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5年前好きになった人があの場所へ連れてってくれた


このタイミングですが、始めました。

上手く言葉に出来ないけど、

上手く言葉にする練習も込めて。

さて、ついこの前

19年振りにとあるコンサートが開かれた。

そこには私が2014年から応援している彼の姿もあった。

彼は傍から見たら「恵まれない」がしっくり来る人もいるだろう。


日本から離れた土地で社長からスカウトされ、いくつものグループに属し、言えば押されていた人。

私が彼を知ったのは2014年。

3人組のグループにいたとき。

輝いていた彼がそこにはいた。

でもそれは長く続かなかった。

相方は別の夢を追いかけ、退所

もう1人の戦友も東京へ。

気づいたら1人になっていた。

弟気質で甘えん坊な彼が、

気づいたら年長組、時には最年長になっていた。

きっと辛かったとおもう。

でも彼にはまた仲間ができた。

仲間がデビューした自分より年上のお兄ちゃん

仲間が東京にいった、年下の2人。

4人に名前はつかなかったものの
この4人が駆け抜けた日々は、言葉にできない熱いものがある。

焼け野原と言われた状態から、約4年。

土を耕し、種を巻き、育てて行った

肥料なんでそこにはなくて、自分たちが肥料になって行く。

何度も枯れかけた。でも枯れなかった。

少しずつ小さな花がさきはじめた時

彼の苗はひとりまた枯れそうだった。

何年ぶりかにグループが出来たのだ。

そこに彼の名前はない。

どんなに探しても寝て起きてみても

彼の名前はない。

そこからはインタビューで後後に語られるけど、どん底だったと思う。

花が咲き始めた野に、ひとつだけその花とは対照的に枯れ始めた花。

でもめげなかった。自分の花を枯れさせまいと、必死に耐えていた。

センターで歌っていた彼は

気づいたらグループの後ろ。

衣装も違う。新曲にももちろんはいれない。

でも花を枯れさせまいと必死だった。

そんな時に肥料を与えてくれた人がいた。

初めての滝沢歌舞伎。

今は社長になったあの人が、肥料を撒いてくれた。

また咲くことが出来た。

それだけじゃなくて、次は野を用意してくれた。

6本の咲きかけの花のそばに、植えてくれた。

ひとりじゃ寂しいから、もう2本植えてくれた。

気づいたらその野には9本の咲きかけの花が揃った。

そして元いた野から旅立つ時

「約束するよ、あの場所につれてくから」


涙を流しながら歌ったあの歌詞。

その歌詞を最後に、彼は慣れ親しんだ大好きな野を離れ、8本の咲きかけの花が待つ野へ向かった。

半年後。

デビューが決まった。

嬉しかった。心から嬉しかった。

色々な思いをして得た新た野へ。

1度は居場所さえなくしたと

だけど暖かい花とそれを育てる暖かい人たちに出会えて

野に咲いた9本は凛と輝いていた。

「約束するよ、あの場所につれてくから」

連れて行ってくれてありがとう。

康二くんを応援できて良かった。

ありがとう。

これからも色々な場所へ連れて行ってね。


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