マグマ思想とマグマ偏見

あっ!
お婆さんがいまにも転びそうだ!
あの勢いならば七転八倒も夢じゃあないや!
危ない!
シュタタタタタ
シュバ!
よし!間に合いそうだ!
手が届きそ


タッタッタッタッタッ
危ない!
ドン!


え！？


ビターン


お婆さぁあぁん!
何すんだ!お前!
突然横からしゃしゃり出てきて
僕を突き飛ばしやがって!
みろ!
お前のせいでお婆さんが見事に地面に這いつくばるような形でビターンとなったじゃあないか!
七転八倒も夢じゃあない勢いの全てを捧げたビターンだったじゃあないか!
お前!どういうつもりだ!この!




いや、何言ってんだ
お前
危なかったな

あの婆さんがマグマだったら
お前死んでんぞ



え、
お、マグ、え?



ただでは済まなかっただろうな
あの婆さんがマグマだったら
危ないことしやがるぜ
まったく



え、
あの、
えぇ、と
この人何言ってんのぉおおお!!!


あ、そうだ!
お婆さん!
こんな奇想天外な人に付き合ってる場合じゃあなかった!

シュタタ

お、お婆さん!
だ、だ大丈夫ですか!





シーン






こ、これは
一刻を争うムードだ

と、とりあえず、
まず、仰向けにしたい、、
えぇ、と
お婆さん！しっかりし





ビシッ



え、



しゃわるな!!
青二才!!




え、え、え、
えぇぇえぇえぇ⁉︎







わしがマグマだったら
どうするつもりじゃ小童め!




お前もかぁぁぁぁぁぁぁああ

何だよ!何なんだよ!
何言ってんだよ!!




まったく危ないとこじゃ
なんてリスキーな若僧じゃ
近年稀にみるリスキーさじゃな
マグマも恐れぬリスキーさ



だから!!
わかんないよ!!
なんだよ!!
なんなんだよ!!!!

何言ってんだよ!!!!!

ツカツカツカツカ

？:
まぁまぁ、落ち着けよ、少年



!!!!????



？:
その男性やお婆さんが正しい
危ないところだった
少年、君はわかってないようだが
とても危なかったのだ

マグマ：
もし私がそのお婆さんだったら
君は死んでいたよ




何こいつ!!!!
きもちわりぃぃ!!!!!!!!




マグマ：
死んでいたというか

蒸発していたよ
いや、ほんと

こいつ!!!
マグマのくせに眼鏡かけてる!!!!!!
きっしょ!!!!!!!!!!!