トロッコ問題と古典功利主義
【トロッコ問題】
アリストテレスの倫理学専門、現在の徳倫理学の基礎を築いた一人
フィリッパ・フットが提唱した思考実験
5人を殺してしまうぐらいなら1人を犠牲にしてもかまわないのか
本来は死ななかったはずの1人を助けるために5人を犠牲にするのはかまわないのか
功利主義
『その決定の全ての利益を足し合わせ、全てのコストを差し引いたときに
その決定が他の決定よりも多くの幸福を生み出すならばその決定は是である』
『最大多数の最大幸福』
ベンサム『量的快楽主義』
快楽や苦痛を量的に数値化できる
量的に数値化した個人の効用を全て足し合わせたとき
それが最大化されるような決定や政策を是とする
(古典)功利主義は行為自体の道徳性を重視しない
あくまでも行為の結果が重要
「結果良ければ全てよし」
…【帰結主義】
古典功利主義における善の価値は快/不快で判断
全体の快が多ければ善いこと、不快が多ければ悪いこと
功利主義においては個人の快/不快は考慮されるものの
全体にとっての利益ならば、一部の不快は許容される可能性がある
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