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パラダイム case1

どもです🙆‍♀️
ゆうこです。

29日の1日だけ出演させていただきます
パラダイム case1について。

ゲスト出演に関してお話しいただいたのは
昨年秋のことでした🍂

ゆうこにとって
「出演作品」はもちろん
「作品名」や
観にくる人たちがその後どういう影響をうけるだろうかという自身がキャッチした「想像」が
とても大切なもの。

あとは、誰とつくるか、とか
どのタイミングだから、とか
自身のやりたい気持ちが前向きか、とか
そういったものももちろん大切だけれど

やっぱりいちばんは
何や、だれのために、公演のために
色々なものをついやしていくか、です。

「パラダイム」というものを調べてみると

パラダイム(paradigm)とは、
(単語の意味として)
規範・模範
語形変化
理論的枠組み・ある分野で共有される思考法

→特定の時代や分野において支配的な規範となる
「物の見方や捉え方」のこと
(パラダイムシフトの定義を簡単に説明するページより一部抜粋。)

みたいです。

それはなかなか興味深いねえ
と、わたしの心が言いました。

以前「自身のアイデンテティとは何か」
を探求する際に
こういった規範や模範とされてきた
物の見方や捉え方、価値観が
「なりたくてなったんじゃない私」
を構築した背景のひとつである
と考えたからだ。
(※アイデンテティを取っ払う、をひとつひとつしていくととてもしんどいです。推奨はしません。)

なるほどなるほど??
と思いながら
出演作品
『ガマズミ』について
まず調べ「花言葉」を検索しました。

結合
愛は死より強し
恋の焦り
私を無視しないで
私を見て
ーーーーーーーーーーー無視したら私は死にます

なかなかにパンチの効いた花言葉。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
『ガマズミ』 女:福田晴香/私:???
【概念を添えて】

この想いは普通じゃない
私と貴女は、常に何かの鎖に繋がれていた
常識とか普通とか一般論だなんていう言葉は
私たちの言葉を蝕んでいく
きっとこの選択の羅列だって
一定数の人間から見れば
普通から逸脱したものなのだろう。
貴女とともに生きたいだけなのに。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「貴女」がきっとはるちゃんだなあって思った時
このお話がきて嬉しいなって感じました。

「私」であるわたしが
「貴女」とともに生きたいと
願っていいんだなって。

はるちゃんが先日こんな記事を書いてくださいました。

https://note.com/haru_f042_/n/ne405e1ca04ab?sub_rt=share_b

そう、ゆうことはるちゃんは
ノンバーバルコミュニケーション(非言語)の
ワークショップで出逢って
一緒の現場で創作することはあったけれど
舞台上でちゃんと言葉を交わして共演するのは
はじめてのことです。

色んな表情をみせるやさしくて色気のある
素敵な女優さんだなあ、と
ずうっと思っていたので
いつかご一緒してみたいと願っていたので
わくわくしました。
しあわせ。

でも正直、わたしはまだまだ
学ばなくてはならないことが
たくさんあるなって自覚があるので
臆病なきもちがむくむく顔出してきたけれど

お声がけしてくださったのが
たにかわ夕嬉さんだったのもあり
きっと大丈夫、と
ご一緒したいきもちに素直に乗ることができました。

ゆうきちゃんもノンバーバルのワークショップで出逢った素敵な女優さん。
特に感受性と直感力の鋭さへの信頼が強いので
(もちろんお芝居もすてきです、今回改めて目の当たりにしました!)
そういったところからの「きっと大丈夫」でした。

そうして決まった、日替わりゲストとしての出演。

ある日はるちゃんがnoteに綴っていた

“同じ脚本でも、相手が変われば全く別の物語になる。
その面白さを最大限に感じていただけますよう、丁寧に大切に紡いでいきたいと思います。”

という言葉から勇気をもらって

「あなたがこの行動や感情を選ぶなら
こうしてみましょうか」と提案していく
バランス型の作り方をしてしまう私ですが
今回は早い段階から
「こんなのどうでしょう、
アイデア浮かんだのでやってみたんですけど」
と自主提案型の取り組みをしました。

台本を読む価値観によって
物語は変わっていくから
「明確に相手が変わる必要がある」と捉えました。

限られた稽古時間の中で
より早く私と彼女の物語の筋道をみつけるために

心情や感情などの『内的役づくり』
と呼ばれるものをある程度して
行動や癖、リアクションなど『外的役づくり』
と呼ばれるものを稽古場で重ね
目の前のはるちゃんから受けたもので
どんどん膨らませてゆき
時に余分なものを捨ててゆく

日々色んなことに挑戦したり
行動選択を変えながら
プランニングを重ね
稽古場の外で思いついたことは
次の稽古で試したいことをまとめて
連絡させていただいて。

はるちゃん、
きっと「ゆうこの私」を相手にするだけでも
たくさん大変な思いをしたかもしれません。

それでもいつも
「たのしいね、やろやろ!」って
挑戦していくことにわくわくしてくれるから
安心して、信じた道をすすんでいくことができました。

ありがとう。

そして演出の漆山怜さんとは
今回はじめまして、です。

人見知りの私はすごく緊張したけれど
懐のあたたかさとひろさから
すぐにやわらかくなることができました。

漆山さんの観る目聴く耳が驚くべきほど繊細で。

こう感じていた“私のこころ”を
真正面から受け取ってくださっていて

故に
こう見えたこう聞こえた、
こうしたらいいんじゃないか、
これはしないほうがいいんじゃないか、
という言葉をよりシンプルに
「なるほどですね!!!」って受け取れて。

ご一緒させていただいたお稽古の時間が
板の上に立つ上でのお守りだなあと
心から思います。

いつも話や問いかけをしっかりきいてくださって
お話ししてくださって
ありがとうございました。


ゆうこの出演回のガマズミだけ
最後の言葉をカットしよう
ということになったのも
漆山さんからの発信でした。

“余白”“余韻”を大切にするために。

「言葉は時として記号でしかない」
というゆうきちゃんの言葉。

言葉以上に大切なものを
空気感で描くことができるのは
きっと
ノンバーバルの力を強く感じ、信じている
福田晴香さんとゆうこの組み合わせだからこそ
成し遂げられることなんじゃないかな
って
ある種の自信を持って公演にのぞみたいと
考えています(個人的に。)


わたしたちのガマズミは
私も女も
どちらも上になり下になり
つまりどちらが上でも下でもない
ある意味対等に関わり合っています。

私にとっての幸せと
貴女にとっての幸せは
ちがうものかもしれないけれど

1人では意味がなくて
一緒に、幸せになりたい

ということは紛れもなく同じ事実だから。

ガマズミの花言葉を
女目線で受け取っても
私目線で受け取っても
どちらでも楽しい作品に仕上がりました。


そして作品としても
わたしを「みて」と
ちゃんと観るためのかたちになっております。


わたしたちの描く
『ガマズミ』

ぜひお楽しみいただけたらと思います。


5/29(水) 15:00〜/19:30〜
受付、開場は30分前より。

エリア543  上井草駅北口より徒歩1分の劇場で。

『端緒』『ガマズミ』『ToyBox』の三作品上演です。

私たちは物語は物語のまま最期まで、の
dream ver.です。

ご予約はこちらから。

https://www.quartet-online.net/ticket/paradaimucase1?m=0zfejhd

お待ちしております。


ゆうこ🎀

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