生きづらい全ての人へ。ある薬を飲んで自分の体と脳がどう変化したか24時間詳細に記録してみた

この記録を残すことは私の使命だと思ったのでここに記します。（この記事は数年前に書いたモノで、公開する勇気がなく数年間温めていました）

何らかの生きづらさや違和感を抱えている方、そのような家族/子供/恋人/友達/同僚がいる方、そして一切悩んでいない普通の人にも是非読んでいただきたいです。

実は、公開するか随分悩みました。外では完璧な女ぶって強がって生きてきたので自分の脆弱性を包み隠さず公表するのはとてつもなく恥ずかしいですし、自分の主観でしかない文章なので誤解を招く可能性もあり、センシティブな問題を取り扱うことの難しさに悩みました。

しかし四の五の言ってられないなと。せっかくフォロワーが沢山いて言語化が得意と言われているのだから、これは私が伝えなきゃなと。

私にはツイッターのフォロワーが15万人いて、私が抱える違和感や生きづらさに共感し、私の存在や言葉に救われたと言ってくれた人が沢山いました。フォロワーが沢山いる利点を、少しでも誰かの役に立つために使いたいと思ったのです。

自分のポンコツさを晒すことになるので本当に恥ずかしいですし、24時間をリアルタイムで記録したものなので凄く長くて拙い文章ですが、誰かの心が軽くなったり、違いを理解するキッカケになればいいなと願っています。

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さて！

突然カミングアウトしますが単刀直入にいうと、ADHDの診断を貰い、コンサータという薬を飲んでみました。

薬を飲むことで自分の体で人体実験をし、脳と体がどのように変化するのか24時間リアルタイムで記録しました。

コンサータはADHDの処方薬で、脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質（ドパミン、ノルアドレナリン）を増加させ、神経機能を活性化させる効果があります。

コンサータを飲んで"普通の人"を疑似体験することで、普通の人と普通じゃない人の脳/心/感覚/体が如何に違うのかを実感し、生きづらさに関する謎が解けたので色々と発信していこうと思っています。

（※語弊を招く表現ですが、ここではわかりやすく普通の社会で生きやすい人を普通の人、生きづらい人を普通じゃない人と表記することにします）　

私は物心ついた頃からこの世での生きづらさや違和感を感じており、自分はADHDなのではないかという仮説に辿り着き、重い腰を上げて漸く検査を受けてきました。IQはすべて平均以上でしたが、得意不得意の差が認められ、他のテストやエピソードを総合的にみて「ADHDに該当する"可能性"が考えられる」と診断されました。

全ての人間には各々特性があり、発達障害的な特性もスペクトラムなものなので、白か黒か断定できるものではないと思います。特性のせいで問題が生じて生きづらいのであれば障害だし、そうでなければただの特性だし、活かすことができれば才能になります。

私の場合、ドーパミン及びノルアドレナリンに作用するコンサータという薬を飲んで効果を実感し「普通の人ってこんな感じなのか〜！」と、今まで感じていた謎が全て腑に落ちたので、神経伝達物質に何らかの不均衡があるのは事実だと思います。

私は身体的にはとても健康で、元来薬に頼りたくない性分なので、痛み止めを年に数回飲む程度の人間です。

鬱っぽくなったとしても謎のプライドで絶対にメンタルクリニックには行きたくなかったし、精神的な薬はなんだか怖くて絶対に飲みたくないと思っていました。ですので中枢神経に作用するコンサータという薬に対するハードルはとてつもなく高く、親からも大反対されて、ADHDという障害や薬の存在を知ってから実際に飲むに至るまで実に5年もかかってしまいました。（※結局現在はコンサータを飲むのは中止しています）

ADHDとコンサータついては数年間調べ続けましたし、ツイッターで「コンサータ」と検索をかけて実際に飲んでいる方々の生の呟きも全て目を通しました。

しかしネットの海を漂っても、実際に脳や体にどのような変化が起こるのか生の声で詳細に綴っている記事は見当たらなかったし、ツイッターでコンサータについて呟いている方々はその他の薬もガッツリ飲んでいる場合が多くて参考になりませんでした。

したがってこの記事は、普通の社会の中で普通の人間として生きづらさを感じながらも薬なしで生きてきた人間が初めて薬を飲んで脳と体がどのように変化したのかリアルタイムで24時間詳細に記録した貴重な記事となります。

障害や薬に対する知見も理解もなく漠然と生きづらさや不安を抱えて答えのない迷路を彷徨っていた当時の自分が読みたかったこと知りたかったことを書いていきます。これを読むと天使さんって実際はこんなにポンコツなの？と失望されるかもしれませんが、人前での私はスイッチを入れているのでキラキラした笑顔できちんと振る舞えますが、自宅では電池が切れてしまい本当の自分はまじでポンコツです。

なんだかんだ前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ本題に入ります。

以下、リアルタイムで自分の脳と体の変化を記録した"実際のメモ"を公開します。一つ一つ解説を挟んでいきます。

注意
※まるで魔法の薬のような効果が羅列されていますが、このような素晴らしい効果は初回だけで、それ以降は副作用が酷く、メリットよりデメリットが上回ったので現在は服用を中止しています。今現在の私はありのままの自分で健康に生きることを何よりも優先していきたいと思っています。　
　
※私は色々と感じやすいタイプで、薬も効きやすい人間です。記録を目的に身体の感覚を研ぎ澄ませているので、普通よりも大きく効果を実感している可能性があります。人それぞれ効果の出方は全く違いますので、薬に対して過度な期待はしないように。医師に相談してください。私個人の意見としては、この薬は勧めません。

それでは参りましょう。

生きづらさを抱えた人間がコンサータを飲んで普通の感覚を知っていく様を疑似体験してみてください。

コンサータを朝6時半に飲み、7時半にしっかりとした効果を実感する。