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【S】Skateboarding

スケートボード 〖skateboard〗
約70センチメートルの縦長の厚板の底の前後に二つのローラーをつけたもの。また、その上に乗って平地や斜面を滑走するスポーツ。サーフ-ローラー。スケボー。
スーパー大辞林3.0より


。。。。。。。

今年(2020年)の東京オリンピックでの、競技化が決まってからは、特に"スポーツ"として認識されてるのだろうか。

習い事で人気というニュースも見た。


それでもいいというか、
その方がいいという思いも今日(2020/01/11)はある。



数年前、中目黒の線路沿いを流していると、制服に止められた。
それ自体は問題ない。いつものことだ。
禁止されてるのを知らなかった振りで、頭を下げて、板から降りれば済む。

ただ、彼の「オリンピック決まったんだろ?もう決められたとこでやりなよ」という言葉が悲しかった。


決められた場所で、規則に則り、行動できるような奴らが、
こんな歳で、スケートしてるかよ。

あの日、俺はそう思ったと記憶してる。

制服が十分に離れたのを確認して、
その悲しみを振り切るように、またプッシュを始めた。



昨夜(2020/01/10)
とあるVIDEOのプレミアがあった。

招待制の回の後に、一般の回が催されることがアナウンスされたので、会場に向かった。


招待制の回が始まるかと思われた時間に開場し、
一般の回が始まるかと思われた10分間にプロが受付をパスしていた。


それを確認して、肩を竦めて、俺は地下鉄の駅に戻った。

地元に戻り、人通りの多いエリアを抜け、
その日に新しくしたboardを出して、
プッシュで美味しいご飯屋さんに向かった。


好きなスケーターが出した著書の副題(というか、連載時のタイトル)が、"スケートボード is 素敵"


高2の時に、地元の友人が始めた時にただ見ていた。

大学の時に、講堂前にたまるスケーターと仲良くなり乗ってみたが、2プッシュで後頭部強打し、やることを止められた。

30歳手前で、やっぱりやりたいと当時の彼女の弟に教えてもらうもセンスが微塵もなく、震災を言い訳に何故か練習もやめた。

2013年に、クライアント先の若手(goofy)に教えを乞い、「スタンスが2種類あって、普通はgoofyっすね」と言われ、コイツはregularという英単語の日本語訳を知らないんだなぁと、言われるまま乗ったら乗れた。
あの日の感動はヤバかった。


そのくらい拗らせてたから、
スケートカルチャーや、スケーターには、
異様な憧れを持ち続けてきた。



再婚や息子の誕生などを理由にそれでも向き合ってこなかった。
再離婚をして、精神やって、お見合いアプリやって、付き合って、別れて、落ちて、ようやく戻ってきた。

それでも残ったもののひとつが、
"Skateboarding がしたい"という欲だった。


未だに、チックタックも出来ないけど、街を流すのが好きだ。


もう周辺カルチャーにも、
スケーターのコミュニティも、どうでもいいや。

俺が好きなのは、Skateboarding。
skateboard をすること。

ただそれだけ。


湯船を出て、白湯を飲んだら、
7:30からやってる珈琲屋に行こう。


美容師のスケーターに言われたように、
「とりあえずプッシュし続けるのが大事っすよ」

代官山のスケートショップの店員さんに言われたように、
「男は黙って(ハードウィールで)プッシュ移動」


そこは守って、今日も好きなことしながら、いってきます!


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