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Gems of Fortune を楽しむ【Volume2編】

こんにちは、のりものポケモンです。

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皆さんは現在第二ラウンドが開催されているグランプリ「Gems of Fortune Cup Vol.2」はもうすでにプレイされたでしょうか。一発で楽々Aグループ進出できたという方もいれば、中々4勝以上できないという方もいるかと思います。

私は初日に一発Aグループ進出しましたが、このフォーマットが大好きなので毎日規定回数の5回潜りまくるくらいとてもエンジョイしています。

個人的にはとても楽しめてはいるのですが、SNS上では結構賛否両論。
試しにアンケートを撮ってみたところ結果は

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半数以上の方がつまらないと答えており中々に不評ということが明らかになりました。

理由としてあげられるのは

ジェム解説

今回使う2種類のスペルが全カードプールから抽選するため非常に偏差が激しい点(それによるカードのプレイがわからない点)、そしてジェムライト、クリスタルブライト(以下二種のスペルのことを”ジェム”と表記する)と相性の良いクラスとそうでないクラスとでパワーの差が大きいこと。
この2点が挙げられるでしょうか。

なので今回はジェムの使い方と各クラスでのプレイ方針について解説していきます。
今回は毎回全てのクラスから好きなのを選択できるため勝つだけなら上位クラスだけ使えば良いのですが、今回はお祭りフォーマット。好きなクラスで楽しみながら勝ちたいと思う人もきっと多いかと思いますので全部記載します。


I.Gems of Fortuneの定石


0.ジェムの性質
ジェムライトからは使用するクラスの全カードから抽選し、クリスタルブライトからはさらにそこからブロンズ、シルバーレアリティを除いたカードのみが抽選されます。
ゴールド、レジェンドレアリティのみではなく銅銀のカードが出ないという認識が大事で、それはジェムライトからも高レアリティのカードが抽選されるからです。
つまり、クリスタルブライトから高レアリティを狙うことはできてもジェムライトから低レアリティを狙えるわけではないということです。
これに付随する形で、この性質上必然的に手札に高レアリティのカードで固まりやすいです。

そしてもう一つ、これは皆さんも雰囲気で掴んでいると思いますが、低レアリティのカードには軽いカードが比較的多く、高レアリティは逆にコストの重いカードが多い。
なので毎ターンppを使うためには序盤は基本的にはジェムライトを中心に開くと動きやすいです。


1.マリガンは基本的にジェムライト全力
ジェムが全カードから抽選する都合上手札事故がどのフォーマットよりも起こりやすく、pp通りにフォロワーを置けるだけでもかなり有利にゲームを運ぶことができます。

また前項でも話した通りジェムの性質上高レアリティのカードが手札に固まりやすいため、強い高レアリティのカードを使うためにクリスタルブライトをキープしなくてもジェムライトからも抽選されることがあるので基本的にはマリガンしてかまいません。
(例外はゲームエンド級のカードが高レアリティに多いエルフ、ウィッチ。そしてないとゲームにならないカードが存在するビショップの3クラス)

2.プレイ方針
このゲームは持ってるジェムは全部即使うが基本です。
ジェムから出てきたカードで戦うのだからこれは当たり前ですね。
そして捨てるカードは最初はジェムライトを捨てるところからスタートし、効果の弱いカードを捨てていきます。弱いカードがない場合はすぐに使えない高コストのカードを捨てていけばまず間違い無いです。

この基本から外れる例外として

・捨てたいカードがない
・手札にニュートラルカードを持っていたい時(ネメシスは除く)
・(エルフ限定)プレイ回数を稼ぐため
・(ウィッチ限定)《ドラゴンウィッチ》、《魔道具専門店》に合わせてプレイしたい時
・(ドラゴン限定)《スターフェニックス》、《龍鎧の戦士》の効果に合わせてプレイしたい時

・(ネクロ限定)ネクロマンスを発動させたくないカードが存在する時

そしてこの例外が発生した時の立ち回りがこのフォーマットでのプレイングの肝となります。
そしてこのフォーマットの難しいところはこの例外が発生しやすいクラスほど強いところにあります。

3.個人的クラスTier
このフォーマットは基本的にジェムと相性が良ければ良いほどそのクラスは強いです。
なので、プレイ回数を稼ぎやすいエルフ、スペルブーストが進みやすく、最も相性の良いカード《魔道具専門店》を抱えるウィッチ。そしてジェムを消費することによりネクロマンス効果を発動させやすいネクロマンサーの3クラスがTier1。

《スターフェニックス》、《リントヴルム》を筆頭に一部とても相性の良いカードを抱えるドラゴン、《操り人形》というジェムで捨てやすいカードがあるネメシスがTier2。

特に相性が良いわけでは無いヴァンプ、ビショップがTier3。

デッキ内の特定カードをサーチして手札に加えたり場に出すカードが多いがためにそれら全てがゴミになるロイヤルが最下位となります。

細かいところはプレイヤーによって意見が分かれるでしょうが大枠はこれで間違いがないかと思います。

またTIer1の補足をすると
パワーは ウィッチ>エルフ>ネクロ の順に高く
安定性は ネクロ>エルフ>ウィッチの順に安定します。

なのでともかく5勝したい人はウィッチかネクロをとることをお勧めします。

またエルフは安定とパワーのバランスがいいですが、プレイング難易度が飛び抜けて高く勝てればいいやの人にはあまりお勧めできません。

Ⅱ.各クラスの立ち回り

・ウィッチ
マリガン:ジェムライトx2、クリスタルブライトx1の形を目指す
プレイング:初手のクリスタルブライトから出たカードで3つのプランから一つを選択する。

ウィッチのクラス特性である二つ、スペルブースト軸と秘術軸、そしてこのフォーマットと相性がいい《魔道具専門店》《ドラゴンウィッチ》で勝つプランをうまく選択することで立ち回ります。

《魔道具専門店》《ドラゴンウィッチ》で攻める場合に欲しいカードは自明なのですが、スペルブースト軸、秘術軸の場合はそれぞれ

スペルブースト軸:《ギガントキマイラ》《次元の超越》《陰陽の開祖・クオン》《宿命の語り部・ルーニィ》

秘術軸:《オリハルコンゴーレム》

これらのカードが見えたらそのカードを中心にゲームメイクをするとうまくいきやすいです。

またパワーは《魔道具専門店》>《ドラゴンウィッチ》>スペルブースト軸>秘術軸の順に高く、上にあげたカードのうち複数きたらパワーの高い順に優先度をあげましょう。

要は狙えるなら魔道具専門店で勝ちましょうということです。

ジェムの開き方は《魔道具専門店》《ドラゴンウィッチ》がない限りは基本的にすぐ開いて問題ないです。

《魔道具専門店》が見えた場合は持てるだけジェムを抱えますが、《ドラゴンウィッチ》の場合はジェムの枚数は最大4枚だけ残してあとは全部開きましょう。(盤面には最大四体しかドラゴンが出ないため)

また上のどの軸で戦えなくとも最悪《暗黒の召喚士》《存在の霧散》などのデッキ枚数が20枚以下の時に強いカード、《ラブリー☆モニカ》《猫耳の魔法使い・キャル》などのパワーカードが充実してるのでそれだけでも勝てたりします。この点がウィッチが最もパワーが高いとされる所以ですね。

おまけ
1.一部のクラスにはアミュレット除去があり、そのクラスはウィッチメタとしてTierが上がると思いきや、魔道具専門店は出したらそのターンのうちに勝つのでほとんど関係ないです。
2.スペルブースト軸で戦う場合《神託の幼童・アルルメイヤ》を探しに行くとグンと戦いやすくなります。

・ネクロマンサー
マリガン:ジェムライト全力
プレイ方針:毎ターンPP通りに動きネクロマンス能力でアドバンテージを稼いでいく。

Tier1の中では一番定石から外れたプレイを求められるシチュエーションが発生しないため定石通りにプレイすればまず問題ありません。
強いてあげるならば《デスタイラント》《冥界神・ハデス》が見えた場合はネクロマンス能力の使用を控えると言ったくらいでしょうか。

・エルフ
マリガン:ジェムライトx1 クリスタルブライトx2
プレイ方針:先攻は3ターン目、後攻は2ターン目からジェムを開く

エルフの特徴であるプレイ回数を参照するカードが多いこと、そして手札のニュートラルカードの数を参照するカードの条件が基本的に3枚以上であることから手札のジェムが6枚の状態からスタートすることで、手札に最大4枚ジェムを抱えて置けるため、プレイ回数4回を条件とするカードにも対応しやすくなります。

先攻2パスもプレイ回数参照のカードのパワーでテンポスイングすることで帳消しにしてしまおうということです。

マリガンでクリスタルブライトを多めに抱えられるのはエルフクラスの高レアリティは比較的低コストのカードの割合が高いのとやはり《慈愛の翅・ティスタ》の存在が大きいです。

〜ここから先は下位クラスなので簡潔に記載します〜

・ドラゴン
マリガン:ジェムライト全力
プレイング方針:序盤はppブーストできるカードを探し、高コストのカードを早く出す


ドラゴンは高コストのカードが多く事故が起きやすいです。なのでできる限りppブーストを狙いましょう。
またppを使い切りづらいのでそこは《スターフェニックス》でうまくカバーしましょう。それくらい《スターフェニックス》を持てるか否かが肝心ということです。

・ネメシス
マリガン:ジェムライト全力
プレイ方針:序盤は操り人形をジェムで捨てて、クリスタルブライトから高コストフィニッシャーを手に入れて勝つ

ネメシスは低コストフォロワーのスタッツが平均以上のものが多いこと、《操り人形》というジェムで捨てるにはうってつけのカードが存在するため、パワーこそ低いものの安定性だけでいえばトップクラスです。
序盤は質の高い低コストフォロワーで立ち回り、《粛清の英雄・メイシア》《ラグナアウェイク》《カイザーインサイト》でのフィニッシュを狙っていきましょう。

・ヴァンパイア
マリガン:ジェムライト全力
プレイ方針:低コストフォロワーでアグロ戦略を取り、高コストフォロワーで足りない打点とリソースを稼ぐ

ヴァンパイアの低コストフォロワーはアグロ戦略とマッチしたものが多く、手札事故でパスしやすいこのフォーマットで序盤から攻められるのは大きな強み。
相手が本格的に動く前にゲームをすぐに決めたい。
また攻めきれない場合は高レアリティに強力なドローソースとフィニッシャーが多いのでそれらに頼りましょう。

・ビショップ
マリガン:クリスタルブライト全力
プレイング方針:エイラを全力で狙う

《エイラの祈祷》を置けるか否かでゲーム難易度がかなり変わります。
最大限このカードを設置しフォロワーのスタッツの高さで圧殺を狙いたい。
序盤のうちにエイラを置けない場合は低コストのカウントダウンアミュレットを使い、5~6ターン目に同時に開くように設置し同じようにスタッツの暴力で勝っていきたい。

・ロイヤル
マリガン:ジェムライト全力
プレイング方針:2ターン目から毎ターンPP通りに動く

ロイヤルもヴァンパイア同様低コストフォロワーはアグロ向きなのが揃っているが、リソース回復カードのほとんどが死に札となっているためその戦略は取れない。
なのでフォロワーの平均スタッツが高いことを生かしてミッドレンジ戦略を仕掛けていきたい。

Ⅲおわりに

今回はこのフォーマットでどうしたら勝てるかについて書いていきましたが冒頭にも書いた通りこれはお祭りなので、普段の試合では起こり得ない面白いダイナミックなシチュエーションをゲラゲラ笑って楽しむのが一番かと思います。

今回の記事はそんなおバカなシチュエーションに出会いやすくするための基礎基本として覚えていただければ幸いです。




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