバトラー、ジョラゴン)
ボードコントロール>ハンデス>リソース確保
《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》《ガヨウ神》に対抗するためのカードとして《追憶人形ラビリピト》を採用していて、4ターン目《追憶人形ラビリピト》→5ターン目《卍デ・スザーク卍》が決まると相手のリソースが切れて勝てます。《追憶人形ラビリピト》を引けていないゲームではボードコントロールしながら《卍デ・スザーク卍》を立てることを目指します。ゆっくりしていると《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》でバトルゾーンが壊滅してしまうので、一度制圧したら殴れるタイミングで殴るのも重要です。次のターンで勝てるように数枚シールドを割ってターンを返すこともあります。
《堕魔 ドゥスン》が意外と刺さります。出せる時出します。
相手の墓地にカードがなければ2ターン目の《ヤッタレマン》は放置します。《パーリ騎士》の種を作らせないためです。次のターンに処理します。※ジョーカーズを使ってる人からしたら手札にマナに置けるカードと《パーリ騎士》があるならあえて《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を撃たずに次ターンに撃つプレイがあるってことだぞ!
《あたりポンの助》はあまり使いませんが、出すタイミングがあれば《ジョット・ガン・ジョラゴン》を宣言します。今の裁定では《ジョット・ガン・ジョラゴンJoe》の効果も一緒に無効化することができます(宣言された名前を含んでいるため)。また、トリガーケアとして打点がちょうどの時は《バイナラドア》、過剰打点が用意できているときは万一に備えて《終末の時計 ザ・クロック》を宣言することもあります。

・デスザーク
リソース確保>ボードコントロール>ハンデス
ミラーマッチでは《堕魔 ヴォーミラ》を巡る駆け引きが決め手となります。
《堕魔 ヴォーミラ》を除去する手段としては《卍デ・スザーク卍》を出すのが主になります。
つまり、《堕魔 ヴォーミラ》出る→《卍デ・スザーク卍》で《堕魔 ヴォーミラ》除去する→《卍デ・スザーク卍》で《卍デ・スザーク卍》除去する を延々と繰り返していくことになります。
墓地に魔道具は勝手に落ちていくので、《卍デ・スザーク卍》を出すコストは場の魔道具2枚です。1枚から《卍デ・スザーク卍》を作れるカードは《堕魔 ヴォーミラ》《堕魔 ヴォガイガ》《堕魔 ヴァイシング》《堕魔 ドゥンブレ》で、これらのカードのキープ順位は高いです。
また、《卍デ・スザーク卍》を素引きしてマナに置くタイミングは難しいです。相手の《卍デ・スザーク卍》はこちらの《卍デ・スザーク卍》で除去するしかないので、墓地か手札に1枚はキープしておきたいです。
魔道具以外のカードを出すことは盤面の魔道具を減らすことと同義。トップ《堕魔 ヴォーミラ》から2コス魔道具に繋げるパターンを意識して6マナまでは伸ばしておきたいので、無駄にできるリソースはありません。
《一番隊 バギン16号》を採.用している場合でもミラーマッチでは出しません。非常に除去されやすく、魔道具で無いカードを展開するのはリソースが途切れる原因になります。
《堕魔 ドゥシーザ》は2体出すことで《堕魔 ヴォーミラ》を破壊でき、《卍デ・スザーク卍》と合わせて《堕魔 ヴォーミラ》2面を除去できる唯一の解答となり得ます。雑に使うと勿体ないです。
トップ《堕魔 ヴォガイガ》を無駄にしたくないため、《卍デ・スザーク卍》と魔道具2枚が落ちたらもう墓地肥やしはしません。ゲーム中盤にデッキが12枚以下になると《堕魔 ヴォガイガ》はもう出せないです。効果で確実に強い盤面が作れること、残りデッキ枚数で相手を倒しきれることを確認してから出さないとデッキアウトで負けてしまいます。
ゲームの決着は除去が途切れて《堕魔 ヴォーミラ》の数に差が生まれた時点です。基本的にトリガーはほぼ入っていないため(入っていたらミラーマッチのシビアなトップ勝負に勝てないのでゆっくり打点を組めばよい)、6打点作ればほぼ勝ちです。ビビッて攻撃をためらうとせっかくの打点が無駄になることが多いです。
《あたりポンの助》は自身にも効果が及ぶため使い方が難しいですが、シンプルにパワー6000Wブレイカーなのが強かったりします。《堕魔 ドゥポイズ》も場に残せるとプレッシャーをかけられます。《堕魔 ヴォーミラ》の削り合いから一歩進んだ6打点を組む意識を持つとちょっと勝率が上がると思います。
また、この構築では《あたりポンの助》で《卍デ・スザーク卍》を指定されても除去が飛ばせるカードとして《無明夜叉羅ムカデ》を採用しています。カードパワーはそこそこのカードですが、名前が散っていることでメタカードを潜り抜けることができます。ミラーマッチでは自分から《あたりポンの助》で《卍デ・スザーク卍》を指定することで自分だけ除去を飛ばせる状態を作ることもできます。
練習量がものをいうのでぜひ友達とやり込んでみて下さい。ミラーマッチの練習はデュエマが上手になります!

ここから先はオレタンブログにて掲載いたします。
まだまだ半分程度の分量が残っていますので、ぜひリンク先に飛んでみて下さい。

デュエマを楽しむために文章を書いています。