東京女的生活 #004
[座談会] 池田 美樹/弓月 ひろみ/東 智美(ぴちきょ)
美樹:私、キャリアウーマンって言われることが多くて、違和感感じてきたんだけど。
弓月:美樹さんは働くカッコイイ女!ってイメージありますよぉ。
ぴち:都会で働く女の子が目指してる、完成系のひとつだと思う。大手出版社で働く敏腕美人プロデューサー、お洒落な世界に生きてきて、贅沢も知っていて、稼ぎもあって、豊かな人脈に、人生を思いっきり謳歌している…という。
美樹:働かないと食べていけない。それを繰り返してきたら、セルフブランディングとか考える暇もなく今のところにいただけなの。
ぴち:それは皆一緒かも。目の前のことをなんとかこなしていたら、こうなってた。3年先、5年先のことを、いちいち考えて動いてない気はする。
弓月:つまり、バイタリティとか行動力が人並み以上にあるってことじゃないですかね。
ぴち:全員フットワーク軽いよね。しかも、ものすごく。すぐ参加する。すぐ飛び込む。混ざる。
美樹:おもしろいところ、気持ちいいところにいたら今のところにいた、って感じかな。
ぴち:それ、東京女的生活のコンセプトにも関わってくるんだけれど、「今のところ」ってどこ?
弓月:皆色々マルチにやってるイメージありますね。自分が良いと思ったものを仕事にしている感じ。だから「今」がどこなのか、私はあんまりよく解らないです(笑)
ぴち:私も実際「今」がどこなのか、よく解ってない(笑)でもなんとなく、人より手にしてるものが、少しは多いような気はする。
美樹:周りの人に恵まれてるなーとは思う。編集者って、経験に恵まれることは多いんだけど、こんなに他ジャンルの人に恵まれることってあんまりない。
ぴち:それはやっぱり、他の編集者よりフットワーク軽かったからでしょう?あと偏見が無い。
弓月:同じこと思いました。偏見というか「かたより」っていうんですかね。ファッションならファッションに固執する、とかだけじゃなくて「幅広いものから、新しいものを得ようとする」感じが見てとれるというか。
美樹:IT系は特にそうかも。その人の所属ではなくその人がどんな人物か、ということを見られている。
ぴち:昔に比べて、何かの専門性に特化してるからといって、アドバンテージをとれる時代ではない感じはする。
弓月:専門的な事でも、俯瞰の視点が大切というか。全てにおいて、セルフブランディング能力やプロデュース能力が必要とされてる気がしますね。
美樹:とはいえ、私はセルフブランディングをやっているという意識はないな(笑)
ぴち:私もそう。したいことしてるだけで、セルフブランディングしてる意識は無い。
美樹:やりたいことをやってきた、そうしたらこうなった、って結果論って感じ?
ぴち:共通点はそこ。
弓月:それはありますねー面白いからやった、ピンと来たからやった、その結果という感じで。
ぴち:結果論が、たまたまうまく時代とマッチしてるから、なんとなく面白いことやらせてもらえるチャンスが多いのかも?
美樹:私たちがこういう立場で生きていられるのはラッキーだよね、と思う人もいるんじゃないかという気もする。
ぴち:時代とマッチしてたという意味では、確かにラッキーだと思ってる。サラリーマンじゃないからアレコレ言われる場には行かないけれど。
美樹:でもどこかに行けばいつも私たち、顔を合わせてたわけじゃない。それが発展して、今みたいになったってことだもんね。
ぴち:いつの間にか、三人とも、色んな場に呼んでもらえるようになったよね。
弓月:それぞれがどういう経緯で今に至ったのか、知りたい人も多いと思う。
美樹:それをお互い、追々、座談会で明らかにしていこうか。
Photograph:SatoRichman
[編集後記]
・みんなよく食べる。次回は食後のスイーツを準備してこなくちゃ(美樹)
・チャットしている時の姿勢が…写真とった時に美しくないのではと心配していますw 小さいテーブルとかあるといいですねぇ(弓月)
・とにかく砂埃がw MBAを拭いても拭いても紙が真っ黒になるので、これは次回の課外活動からの課題のひとつですねw(ぴち)
[使用ツール]
・iPhone5s
・NEX-7(池田美樹の愛機)
・MacBook Air / Pro
[使用アプリケーション]
・Note
・Googleドキュメント
[Special Thanx]
・岩瀬大二(ワインナビゲート)
・SatoRichman(Photograph/シャンパン&クロワッサン差し入れ)
・兎村彩野(小道具のコーディネート)
[photos]
パリ感たっぷりに、アコーディオンでワルツをかき鳴らしていた素敵紳士が、BGMを提供して下さいました。
photographs:池田 美樹
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