秒で理解する圧縮積立金

覚え方

覚えやすいかは置いといて、
【 積立金は「ぜい・はいとう」 】
(税効果、配当を防ぐ仕訳)
と覚えています。


解説1

法人税等調整額 120,000 / 繰延税金負債 120,000
繰延税金負債 40,000 / 法人税等調整額 40,000

これは減価償却費に対する税効果会計
税法上は直接減額方式で計算するため、会計上の資産負債と税法上の資産負債の評価額が異なる。
そのため税効果会計を行う。


解説2

繰延利益剰余金 180,000 / 圧縮積立金 180,000
圧縮積立金 60,000 / 繰延利益剰余金 60,000

これは法人税が減った分収益が増え、配当金が増えてしまうのを防ぐための仕訳。
積み立てている180,000という額は、国庫補助金受贈益から繰延負債の金額を引いた額。
なぜ引くかというと、補助金の額のうち繰延負債の分は配当されずに済むが、残りの額は配当されて外部に流れてしまうから。配当したくないお金があるときに、会社は積立金を積み立てる。

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