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【#022】Mのために

「斎藤は出勤だな」

その一言で久々の土曜出勤が決まった。5年ぶりくらい。

土日は休んでいたい、というこだわりも特に無いので抵抗もなかった。

むしろ休みを何の予定もなくダラダラと家で消費も生産もせず、意識と無意識の狭間に生きるゾンビのように過ごしてしまうくらいなら無給だとしても労働を課されたマシだと思ってしまうし、それが労働でなかったとしても心身に何かしらの負荷は常にかけていたいと思う派だったりする。

そんな事書いていると自分はあぁM気質だなぁ、と。

よくよく考えれば好きな女性アニメキャラも東京喰種のトーカや新世紀エヴァンゲリオンのアスカであったり、シュタインズゲートの鈴羽とか古くはサイコメトラーEIJIの志摩刑事など、男勝りで言葉遣いが荒々しくサディステックだけれども、ふとした瞬間に可愛さと優しさと闇深さを見せてくれるキャラクター達である事に気づく。


話を戻して、

さっき言った「予定なく休日を過ごすくらいなら無給で働かされた方がマシ」というのは職場環境によって大分左右される。

新卒で入った会社は日給の倍の金額を払ってでも行きたくない日もあったし。

理由を考えてみると、ひたすら余裕が奪われる環境だったからだと思う。

1秒でも遅刻すると給料から5000円引かれて始末書便箋3枚書かされ、持っていくと破られ書き直しを命じられた。仕事はスピードばかり求められ、その結果間違えると怒鳴られ、クレームの電話もかかってくるし、調査で同業者の拠点に行くと睨まれるし、ヤクザがお客さんとしてやってくる。

つまりは自分が大事にしている「まぁいっか」の精神で自分を保つ事が不可能な職場だった。

その環境が悪かったと言うつもりはないし、ストイックな環境で働ける人達はホントすごいと思う。

会社という組織は利潤を生みださなければならず、利潤を効率よく生み出す方法は業種や経営者の手腕により異なる。それがたまたま自分のM心の許容範囲を超えていただけ。それだけの話。そんな時もある。

というわけで、自分を変える事も大事だけ自分のM心のために環境を選び続けていく事が重要だと思う昨今です。
(また何の話かよくわかんなくなった。。。)

続く

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