海が見たい

空気のように、日常的に海が見たいと言いながら気がつけば内陸に就職していた。気がつくのが少し遅かった。江戸川をずっとずっと下れば海につく。海につくのだぞと言い聞かせてごまかしたもののごまかしが効かなくなり転職を試みる次第です。もっと海の近くに住みたい。塩くさい風に髪をなぶられたい。葉山に住みたい。それが無理なら三崎口でもいい。
この大きな川沿いにある内陸の街は日本のヨハネスブルグと呼ばれるほど犯罪が多いようだ。だれが呼んでいるんだろう。どんな人がどんな目的でヨハネスブルグへ行って、どんな気持ちでこの街を思い出したんだろうね。

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