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ご来場ありがとうございました!

やっほー!6月!
ゆうこです。

あっという間に
パラダイム-case1-
終演してしまいました。

改めまして
ご来場くださった皆様
ご支援くださいました皆さま
見守ってくださった皆さま
出演者の皆さま
関係者の皆さま
ありがとうございました。

5/29の終演後
「純粋な2人がそこにいて
とても切なかった」
「切ないお話だね」
そんなご感想をいただきました。
(SNSのご感想はリポストしました💌)

先日お会いした親しい方から
「もっとどろどろした作品かと思っていたけれど
どろどろさせてしまっているのは周囲であって
想いってものはとても純粋なものだった。
悲しい事件は
おきてしまったのか
おこさせてしまったのか
そういった点でも考えさせられました。」
そんなご感想も。

こんなご感想をもてる身の回りのひとたちの
心美しさにもまた感動した、ゆうこです。

ゆうこ出演日はdream ver.でしたため
toy boxであたたかくやさしい光のなか
終演をむかえたと思います。
(ゆうこtoy boxだいすきです)

ゆうこの頭の中では
この作品で終えることによって
振り返ったときに
「すき」の気持ちが三作品とも
前に出てくる効果があるんじゃないかなあ
なんて想像しました。

単体で作品を見た時にはおそらく
他の視点が働きかけると思うのだけれど
三作品同時上演というひとつの枠組みでみると
共通項としてヒットしやすいのは
やっぱりこの「すき」かなあ、と。

実はこの「すき」という気持ちは
わたしが今大切にしているものです。

人も、ものも、ことも。

すきでいいんだ、とか
これがわたしだ、とか
色んなものが受け入れられるまでは
一般的な目とか
身近な環境の価値観とか
要は人からの目を気にして
色んなものを身につけたり
振る舞ったりしていて
“自分は何がしたいんだろう
自分は何者なんだろう”
って疲れてしまったんです。

「ごめん!ほんとはこれすきなの!
これがやりたかったの!」

みたいなことを
ある意味開き直ってから
するようになったんですけど
それからは
共感してくれる人が増えたり
“こういうとこ素敵だね”
って褒めてくれる人の言葉が
スッと入ってくるようになって
以前より前向きになったんです。

だから
「すき」の気持ちを大切にすること
大事だなあって常々考えるているわけですが

今回は
その「すき」という気持ちが
健全ではない方向に
エネルギーとして向いてしまう役でした。

作品の中で大切な価値観については
“女”であるはるちゃんが口にしてくれていますが
頭じゃわかっても
心じゃ受け入れられないように
一般論のなかでもまれて
歪になってしまうこともあるから

美しい想いを抱えているのに
素直になれないだれかが
ほんの少しでも
「すき」を大切にしたり
自分を大切にしたりする
ちょっとした光になったら嬉しくて
周りの人もその想いを
素敵だねって思えるきっかけになったり
受け入れたいって考えはじめる何かになったら
歪のあたまの“不”がすこしずつゆるんで
“正”しく前を向くことができるかもしれないから

「すき」の想いを変えるためではなく
その想いを普通じゃないと否定する価値観が変わったらいい、と私は思うから

ゆうこの“私”は
結構ゆうこ自身に近く役をつくっていて

私という役をゆうこが
女という役をはるちゃんが

というよりも

ゆうこが私で
はるちゃんが女

ってことを大切にしていました。
(どちらも一緒なようで私にとっては全然違う)

だからこそ
「わたしにもそんな可愛い顔してよー」
なんて他の人にみせる顔にやきもちやいて
稽古中にはるちゃんに言ったりしたけど
(ほんとにびっくりするほど
ちゃんとやきもちやいてた!)

ゆうこにみせてくれるはるちゃんの女は
役者としても、1人の人間としても
とても美しかったです。

心の機微を惜しみなく感じ取り
繊細に向けてくれる、はるちゃん。

時に自分の醜悪さに苦しくなるけれど
いつもふわっとあたたかい
おひさまの香りのように
包んでくれるから
笑顔で過ごすことができました。

本当にありがとう。

『ガマズミ』という作品だからこそ
この思考や選択ができて
今、noteに綴ることができておりますが

もしわたしが
『端緒』という作品に進んでいたとしたら
これもまた違う思考や選択が働いて
違う発信をしていたことと思います。

もちろん、ガマズミだって
常軌を逸したことをしているわけですが
ゆうこという役者は
そこを一番に描く必要はないなあと考えました
(もちろん色々な想像はした上でのぞみましたしその施設の設備を描く身体表現も2度入れさせていただきましたが)

この作品のタイトルが
『ガマズミ』である以上
わたしはそのタイトルを大切に
どんな意味合いの行動や感情の選択をしようか
考えてのぞみたいなって思っちゃったんです。

現場によっては、
タイトルが表現してくれてるから
それ以外のことをやって欲しい
と求められることもありますが
色々と自由につくることを許してくれていた
あたたかな現場だったので
なおのこと
ある種の“思考実験”がしたかったわけです。

まるっとまとめて
本当に皆様のおかげで
今回も様々な試行錯誤と実践から
本番1本ずつの計2本
集中してのぞむことができました!
(学びや経験もありました)

本当にありがとうございました。

みなさまの心と生活が
より豊かにつながっていきますよう
心よりお祈り申し上げます。

そしてこの想いを大切に
これからも役者、表現者として
活動してまいりますので
どうぞお見守りいただけたら、幸いです。

愛と感謝を込めて!
ゆうこ


p.s.
こんなに面白い企画
これからも続けて欲しいですね!
主催のたにかわ夕嬉さんと福田晴香さんに
最大の拍手ーーー!!!

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