ジョジョのダジャレの英語訳ってどうなってるんだろう?

アニメや映画を見てて英訳ってどうなってるんだろ?と気になる人はいませんか?私は気になるタイプです。

ダジャレを言うシーンや日本独特の言い回し...どうやって英語に変換しているんだ...

こういう部分の翻訳は、翻訳者のセンスが光る部分でもあると思います。つまり他の翻訳者が唸るような意訳をして翻訳者マウントを取り合っているに違いないのです(偏見)

翻訳者のセンスを確認するため、私は海外でも人気のあるアニメ、ジョジョの奇妙な冒険に目をつけました。ダジャレを言うシーンもありますし、独特の表現も多いので英訳も面白いはずです。

検証にあたってアニメの3部を英語字幕付で視聴し、どういう意訳がされているのか確認してみることにしました(Netflixの英語字幕で確認)。

ちなみに私は英語が全然話せないので間違ってても知りません。


ネタバレを含む可能性があります。まだ視聴していない方はお気をつけ下さい。


1.さっそくダジャレを確認してみる

ポルナレフから肉の芽を抜くシーン。ジョースターのセリフから。日本語のダジャレは英語だとどうなるのか?

日本語:肉の芽がなくなり、
         憎めないやつになったわけじゃな!
英語訳:Now that the flesh bud is gone,
         we can be buddies. (肉の芽がなくなり、        
         ワシらの仲間になったわけじゃな!)

おそらくbud isbuddiesがダジャレになっています!元のセリフと比較してもできるだけ違和感がないように翻訳されています!翻訳者すげ〜!!!

2.田吾作って英訳だとどうなるの?

ケーブルカーの中で承太郎とラバーソールが戦っている時のセリフ。

日本語:この田吾作がぁー!!
英語訳:You dumbass red neck!
       (このアホな田舎者がぁー!!)

dumb assはidiotと似た意味の言葉のようです。日本語だとアホ、バカ、マヌケみたいなニュアンスでしょう。

そしてred neckですが、まさかの差別的なニュアンスを含む言葉のようです。調べてみると「肉体労働者の貧乏な田舎者」的な感じなのかな?

田吾作という日本語も田舎者を嘲る言葉。その英語版がred neckとなるんですね。

原作の漫画は1989年からスタートしているので、現代から見ると不適切な表現があるのは仕方のないことかもしれません。ただ、アニメ3部は2016年からスタートしているようです。アメリカなどは差別的な表現に厳しいイメージがありますが、英語字幕でこれが採用されているのは驚きです。

3.やれやれだぜ...は英語だとどうなる?

主人公の承太郎の口癖ですね。英語だとどうなるんでしょうか?

日本語:やれやれだぜ...
英訳:good grief...

というらしいです。呆れている、みたいなニュアンスのある言葉っぽいですね。

4.パン、ツー、丸見え!の英訳?!

潜水艦にてポルナレフが昭和の子供がよくやってたハンドシグナルを披露するシーン(これオッサンしか知らないのでは?)その後、花京院がその意味を呟きます。

日本語:ぱんつーまるみえ...
英訳:He says, "Your underwear is showing."

さすがにこの翻訳は難しかった模様...。
日本語のギャグのニュアンスは伝え切れず、ストレートな英訳ですね。


以上です。

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