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宇宙兄弟を見てパイロットになる決意を固めた話

兄とは常に弟の先を行ってなければならない。

これは宇宙兄弟の作中の有名なワンフレーズだ。

宇宙兄弟を初めて見たのは中学生の時だった。日曜の朝7:00からというハードな時間帯であったが部活に行く前、朝飯の納豆トーストをほおばりながら見た。全部で99話あるのだが記憶にあるのが半分ぐらいであった。しかし最高に心震えた記憶は鮮明に残っていた。機会があればいつかもう1度見直そうという決意をしつつも、中々見る機会を得られなかった。それを今回ステイホーム期間で行うことができた。

そして見た感想

とにかく震えた。これを見ない人生じゃなくて良かった。 
 

注目すべき点は、とにかく名言が多い点だ。人生の教科書とも言える心揺さぶられるような、そして一生心に留めておきたいような名言が数多くある。そのいくつかを紹介したいと思う。

本気の失敗には....価値がある
南波 六太


世の中に絶対はないかもな。でもダイジョブ俺ん中にあるから
南波 日々人

空は誰のもんでもない。人生は自分のもんだ。人生はコントロールが効く。
デニール・ヤング


先のこと考えるのやめたんだ。わかってたけど...大事なのは結局...今だ今この訓練がどうやったら最高のもんになるかだけを考えることにした。やった事はきっと俺らの力に変わるはず。だからケンジ、ちょっとだけ無理な事に挑戦してこうぜ。
南波 六太


グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる 誰が一番強いか答えを知ってる奴はいるか?
南波 六太


 宇宙兄弟を見て、自分の心の奥底から湧き出てくる気持ちを大事にしたいと思った。それは僕の場合、間違いなくパイロットになることだ。自分の手で空を飛びたい。そう思ってから引き返せる人は多くないと思う。僕も引き返せなかったうちの1人だ。引き返すつもりは一切ない。もし、このnoteを読んでくれてる人でこの気持ちを持ってる人が居るとすれば、とても大切にして欲しいと思う。


 六太が宇宙飛行士を目指して行く過程がボクがエアラインパイロットの訓練校に入るために勉強し続けた日々と重なって思えた。度重なる試験を突破して行くたびに空港で同じ飛行機を見てもその度に想うことが異なった。そしてどんどん現実味を帯びてくるパイロットという夢。そんな過程が六太の宇宙飛行士選抜試験と重なって、六太が最終合格した際には思わず私も涙した。

これまでどうだったか、これからどうなるか。これらを一旦隅に置いて"今"に全神経を集中させて生きていこう。そうすれば必ず後悔することはない。あらためてそう決意した。


宇宙兄弟は、空に憧れた"あの日"のことを思い出させてくれる最高の作品だった。