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コロナ死ねとコロナありがとう

最後の投稿から、随分時間が経ってしまいました。少しばかり今の状況を記録的な意味も込めて書いていきます。

最終投稿の4月からおよそ4カ月半ほどが経ち、未だ予断を許さない状況です。これだけ新しい生活様式が浸透していると、「家にいること」「距離を保つこと」などが当たり前の生活になって(もはやなっているか)、昔の遊びはこうだったよね~と懐かしみ、愛おしむように、いつぞやか「密になること」を懐かしみ愛おしむ日が来るのかと思うとゾッとします。

4・5月は自粛していた休校要請後に動き出した遊び場は6月にリスタートをし、全部の学区にチラシを配布したこともあり7月からどっと参加者が増えました。

走り回ったり、用意しておいた水遊びだったり、遊び道具を使ったり・・・むさぼるように遊ぶ姿が印象的でした。

「今年はプールも中止だから、こうやって思いっきり水遊びをさせてあげられるのが嬉しい」といった保護者からの声もありました。

今月は夏休みも明けた子どもたちの様子を聞きたくて、まずは子ども向けとしてアンケートを設けてみました。テーマは「コロナ後に困ったこと・嫌なこと」。

書いてくれたのは、

マスクが暑い、コロナのせいでどこも行けなくなった、外に出れない、勉強が出来ない、コロナ死んでほしい、家勉が無理、友達と遊べない、パトカーの音がうるさい(治安が悪い)、コロナのおかげでBBQができた、家にいてひま等々。

印象的だったのは、

コロナ死ね、というストレートな表現や、治安が悪い、コロナのおかげで・・・といったフレーズ。

「コロナ死ね」というのは、子どもたちの会話や遊びの中でもよく聞こえてきます。当たり前のことですが、子どもも今の状況にストレスを感じていることが分かります。

また、治安が悪いというワードも、子どもたちなりに色々なものから社会の動きや様子を感じ取っているのだなと思わされるものでした。日々流れているコロナ関連の事件や出来事に対する大人の反応の仕方が、子ども社会の中にも反映されることも少なからずあるんだろうなぁと感じました。

テーマには困ったこと、などネガティブなものを挙げましたが(1番分かりやすいかな~と思い)「コロナになったからよかったこと」も困ったことと一緒に教えてくれたりもしました。

家族と色んな事が出来たという声もあれば、以前に紹介した学校に行きたくない子にとっては「家勉が(世間では)当たり前な感じになって嬉しい」「学校に行かないということがコロナのせいにできる」といった声がありました。

「だからコロナ死ね!って感じだけどありがとうー!ってこともある!」

とはいっても、やっぱり今の状況は「むかつく」し、「いらいらする」し、「ストレスたまる」とのことでした。

子どもたちにはその気持ちをため込むことなく、吐き出して、発散してほしいものです。そして、そういった状態に気づける大人でありたいものです。

たかが月1開催、とにかく休校後の子どもの様子を見て「動き続けたい」思いで開いている遊び場ですが、最大限の感染防止策を立てながら子どもたちの遊ぶ権利を保障し、声を拾っていきたいなぁと考えています。前回と変わらず出来ることを少しずつ。

◇今回の一コマ
プレーワーカー仲間からもらったソーシャルディスタンス棒。
どう遊ぶかな?とそこらへんに置いておいたらこんなことしてました。

息を思いっきり吸って水を出すという技。結構肺活量がないとむずい。






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