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だから今日も私はひなたぼっこをする

ポカポカ日当たりの良い芝生があれば8時間は居座れる、ひなたぼっこ大好き久野です。こんにちは。
どれくらい好きかというと、東京から佐賀に移住を決断した理由が「ひなたぼっこを思う存分にしたいから!」というぐらいには好きです。

久野裕子です

 【久野裕子のプロフィール】

  • 出身:大阪府

  • 職業:地域おこし協力隊(佐賀県嬉野市)として移住促進や空き家活用の活動中。前職は、保育士、公園運営のコンサルタント

  • ひなたぼっこクラブ入部理由:結婚を機に東京から佐賀県に移住。ひなたぼっこ大好きで、ポカポカ日当たりの良い芝生があれば8時間は居座れる。佐賀はひなたぼっこをするのにぴったりの場所だと思うから、仲間を増やして色々な人と佐賀の素敵な場所でのんびりお喋りしたい。

昔からひなたぼっこが好きなのですが、なんで好きなんだろう?と考えてみたら、私の人生において不可欠な存在だったことに気づきました。「ひなたぼっこが好き」というと、それって趣味?みたいな微妙な反応をされます。確かに趣味では無く、もはや私の生活の一部なんです!

人生を支えてくれたひなたぼっこ

ひなたぼっこ好きが始まったのは、遡ること15年前の小学生の頃です。私は夏休みの宿題で読書感想文が大がつくほど苦手でした。いつも夏休みの最後の最後に感想文だけが残ってしまいます。小学校3年生の夏休みもあと3日となった時、流石にまずいと書こうとするも、テレビで立て続けに朝から放送されていいるアニメや冷蔵庫の中のアイスクリームが私を誘惑して集中できません。ふと、いつもと場所を変えてやってみるともしかしたら何か変わるかもしれない!そう思い、家の庭に出てみたのです。折り畳み椅子を持ってきて、画板に原稿用紙を挟み向き合ってみました。すると、風が戦ぐ音や、匂い立つ草の香り、揺れる木々の動く木漏れ日が目の前に広がり、さっきまで頭の中を駆け巡っていた雑音が消えていきました。なんだか分からないけどテンションがグングン上がって、ものすごく集中できる!

庭先でひなたぼっこの効果を感じて以降、なんか宿題が進まない日、気分が落ち込んだ日、なんか気分を変えたい日は、庭や公園に行ってひなたぼっこをするようになりました。私の青春のモヤモヤを支えてくれたのは、ひなたぼっこと言っても過言ではありません。

人生に寄り添ってくれるひなたぼっこ

ひなたぼっこは幸せホルモンを分泌させる効果がある

ひなたぼっこをすることで、身体にどんな効果があるのか改めて調べてみました。ここで言うひなたぼっこは、日当たりの良い場所でぼーっと過ごすことを言います。
【日光浴の効果】
日光浴をすることでセロトニンが分泌され、脳の興奮を鎮めて精神を安定させることで、幸福感を高める。
【ぼーっとすることの効果】
ぼーっとしている時は外界からの情報が遮断されることにより脳が最適な覚醒状態となり、セロトニンが分泌され良いアイディアが閃く。
という説があります。つまりなんとなくリフレッシュできるからひなたぼっこをしていたのですが、セロトニン(通称:幸せホルモン)が分泌される行動をしていたということを、この記事を書いている現在33歳にして初めて知りました!

ひなたぼっこは人を幸せにする効果がある

佐賀県はひなたぼっこにぴったりの場所

社会人になり大阪から神戸、東京、佐賀と引っ越しをしましたが、私が家をいくつかの候補から選ぶ際の最終条件は、「家の近くにのんびりできる公園や広場がある」ことでした。気づいていなかったけど、私が求める心地良い暮らしには「ひなたぼっこをできるかどうか」が常にそばにあったのです。

 しかし、ひなたぼっこが長らく禁じられる出来事が起こりました。それは、新型コロナウィルスの蔓延です。感染が拡大するにつれ、緊急事態宣言が発令され次第に行動規制が強くなっていきました。
 コロナ禍での生活は、6畳ワンルームでテレワークをして1日を終え、誰とも会うことなくご飯を作って食べて寝る。外出するのは週1回スーパーに行く時だけ。そんな日々が1ヶ月続くと、段々と心が蝕まれるような、鬱々とした気分になっていきます。限界を感じた私は、リフレッシュがてら目の前の児童公園に行くことにしました。

桜の花がちらほら咲き始め、春めくまちの景色にワクワクしながら公園に向かいましたが、そこでは私の細やかな願いは叶いませんでした。ベンチにも、シーソーにも、公園中にたくさんの人がいて混み合っていたのです。別の公園に行っても、どこもかしこも満員で、結局どこにも立ち寄ることができませんでした。小さな公園さえも利用できない悲しさに、この場所で暮らしている意味を問い直すようになり、徐々にのんびりと過ごせる自然環境が身近にある場所に住みたいと思うようになりました。その半年後に結婚をすることになり、これから長く暮らしていく場所はどこが良いのだろうかと夫と相談し、夫の生まれである佐賀が自然豊かな環境であるということで移住することを決めました。

佐賀に引っ越してきて荷解きもほどほどに。まず最初に向かったのは近所の運動公園。こんなに綺麗な芝生が広がる公園なのに、ほとんど人がいない!ということが衝撃的でした。平日の昼間だったこともありますが、休日に行ってみても混んでいるという状況にはなりません。自然豊かということも大きな魅力だったのですが、ここで人混みに出会わないということもストレスを感じない生活を過ごすための大切な魅力だということに気づきました。

人がまばらでゆったりとした芝生広場

私は何か疲れることがあると、仕事帰りや休日にここに来ます。光を浴びてぼーっとすると、頭の中で偏っていた考えがリセットされて元の状態に戻るような、「まぁなんでもいいか」という落ち着いた気分になれます。

パンを持ってひなたぼっこ

佐賀で生活するなかで、この公園以外にも、山や青々とした空が広がる河川敷、広大に広がる麦畑、有明海の干潟やなど、私のお気に入りのひなたぼっこの場所がどんどんと増えていきました。どこものんびりとした時間が流れています。佐賀には、ザワついた気持ちをリセットできる素敵な場所が身近にたくさんあるんです。

山並みと広い青空
広大な麦畑
有明海の干潟

これからひなたぼっこ仲間を増やして、佐賀で幸せな暮らしをもっと味わいたい

佐賀に暮らしている人に「佐賀のどんな所が好きですか?」と聞いてみると、「のんびりした所」「自然が豊かなこと」という答えがよく返ってきます。やっぱり佐賀とひなたぼっこの相性は良いんだ!きっと佐賀に暮らす人にひなたぼっこにおすすめの場所を聞くと、良い場所を教えてもらえるに違いない!と目論んでいます。私1人じゃなく、ひなたぼっこを一緒にしてくれる仲間を増やしながら、佐賀の素敵な場所をもっと探していきたいです。そして、佐賀で暮らす幸せを色々な人と味わっていきたいなと思います。
このマガジンではひなたぼっこの魅力と佐賀での幸せな暮らしをお伝えしていきます。読んでいてうずうずして来たら、是非ひなたぼっこに行ってみてください!そして最高のひなたぼっこスポットを私に教えてください。


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