能力・才能について考える

能力・才能について考える。

SFっぽい話になってしまうけど、たとえばみんな生まれつき足が悪くて、みんな車椅子に乗って生活している世界があったとする。そして、その世界で自分だけが足が良く、自分で歩いたり走ったりできるとする。

そういう世界でどう生きるのが正しいのか?
3つぐらいやり方が考えられると思う。

1つ目は、足の悪い人たちをバカにして生きるという方法である。

2つ目は、なぜかこれが一番多いのだが、本当は足が悪くないのに足が悪いふりをしてみんなと同じように車椅子に乗って生活するという方法である。
この方法を取る人の中には、自分で健康な足を折ったり切断したりしてしまう人もいる。たくさんいる。

3つ目は、足が良いのをみんなのために役立てるという方法である。
「ここからここまで重い荷物を急いで運ばなくてはいけない」という車椅子の人がいたとき、「ボクが走って運びますよ」と言う。
「高いところにあるものに届かなくて困っている」人がいたら、高いところまで登って行って代わりに取る。

神様は、「あなたになんの能力があるか」は割と早い段階で教えてくれるけど、「それを何に活かすか」の話になるとなぜか口ごもってなかなか教えてくれない。それがなぜなのかはボクにはいまだによくわからない。

ぼくは長い間1つ目の方法を取ってきた。みんなをバカにして関係を絶っていた。
でもやっぱりそれは違うと考えた。
かと言って2つ目の方法も間違ってると思う。
3つ目の方法をとって生きていこうとある時から決めた。

別に感謝されたくてやってるわけじゃないけど、3つ目の生き方をした結果、イヤな目にあって1つ目の生き方に戻りたくなったときもないわけではないけれど、3の生き方でこれからもがんばっていこうと思う。

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