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やたらと「疎」

Ciftメンバーとして渋谷Castでの生活が始まってからの数日で、私が一番驚いたのは、

「人がいない」

ことでした。

コレクティブハウスに住む「拡張家族」(未就園児複数名含む)といったら、それはもちろん朝から夜まで誰かしら共有スペースでわいわいやっているイメージだと思うのですが、世はコロナ時代。「集う」こと禁止令がビルのマネジメント側からも出たこともあり、住人はなるべく専有エリアで生活している状態です。

それをはっきり把握していなかった私は、コモンズで作業をしようと思ってノートPC持って行っても、ご飯作ろうと思ってキッチンに行っても、ほぼいつも無人~2名くらい、という状態に戸惑いを感じていました。

社会状況をかえりみず、みんなが食事のたびにテーブルを囲んでお喋りしていたら、それはそれで「この無防備さ、大丈夫なの?」と思ったはずなので、自分の中に正解があったわけではないのですが、この「疎」具合にはびっくり。

入居数日後、たまたまキッチンで一緒になったMinto君に

「ねえねえ、コモンズにはいつもこんなに誰もいないの?」

と質問したら

「以前は朝や夜はみんなでご飯食べるとか普通にやってたんだけど、やっぱりコロナでできる感染防止対策はちゃんとしていこうってなって、今は『集う』のはできるだけ避けてる。たまたま時間が合えば一緒にキッチンで食べることはあります。テーブル広いし、換気もいいから、間隔開けて座れば大丈夫だし」

と教えてくれました。

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だからといって日々誰にも会わないとかではなく、ばったり顔を合わせて

「おはよう」、「行ってらっしゃい」、「おかえりなさい」、「おやすみなさい」

といった挨拶や、「〇〇作ったからみんな食べてね~」という連絡がLINEグループなどに入って、なんとなくみんなわらわら部屋から出て来て、その場で食べたり自分の部屋に持っていったり、という交流はあるし、そもそも多拠点のメンバーが多いので、オンラインで行われるコミュニケーションが普通、ということもあり、寂しさはなくて、むしろnewbieの私にとっては自分のペースでコミュニティの中の居場所を見つけていけるから、快適というか、ラッキーなのかもしれない。どこもかしこも広々使えるし。このあたりの図太さが私の持ち味だもんね。


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