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ひとりの夜に限って涙は不意に出るんだね

最近好きな歌たち

夕凪詠草/クレナズム

もう重い荷物は置いて行けばいい
好きな香りを持って行けばいい
あなたの夢みたいな
特別なものを期待して
そうやって行くんだね
全て忘れて行くんだね
深く眠りながら

2年くらい前からずっと大好きなクレナズムの新しい曲
秋の夕方の寂しさや懐かしさを感じられるから好き、でも朝も割と聞いてる
この時期になると、寂しさが増す
それは寒くなるからという理由だけでなく、多分、いまだに20〜22歳に過ごした秋の眩しさが懐かしくて、戻りたいと願ってしまうからなんだろう
またみんなで〜、なんてもうないってわかっているけどね
タイトルもこの曲から引用してる
1人でいると不意に泣きたくなってしまうよ
わたしの日常には、誰かがいてくれないと駄目なんだ

第一夜/ヨルシカ

貴方だけを憶えている
雲の影が流れて往く
言葉だけが溢れている
想い出は夏風、揺られながら

最初聴いた時、あんまりピンと来なかったんだけど、最近改めて聴き直したら好きになった
suiさんの歌声が語りかけているようで、この歌の主人公は、憶えていたい誰か、を思い浮かべてずっと言葉を並べていくのだなと

最近、ヨルシカの聖地巡礼場所の一つである、武蔵関、上石神井、東伏見周辺に行ってきた
事前にライブ映像を見返してから行ったから、映像とぴったり重なる場所に行けて嬉しかった
友達と「ナブナさんこのお店行ったかな?」と話しながら散歩したことが楽しかった

好きなアーティストが生きた街を歩くのは、なんとも感慨深い気持ちになるなと思った

more than words/羊文学

いつからか失敗を避けるのにむきになって
本当に欲しいもの諦めて、何がしたいか
見えなくて見過ごして、絶望だけ得意になって
それをもう手遅れと決めるにはちょっと早いね

曲調も歌詞も全部一瞬でお気に入りになった曲
呪術廻戦のEDらしいけどわたしは見ていないのでそこはよくわからず

今の私がまさに失敗が怖い、間違えたくない、みたいな感じで、その理由は明白で
これまであまりにも失敗をしなさすぎた、間違えなさすぎたから、だと思う
失敗したら周りからどう思われるのだろう、と考えるだけで夜も眠れなくなるくらい私は弱い

最悪なのが、周りがどう思うんだろう、っていつも考えてしまうところ

年齢を重ねてから、歪んだ思考がひどい
自分が人より他人の気持ちを読み取れるのをいいことに「相手は絶対にこう思っているはず」と存在しない敵をつくって、勝手に想像して勝手に傷ついてしまう
「わたし」を生きているのは「わたし」であって、いつだって向き合うべきなのは自分なのにね
そういうことを気づかせてくれる曲だった

noteを始めてから3年半くらい経った
細々とだけど、辞めずに何かを書き続けられたことは素直に嬉しい
恥ずかしくて下書きに戻してしまった記事もたくさんあったけど、それはそれで当時の若さみたいなものが感じられて良いね

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