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夏の夜の夢を終えて、反省。

こんばんは。
いたずら妖精パックこと、ゆうこです🧚

はじめてのシェイクスピア作品。
アクトレスワークショップメンバーはじめての
お客様をお招きして、の公開稽古。

いろんな想いがたくさん交わったり、
漂ったり、溢れたり、こぼれたりした
夢のような時間が終わりました。

まずは作品を理解することから努力して
一般的に言われている
リズムとは何か
テンポとは何か
役者としての基礎を学ぶために
トライアンドエラー(主にエラーばかりでしたが)してみたり
まずは身体表現に着目してみたり
セリフの力が弱いことを自覚してトレーニングしてみたり
いろんな試みをさせていただきました。

わたしはいつも、未熟だなあ

という自覚が
『座組の足を引っ張らないようにしなきゃ』とか
『自分はまずスキルアップして
見せられるようにしなきゃ
聞かせられるようにしなきゃ』とか
そういった
“みんなのため、チームのために何ができるのか”
という方向性で頑張ることに
繋がっていたことに今回気付きました。

もちろんそれも大切なことだけれど
今の私がもっと大切にすべきは
“お客様のためになにができるのか”
という視点をもっと強持って
取り組むということだったと気付きました。

その気付いた瞬間は
夏の夜の夢のラスト
「我ら役者は“影法師”」の瞬間。

私たち役者についての想いを
語ろうと考えて
このセリフをずっと読み続けていました。

でも、それがちがった、ということに
お客様と向き合ってこの話を始めた瞬間に
気付いてしまったんです。

お客様にとって影法師のような存在かもしれない
でも
この時間がもしお客様にとって
お気に召さなかったとしても
どうか夢だと思ってお許しください。
つたない芝居かもしれません
(私たちにとっては美しい夢でしたが)
お客様にとっては“夢”にすぎないものかもしれません
皆様方がそれを大目に見てくださったら
お許しいただけたなら励みになります。

というような
お客様を想った言葉だったんだってことが
ぶわあーーーっと
自分の中に広がりました。

そんなこんながありながらも
最後までみんなで進むことができました。

本当にありがとうございました。

でも、翌日
振り返りながら
今までの自分が愚かしいな、と思いました。
頑張り方を間違えてた、と思いました。

みんなのことこんなに想ってるぞ
って思いながら
自己中心的だったのではないかとこわくなりました。

でも今までの私には
その頑張り方でよかったんだと思います。

技術の足りない部分が
あまりにも多かったから。

でも、今のわたしは
以前の私より
きっとできることが増えているから

今回このような体験、経験をしたのだと思います。

「座組の中で足並み揃えることに頑張る」
ということももちろん仲間のためにも
結果お客様のためにも大切だったけど
「足並みが揃ったらお客様を想ってつくる」
ということをより大切にしようね
なんて感じのステップに
辿り着けたのかもしれません。

これから
今まで以上に
観てくれるみんなのこと
側にいてくれるみんなのことを
大切に想いながら
活動していくことができると思います。

役の人生を、お客様の前で生きている中で
目の前で起きている物事や
人からの言葉に
どんなことを言ったり
行動したりすることができるのか
という視点について
ちょっとだけ理解ができたから。

きっと、私の一つの転機になるんじゃないかな
なんて、ぼんやり浮かんできたりして。

まだまだこれから。

大切なみんなのためにお芝居したいと思います。


どうか今後のゆうこを楽しみにしていてください。

これからも、よろしくお願いいたします。


ゆうこ

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