日記3

私は人を子ども扱いしないし
自分を大人扱いさせないし
大人を大人扱いしないの

まだ子どもだもんね、
わかんないよね、
しかたないよね、
なんて言わないの

その言い草は大人の怠惰であり
子どもの逃げの助長だよ

逃げてもいいし、どうしてもできないことはあるけれど、
逃げないで立ち向かえばものにできるのに
逃げたらずっと追われ続けることになるんだよって話なのよ

大人になったら、
逃げたくなるような困難、
絶対に逃げてはいけない困難から、
自分一人で立ち向かわなきゃいけない時だって来るから、
子どものうちに、助けを求めれば必ず誰かが助けてくれるうちに、逃げたいものに立ち向かう習慣をつけておく必要があるの


そして助けを求める能力は子どものうちに発達させておくべき能力だよ
大人になってからは身に付けるのは容易ではないし、もし身に付いていなかったら、どんな時でも、いつでも、誰かに頼ることができずに生きていくことになって、それは、本人にとっても周りにいる人にとっても、とても不都合で、迷惑なことなんだよ


逃げていいよ
子どもだもんね
まだわかんないよね
しかたないね
大目に見るよって愛ある家庭で愛されて育てられた子どもは

大人になると
一切、愛されることなく育ったかのような不良になる恐れがあるから注意だよ


大人が全部教えてくれると、
大人になったら自分だってできるようになると、
今は子どもだからできないだけだと、思ってるかもしれないけど

大人は大事なことは何も教えてくれないよ
大事なことは何もわかってないのが大人だよ

子どものうちからそれをわかっていて、
子どものうちから立ち向かい続けた人だけが本当の大人になれるんだよ

本当の大人になれていなくても
なれているふりをしないとみくびられるから
大人はみんなわかってるような顔をしているけど、
実際、何にもわかってないんだよ

それでもわかってないといけないから
頑張ってるんだよ

大人は子どもが思っている以上に頑張っている生き物なんだよ

だからって、しかし、大目に見てあげる必要はない
間違った頑張りをしている人の頑張りを容認してはいけない

切磋琢磨しよう

大人を大人扱いせずに
自分を子ども扱いせずに

一人の人として共に成長し合おう


2023.11.25

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。