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499日ぶりのリングの感触からの石川県大会

499日ぶりのリングはハードでした。

まずコレが率直な感想。やはりプロレスという競技はハード。そして甘いものではない。

改めて8.20HEAT-UP後楽園大会ご来場ありがとうございました。大げさでも何でもなく諦めずにこの日を迎える事ができて、無事にリングを下りる事ができたのも応援して頂いた皆様のおかげです。

この日を迎える期間にも一言では語り尽くせない事が色々ありました。復帰戦に向けて練習量を増やしていく中でまた痛みが再発し、急いで治療したりなど、やはり現実というものはトントン拍子にはいかないものです。


ただ、その過程も全て含めてさらけ出して、この499日ぶりの復帰戦という作品が完成したんだと思います。

予想通り完膚無きまでボコボコにされました。でもこれが私のプロレスラーとしての仕事。定君、優作さん、大谷君には本当に感謝してます。

復帰戦の翌日は始発の新幹線で石川県へ。


この時点で試合のダメージで身体はガチガチ。そして予約したホテルでも一睡もできませんでしたがここは頑張り時。

朝から石川県庁に向かい馳浩石川県知事へ表敬訪問。その後金沢市長挨拶→北國新聞様訪問→施設訪問→企業訪問と怒涛のスケジュールが2日間続きます。

そして3日目は姉の車を借りて1人で車を運転して石川県輪島市へ。

今回の震災で特に被害が酷かった石川県輪島市は金沢市からもかなり距離があり、なかなか行く機会が無く難しかったのですが、今回の石川県大会を開催するにあたってどうしても自分の目で見ておきたかった。

実際見て、やはりテレビやネットでは伝わらない現地の雰囲気や肌感覚はその場に行かないと分からないものでした。正直自分の体感としては、輪島市に入った瞬間から空気が緊張感のあるものに変わりました。

その被害が酷い場所を背景に笑顏で友達と歩く学生を発見して、調べてみるとすぐ近くに学校があるとの事で、急な飛び込み訪問になりましたが、石川県立輪島高等学校様へ。

事情を話すと丁寧に対応して頂いて、校内にポスターとチラシを掲示してくれるとの事で、もし1人でもプロレスを観に来てくれる学生がいると嬉しい。

翌日も色々な学校、お店、会社などに営業活動。自分個人で動く時は基本的に全て飛び込み営業スタイル。


理由はやはり知り合いだけを呼ぶのではなく、プロレスを知らない石川県の人にこの大会を知って貰わないと意味が無いのです。

個人的な凱旋大会という意味では二の次で良くて、最優先は復興支援であり、目的はあくまで石川県の人を元気にしたいなのです。

「会場ってどうやって予約するの?」から始まり、恐る恐る会場に電話する事から始まった石川県大会。

想像以上に色んな方が関わり、クラウドファンディングも含めるとかなりの人数の方が応援してくれて、まさかここまでの規模になるとは思いもせず、今は正直嬉しいよりも絶対に失敗はできないというプレッシャーしかないです。

ただ、試合に向けて物語を創るのも
大会に向けて物語を創るのも


全く同じ作業なんだと感じます。

つまりこの大会も私の中でのプロレス。

お知り合い、友達、親戚、何人連れてきて頂いて大丈夫です。石川県以外のプロレスファンの方も是非観に来て下さい。

みんなで思い出に残る良い作品創りましょう。お読み頂いてありがとうございました。

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