抵抗の拠点『社会の喪失』132-133頁)

市村:抵抗の拠点として「マルチチュード」な       るものに期待する人たちもいますが、このマルチチュードなるものは、どうやってつくるのでしょう。
 杉田:最終的には自然発生主義でしょう。
 市村:やはり、そこに戻るわけですか。ローザ・ルクセンブルクの自然発生主義か、レーニンの目的意識の注入かという。そして先ほどの話のように、ルールとしてとらえるとすると「自由への強制」というルソー的論点が力をもっているわけですね。
市村弘正・杉田敦『社会の喪失』中公新書 2005 132-133頁)

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