日本語が難しい話

題名の通り、日本語って難しい。英語を好きでずっと勉強してたり、仕事でもずっと英語を使ってた弊害というか、日本語は話せて当たり前でしょ?みたいな、もちろん当たり前なんだけど。そんなわけで、日本語の言葉選びと言うか、使い方みたいなことを真剣に考えたことがなかった。4月に転職してきた職場が、思ったよりも日本語で記事を書いたり、SNS投稿をしたりする場面が多い。こちらが伝えたいこと、読み手の受け取り方、メッセージの温度感など。そういうのを上手く汲み取って伝えるという能力が全然足りて無いなと痛感する今日この頃。

自分はまじで他人に対する思いやりがベースとしてない。わがままに育ってきたから、この年になってそういうのの大切さに直面している。例えば誰かに何かを伝えるときも、自分の中で勝手に情報を補完して、これで伝わるでしょ?この言い方で理解して?という自分中心のコミュニケーションで生きてきた。それが私生活なら全然それで問題なくこの年までやれてきた。が、こうやって日本語をきちんとメディアというか、大勢に向けて発信する側に初めて立ってみて、何千何万という人に見られるものを自分が作り上げるという時に、俺の日本語力がいかに低いかというのを思い知った。

今の仕事では、自分の書いた記事なりSNS投稿なりを、上司に必ずチェックしてもらう。そこでOKが出ない限り、絶対にそれは世に出ない。まじで毎回10回以上も、これがだめ、この言い方おかしい、伝えたいことがぼやけてる、言葉のチョイスが重すぎるなど言われて、全然上手く出来ない状態。結局は上司の手直しが9割くらい入ったものが世に出ている。まじで情けないと思うし、現状この仕事が一番苦手で、回ってくるたびにとても心が重くなる。

それが不満とかそういう話ではなくて、こんなにも上手く出来ない自分に心底呆れる。まじで英語より日本語の方が難しい。これも俺視点から見たらそう思ってしまうんだけど、結局はコミュニケーション能力の低さなのかなと思ったりもする。どういう伝え方をしたらいいかとか、見る人に伝わりやすいとか、そういう所への配慮が圧倒的に足りない。

今まで恥ずかしながら本当にそんなことを考えてこなかったもので情けない。ただやはり唯一の救いは、職場の上司たちがとても優しいところ。俺が頓珍漢な文章を提出しても、何がだめか、どこを改善すべきか、きちんと教えてくれる。まじで優しい。優しいからこそ上手く出来ない自分がとても情けない。胃が苦しくなる。

ただこれも、上手く出来てる人もいるけど、俺は多分それに慣れられるのにめちゃくちゃ時間がかかってしまうと思う。ただ、誰かが言ってたけど結局何かの能力を身に着けるのに、その習得が早かろうが遅かろうが、身についてさえしまえば1ヵ月で出来る人も、1年かかる人も着地点は同じことなんだ、という言葉に救われている。俺は器用ではないから、他の人より習得に時間がかかると思っている。もちろんそのための努力は惜しまないけど、ただやはり元がポンコツなので時間はかかってしまう。けどその能力を身につけられた時には、プラスαの自分の強みを活かして活躍したいなあとか思ったりする。

そんなわけで、仕事ではずっと日本語難しい、英語の方がよっぽど楽だと思いながら生きている。つまるところ言いたい事は、こうやって俺みたいなやつにもずっと挑戦する機会をくれて、失敗するたびに見捨てないで支えてくれて、そんな上司や今のチームがとても好きだという事。はやく手間がかからない人材になって、もっとチームやゲームを遊んでくれている人に貢献したいなという事が一番のモチベーションになっている。

転職して、このチームに入って本当に良かったなあ。

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