マガジンのカバー画像

自戦記・観戦記

61
運営しているクリエイター

2019年8月の記事一覧

連珠世界選手権記・15 強くなりたいのか、勝ちたいのか

全てのラウンドが終わり、夕方表彰式が行われた。 五目AT&BT、連珠AT&BT、連珠WTのトロフィ…

18

連珠世界選手権記・14 神谷君の一番長い日

AT7日目、最終日。12人総当たりの最後の11Rが行われる。日本勢はここまで好調で、10R終了時点…

9

連珠世界選手権記・13 WT最終日

私は前日に感極まってすっかり気が抜けていたが、朝いつものように階段を登っているときまだも…

9

連珠世界選手権記・12 WT5日目

8Rは李小青と当たった。 目標達成……という喜びより正直もっと良い成績で当たりたかったと悲…

10

連珠世界選手権記・11 WT4日目

7Rはトップを走る中国のWu Zhiqinさんと。彼女は李小青、汪清清を下しており、イリーナにも満…

7

連珠世界選手権記・10 WT3日目

待ち時間120分+フィッシャー30秒で1日2局打つのも今日が最後。明日からは1局だ。心配していた…

10

連珠世界選手権記・9 WT2日目

3Rの相手はロシアのノンナさん。去年サンクトペテルブルクのチーム世界戦で運営をされていたので、プレイヤーでもあるのかと驚いた。 ノンナさんは朝が弱いのか、度々遅刻していた。この日も30分ぐらい遅刻しており、私は昔相手がそのぐらい遅刻した時に完敗した記憶があるので、「こういう時はかえって危ないんですよ!」と心の中で思いながら待っていた。集中してる他の皆んなが羨ましかった。 ノンナさんは到着するととても丁寧にお辞儀して、私にロシア土産を下さった。昨日の汪清清もそうだった。どう

連珠世界選手権記・8 WT初日

8/4。いよいよ自分の対局、WTが始まった。ATの隣の、昨日までスナックルームであった部屋が対…

11

連珠世界選手権記・7 五目&連珠ブリッツトーナメント

QTが終わり一夜明けた8/3はブリッツトーナメント(早打ち大会)と開会式があった。 疲労が溜…

12

連珠世界選手権記・6 風と木々が祝福した夜

中山が無事通過して、残り3枠になった。可能性があるのは3.5勝以上の6人。小山は勝ってもボー…

14

連珠世界選手権記・5 開始3手の終局

日本は前回ATで上位7位までに3人が入賞し、今大会AT直接出場権を3枠持っていた。3月に行われた…

13

連珠世界選手権記・4 松本博文ならどうするか

QTは3日間で7局戦い、ボーダーラインは4.5勝、安全圏は5勝だ。日本の2人、特に中山は日を追う…

10

連珠世界選手権記・3 汪清清の周りに花が咲く

QTにはもう1人女子が参加していた。中国の汪清清(Wang Qingqing)。ATは2013年に出場経験があ…

15

連珠世界選手権記・2 憧れの人、李小青

中山と小山に、今回の世界選手権全体を通して一番自分の出来が良かったと思う棋譜を挙げてもらったところ、どちらもQTの李小青( Li Xiaoqing)戦と答えていた。 李小青は現在の世界ランキングで女性では最も高いレート保持者。男性と混じってもトップクラスの実力だ。中国で昨年行われたSOPAI杯で準優勝。首位争いをしていた中山に勝っている。中山はやっと受け潰したと思った瞬間、全く読んでなかった追い詰めを食らったらしく、李の詰み能力を高く評価していた。「このQTの中で一番強いん