part2 ギラギラの営業会社に入ってしまった 国立大教育学部卒
意外と反響があったので、
営業時代のことを、気が向いたら書いてみようと思うー☺️
(誰かの心の栄養になりますように)
part2
当時、上司は何人かいたけど、
厳しい人が多かった。
営業と一口に言っても様々だけど、
私が入社した会社は
ギラギラしているベンチャー企業で、
「訪問販売(通称:ほうはん)」上がりの
生え抜きの営業マンしか残れないような会社だった。
(社長自身が訪販上がりで、ルックスと人心掌握術がピカイチで、子供向け学習教材のトップセールスを経て会社を立ち上げた人だった)
因みに、なぜこの会社に入ろうと決めたのかというと、
求人広告の「商品PR、アドバイザー」と書いてあり、破格の給料+1ヶ月以上の大型連休が年2回という条件に釣られた🤣
毎年海外で2週間くらい勉強したいな〜と思っていた条件にピッタリ当てはまったからだ。
(営業職だと知らなかった 笑)
月収+売ったぶん歩合がもらえるのだけど、
表彰式で、みんなの前で
歩合が分厚い札束で、手渡しされるという経験は昭和っぽくて面白かった😂
でも、個人のお客さん相手に、
「100万の物を売る」のが、
どんな接客業のバイトもろくに出来なかった小娘の自分には、はじめは難しかったーー😭
車やテレビなら必需品でも、
私の会社が扱っていたのは健康系の商材で、一般的にちっとも普及してないものだったからだ。それを、出張して一人で販売するのだけど、
話を聞いてもらえないのは普通で、
チラシは受け取って貰えないのは当たり前で、
利用したことない人から「詐欺だ」とわざわざ店にいちゃもん
付けに来られるのはよくあることだった。
その時学んだことは、
売れないのを商品や、自分の素質のせいにしちゃいけないということ。
それは、当時
0.002%切る普及率だった。
ということは、毎日新しい20人にPRして、50日間でようやく2人の購入者に当たるという計算だ。
だから、宣伝をしていると
「家にある」「急いでる」と体よく断られるけど、実際に買った人はほぼいないのだ。
無視されたり、
馬鹿にされたりすると、
“自分は嫌われている😢”
と、自信をなくしてしまう。
“売れない商品を売らせる会社が悪いんじゃないか😢”
と、商品の事を嫌いになってしまう。
上司のY(鬼上司、でも営業力ある)
が初めに教えてくれたのは、
「日高、お前はブスやねん!スタイルも悪いし、話もおもろくないねん!
お前がアイドルみたいな美人なら、お客さん自分から話聞きに来るで。でもちゃうやろ❗」
「自分の話も、商品の話も、健康の話も初めからするな!何も売るな!
明るくて、なんだか元気がもらえて、オモロイ場所。そんな、毎日来たくなる店をまず作れ!🏠」
来た人の顔や、名前、誕生日や趣味は必ず覚えること。ペットの名前も。太陽みたいな笑顔を与えること。相手に興味を持って、話をひたすらひたすら聞くこと。
手相を覚えて見てあげたり←結構ウケる
動物占い見てあげたり、
人気の芸人のマネをしたり。
「話を聞いてくれない」から、
「話を聞きたくなる人」になれ。
こっちの方を向いてもらえるまで、
毎日閉店後にお客さんの名前とカウンセリング内容を暗記して…
でも1000人とか、正直大変でした🤣🤣🤣
とはいえ、元々
「他人に全く興味ないクズみたいなフリーター」だった私だけど、
サービス精神も人への興味も、
一つの技能なのだと知った。
そして、ここで手を抜かなければ
日本中わりかしどんな田舎でも、
3ヶ月後には1日の固定客が300人になり、
入店まで30分待ちの人気店になり、
商品の価値が上がりほんまに売れていくけど、
お客さんへ気持ちを手抜きをし始めると、どれだけトークしても巻き返せない😭
(口先でひっくり返せるほどお客さんは馬鹿じゃない、人間性に敏感に気づかれる✨)
それは今、自分の店舗をやっていても活きている。
リピート率を上げるのは、顧客満足感で、
期待以上の感動があると、
お願いしなくても口コミをしてくださるのだ。
私の周りには、
女性の起業家さんとか、ちょっと何かやりたいって人が沢山いて、
価値があるサービスを提供してるけど
心が折れてやめちゃう人もいる。
特に新しい価値観を啓蒙していく仕事は、すでにニーズがあるわけではないから、はじめ少し大変なんだ。
でも声を上げ続けるのが大事なんです。
SNSで簡単に集客しようとか、耳障りのいい言葉につられても、
やっぱり継続力と、熱意が最後は物を言うと思います。
あなただから、と言ってもらえるには、
相手にどれだけ与えられるか、だと学ばせてもらった。
値下げするより先に、与えられるものが本当はあるよ。
そんな話でした。
上司Yは、とんでもない人なので
またネタにします笑
#元営業マンのつぶやき #笑顔と気遣いは一円もかからない#お陰様
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