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SOPHIA完全復活~2023.1.8~

2023年1月8日 大阪城ホールライブ「Return to OSAKA」。
声だしがついに解禁となり、充くんが「詩ってくれよ」と呼びかけ、黒ちゃんは「覚悟しとけよ」と煽るライブ。
10月11日の武道館ライブは、とにかく緊張して感動して泣いた。あの日はそういう日だったのだ。だから今回は思いっきり全力で、大好きなSOPHIAのライブを楽しみたい。そんな覚悟を持って私はライブへ向かった。



開演時間を少し過ぎ、暗転した会場に流れる「愛の賛歌」。武道館での私はこの時点で号泣した。でも今回は、愛の賛歌を聞き過去の映像を見ながら、SOPHIAと共に過ごしてきた長い時間を、自分の思い出と共に振り返った。
あの時のライブ、あの時の気持ち、手に取るように思い出せる。感傷に浸りながら、こうして今日ライブに来られた幸せ、5人に会える喜びを全身で感じて、思わず身震いした。

イントロが流れ、暗い舞台に光が差す。この曲は、アルバム「マテリアル」の…と思い出していると、歌が始まる。そうだ「贈り物」だ…この一曲目は誰もの予想を超えたに違いない。
『吹きつける嵐から 愛する人を胸に抱き締めて 海をわたる日が いつかきっと君にもくるから』と優しく伸びやかな歌声が響く。自分は何も変わってないのに、いつの間に時が流れて大人になったんだろう、と不思議な気持ちになった。でも大人になった私のそばに、またこうしてSOPHIAがいる。充くんの手のひらから漏れる光を見つめながら、そんな幸せな気持ちを受け取った。

「1、2、3、4」のカウントから「-&-」が始まる。イントロが流れた瞬間、私は嬉しさのあまり両手を高く広げて、思いっきり手を叩いた。歌詞もメロディーも大好きなこの曲。ライブでこの曲に身を任せて手を叩くと、本当に何もかもから解放された心地になる。『悪い奴らの世界を守る 悪い奴らもヒーローなのか』仮面ライダーエターナルのポーズを決める充くんの姿を見ながら、共に月日を重ねたことも感じた。ジル君のギター、都さんのキーボードの間奏に合わせて私は両手を突き上げ、心から満たされた気持ちになった。

続いた曲は「ミサイル」。ももいろ歌合戦で魅せたSOPHIAの圧倒的なパフォーマンスがカッコ良すぎて、ライブで絶対聞きたいと思っていた曲。「大阪ー!」と叫ぶ都さん。『生まれつきのHERO』で並ぶ充&黒に興奮が止まらない!この曲を初めて聞いた時の色んな衝撃を思い出しながら、今はただ拳を突き上げて、ロックなSOPHIAを感じた。

そして「brother&sister」。イントロで順番に奏でるメンバーのソロ。ベースの響きとプレイする黒ちゃんの姿に痺れすぎて、思いっきり跳び跳ねたのは私だけではないはず。(そして黒ちゃんのフードから猫がみえる可愛さ…)客席の方へ手を伸ばし、足をかけて激しく歌う充くんの姿も変わってない、大好きだ。曲のラストはドラムのビートに合わせ、無我夢中で頭も腕もふってしまった。

そして、あのメロディーが。ジル君も腕を振ってギターを奏でる。「行くぞ、大阪城ホール!」「オーライ、アーリーサマーレイン!」の掛け声に、銀テープが舞った。間奏では充くんが舞台の下に降り、思いっきり走る。『アーリーサマーレイン!』みんなで声に出して歌える。ああ、なんて楽しいんだろう。この時をずっと待っていた。『せつなさも流れていけ』そんな歌詞のとおり、ただただ楽しい気分になった。



リハーサル映像と共にメンバーのインタビューへ。「SOPHIAっていう一人の人物が帰ってきた」と話す都さん。「どれほど自分にとってSOPHIAというステージが生きる支えになっていたか」「メンバーもスタッフもファンも、自慢」と充くんは話してくれた。

ギターフレーズとともに「君と揺れていたい」が始まる。充くんは少しはにかんだ優しい笑顔で、一人一人に語りかけてくれるように歌っていた。『いつのいつの日にも風に揺られて 君と揺れていたい』という愛に満ちた歌詞。「ずっとSOPHIAと共にいられますように」という気持ちで、私の胸はいっぱいになった。


続く「EternalFlame」。キーは下げていたけど、武道館で聴いた時よりも、ずっとずっと伸びやかに感じた。『思いえがく』『振り帰らない』は、昔のまま大好きな歌い方だった。ジル君のソロも、都さんのソロも本当に素敵で、この空高く、この幸せな空間がどんどん広がっていくようだった。


武道館でも流れた復活までの経緯を綴る映像に、「2023.1.8今日 始まりの場所大阪で やっと取り戻した あなたの声と共に SOPHIA完全復活」というメッセージが加わる。ブルースハープから始まる「Likeforever」。一言一言噛み締めるように歌う充くん。目には涙があふれているようにも見えた。メンバーのコーラスも響き渡り、みんなで歌うこの曲。最高の景色だった。

暗転からの「ALIVE」。武道館で聴いたときは、充くんはこれまで自分自身が抱えてきた葛藤や苦しみを吐き出すように歌っているようだった。でも今回聞いた「ALIVE」は、生きる苦しみからも立ち向かう強さを伝えてくれるようだった。

今日の会場の様子やリハーサルの映像と共に、メンバーのインタビューが流れる。「大阪でできる喜び」を語るトモ君。「自分の音楽のポテンシャルを自由に表現したい」と話すジル君。「9年間できなかったことを確実にやりきりたい。2023年は暴れます」と充くんは話した。


そして都さんのイントロが始まり、高まる興奮。え、何の曲?もしかして?「進化論」だ!!鳴り響くファンファーレに心が踊る。充くんの衣装と絆創膏がなつかしい。(あれ、ジル君の胸元が開いてる!!)進化論、なかなかライブで聴く機会はなかったけど、こんなにカッコ良かったなんて…SOPHIA進化しすぎてるんじゃないかという気持ちにさせてくれる。間奏で指揮する黒ちゃんに興奮し、エスパーから仮面ライダーになった充くんと懐かしい振りを一緒に踊り、またしても最高な気持ちになった。

充くんの「歌ってくれよ!」が響き、「黒いブーツ」が始まる。「カモンsay!」充くんの呼び掛けも、一段と大きく嬉しそうに聞こえた。「ゴキゲン鳥」ではジャンプしながら歌う充くんが可愛い。会場中が都さんとポーズを決め、跳んだ。




2023年の初MCを決めるくじ引き映像が流れる。最初に登場したトモ君は、「黒いブーツでグッと来た。」と話してくれた。ジル君に促されてトモ君が台に乗り、二人がキスしてしまうのでは、という流れについ悲鳴があがる。

次はジル君。「みんなの声聞けて最高ー!」「俺のハートも完全復活!」「時空を超えて青春しようぜ!」「ロックしようぜ!」ストレートな言葉に熱くなる。

「お久しゅうございます」から始まった都さん。「声だせてるもんな、ぐっとくるわ、やばいわ」と話す都さんに、私も嬉しくなる。ちゃっかりおおさカレーの宣伝も。

黒ちゃんは「黄色い声を期待したのに、茶色い。」と話す。そして着ている Tシャツを「ジェントル(優しさ)+キュート(可愛さ)=俺(両手で指差し)」と紹介。(可愛い…可愛すぎる!)
「半分終わりました、えーじゃねぇっつの、楽しんで帰ってください。」と締めた黒ちゃんのMCが、武道館よりも黒ちゃんらしくて嬉しくなった。

ラストは「2023年最強運勢を持つボーカリスト松岡充です。」と充くんが登場。「当然のごとく僕が1位」と、昔のままの感じでメンバーの順位をいじって楽しんでから、声だし解禁の話に。

「今日ようやく、みんなの声が聞ける。日本全国から集まってくれてありがとうございます。」と話し始めた充くん。
「大阪城ホールに立たせてもらえることが本当に幸せ。それはここにいる人、見てくれている人達がSOPHIAの音楽と一緒に過ごしてくれたから。」
「SOPHIAのことが好きと言ってくれるのも嬉しい。でも一番は、SOPHIAと出会った頃のキラキラした自分をもう一度感じたいと思って、集まってくれるのではないかと思う。
「みんなもそれぞれの人生があると思う。それぞれの毎日の端っこにSOPHIAがあったら。」そんなことを話してくれた。



 
「よく集まってくれた。本当に嬉しい。ここにいる人達一人残らずSOPHIAnsで、一人残らず俺たちのヒマワリです。」からの
「ここに咲く ヒマワリ達に 送ります」

『いつも一人じゃ何もできなかった』で向かい合う充&黒に、思わず叫びたくなる気持ちに。充くんが腕を伸ばし、ひまわり畑の中で気持ち良さそうに歌う。会場中が幸せの風に揺られてヒマワリをふる。きっと今ここが、世界で一番綺麗なヒマワリ畑だと思った。

そのまま「KURU KURU」へ。都さんの弾けるようなキーボードに身体が自然と踊り、また私は跳び続けて脇腹が痛くなるほどだった。


「ライブも終盤だけど、会いたかったぜー!!」と叫んでから「ごめんな、9年待たせて。」と、充くんが話し始める。
「9年が永遠に感じる時もあった。こうしてメンバーが揃って、何にも変わってないと感じる。」
「目の前にいる人、全国で見守ってくれる人、俺たちの周りにいる人、いなくなったけど一緒に作ってくれた仲間達に心から感謝することが、再始動したSOPHIAの役割だと思っている。一人一人に心を込めて感謝できれば、人生が報われる気がする。いつまでできるという約束はできないけど、やれる限り感謝をつなげていきたい。」涙を浮かべながら話してくれた。

「次の曲は大好きな曲」と紹介し、漢字の書き方を「ちしゅとへんぷく」と説明する充くん。「せーの!」で、みんなで「ちしゅとへんぷくー!」と叫び、私の大好きな「蜘蛛と蝙蝠」が始まる。『一つ一つ大切なんです』指先まで伸ばして歌う充くんの姿がカッコ良い。そしてファンが歌うパートへ。ずっと歌いたかったこの曲。向けられたマイクに向かって、私は一つ一つの言葉を心から歌った。


「行けるか大阪!声を聴かせてくれー!」と充くんが叫び、「GJEscape」。声出しライブと分かってから、この曲が聞けるのではないかとかなり期待して、予習しまくっていた私の気分は最高潮になった。

充くんが舞台から降りて走り回りながら歌う。
オンギター!で、ジル君が台へ。
オンベース!で、黒ちゃんが台の上で投げキス!(横でポーズするジル君)
オンキーボード!で都さんも台へ。
俺の場所がないといじけた感じの充くんも台に上がり、4人が並ぶ。
最後はオンドラムス!スクリーンに出る「赤松!」にうれしくなる。
ずっと見たかった楽しそうな5人の姿に興奮が止まらない。

「次はみんなの番だぜー!お前らの声を聞かせておくれよ!」の充くんの声に、懐かしさが止まらなく、メンバーもファンも盛り上がる。
ステージ下でジル君は柵に乗ってギターを弾き、都さんも踊りながら弾いている。(その後暴れすぎていたからか、二人は緊急召集。)
黒&都が並んで、ステップを踏みながらプレイする姿が最高にたまらなくて、私はこの9年で一番騒いだ気がした。

そして「今世界で苦しんでいる人に 今一生懸命戦っている人に 目の前にいるみんなに 神のご加護がありますように」と始まった「GODBLESS」。この流れに思わず泣いてしまいそうな気分になった。

どうしてもこの曲を聴くと、1回目のSOPHIAの活動休止のことを思い出す。あの時、涙を流しながらこの曲を歌い、「SOPHIAにまた会えますように」と心の底から願った。月日が流れて、もう二度と会うことはできないと思った時もあったけど、今日この場所でこの曲が聴けることが奇跡だと思った。会場と一体となり、思いっきり手を振りながら、心が震えて感謝が止まらなかった。



「(声が聴けて)めっちゃ嬉しいー!」と話す充くん。「エンターテイメントが本当の力を発揮する時代が来ると思っている。だからこそSOPHIAを復活させなければと思った。勝手に動き出したけど、5人が同じように思ってくれていたことが本当に嬉しかった。」
「この5人がこの世の中に対して、少しでも笑顔が増える活動ができればなと。あの頃よりも何だってやろうと思っている。それぞれがそう思っていると思う。」そんな嬉しい充くんの言葉を、聞くことができた。


「まだ心の中にくすぶっている情熱を持っている奴らに贈ります。」
力強い「オーライ、1、2、3、4!」から、「夢」が始まる。(あれ、ジル君の胸元がまた!)武道館で聴いた時よりも、さらに力強く感じた。充くんの歌う言葉の一つ一つが、胸に突き刺さった。今回の黒ちゃんのパートは「優しさと可愛さは、俺です」だった。

続く「街」。『まぶたにささる come on!』の掛け声に、歌える喜びで震える。「ありがとー!」かと思いきや、充くんが「大阪ー!」と叫び、メンバーコールへ!9年ぶりのメンバーコール、あの頃の気持ちのまま叫んだ。
「なくせないものはSOPHIAと過ごすこの空間だ」そんなことを思って感極まりながら、メンバーのコーラスに合わせて私は歌った。ラストで充くんは「ありがとー!」と何度も叫んだ。


「一緒に歌ってくれー!」からの「エンドロール」。『出逢わせてくれる』を叫ぶように歌った充くんから、熱い思いが伝わってきた。
『僕たちは恐れない』で顔を寄せあった充&ジル。都さんもジャンプしながら弾いている。今日のこの日のこと、私はしっかり胸に刻んだ。


「武道館は普通にやったら3時間半やってて…俺のMCが長いみたいになって…」と話す充くんに会場が笑いに包まれる。おおさカレーを宣伝しつつ、「感謝をしていくことが、今SOPHIAをやる意味。できる限りの感謝を返していきたい。」という言葉から、「Thank you」。メロディーに乗せて、充くんの声が響き渡った。今SOPHIAが私たちに伝えてくれる、感謝の気持ちが心に響いて、暖かい気持ちになった。



「(隣の人と話すくらいの声で)思いっきり歌ってくれいいか大阪ー!」からの「Kissing blue memories」。黒ちゃんのソロに痺れる。「愛してるぜー!」から都さんのショルキーのソロ。そしてついにファンの歌うパートへ。

ファンの声を聴くメンバーの表情は涙をこらえているようだった。「聞こえる」と涙ながらの声で、充くんはこらえきれずに言った。
『いつか見た涙の笑顔 終わらない約束を』『遠回りした忘れようとしていた 目の前に広がる世界が全て一つになって』この曲はデビューアルバムに収録された曲。時を経て、こんな想いでみんなが歌うなんて。松岡充が心を削って書く歌詞の凄さを思った。
約束を想い続け、目の前に広がる世界が全てが一つになったライブ空間に、興奮し続けながら私は歌った。

ラストは「Believe」。ギターソロで並ぶ充&ジル。ずっと一番近くにいる二人を見ると、想いが溢れる。充くんが「思いっきり歌ってくれー!」と叫び、ラストのサビへ。

ファンの歌う声を聴きながら、充くんはずっとうつむいていた。他のメンバーもみんな、ファンの声を全身で受け止めていた。充くんが顔をあげた時にはしっかり涙がこぼれていた。「SOPHIAを守り続けたい」会場中の、全国のSOPHIAnsがきっと同じことを思ったのではないだろうか。そしてラストは、みんなで思いっきり跳んだ。

挨拶のため並んだメンバーに向けて、会場中から「ありがとー!」の声が届く。
ジル君「最高のみんなの笑顔をありがとうございました。」
黒ちゃん「今日の楽しいライブは41位のジル君と42位の僕のお陰ではないと思います。お三方のお陰です。ありがとうございました。」
都さん「最高だった。ヤバかった。最高の景色をありがとうございました。また必ず会いましょう。」
トモ君「みんなの歌声が聴けて本当に良かったと思います。」からの「ありがとー!」
充くん「あー終わっちゃった。…次会うために頑張ろう。」

そして「今日はどうもありがとー!」からの5人のお辞儀。「バラ色の人生」が流れる。私は拍手を送り続けた。
手を振って挨拶するメンバーに「ありがとー!」と声をかけられるのが嬉しい。最後まで残っていたのは、都&トモ。慌てて帰る二人が愛おしかった。


スクリーンで発表された、「獅子に翼」の文字に会場から歓声があがる。そして3月に行われる二日間のライブも発表された。
「またすぐに会おうね 愛するSOPHIAnsへ Thank you」のメッセージに、拍手が鳴り響いた。



「大阪城ホールのライブが終わって、SOPHIAは完全復活する」充くんが何度もラジオで話したこの言葉。武道館の感動に酔いしれていた私には、いまいちずっとピンと来なかった。でも、体感して分かった。

武道館よりメンバーがリラックスして、ライブを楽しんでいた。そしてファンが一緒に歌い、一緒にライブをつくる宝物のような空間があった。これこそがSOPHIAのライブ。大阪城ホールで、SOPHIAは完全復活を遂げたのだ。

そしてこんなに幸せな空間を体感してしまうと、どうしてもこの先のことを考えてしまう。
永久未来続くものなどないことは分かっている。
でもどうしても…「SOPHIAと過ごせる幸せをずっと手放したくない」と思わずにはいられない。

最高のライブをありがとう。
そして、これからもSOPHIAと共に同じ時を過ごせますように。