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ひらめきスタジオという時間

こどもたちのひらめきに、感動していますか?

気に入ったアートができたらとことんやりつくす。
気に入った遊びをみつけたら、とことんやりつくす。
いろんな道具があることを知ったら、とことん試しつくす。

ひらめきスタジオは、私の夢の半ば地点である「ガラス張りスペースで、ひらめきを存分に発揮する子どもたちの様子を、覗きに来たお母さんたちが『くす』っと笑って楽しむスペース」として、2年半前にオープンしました。子どもたちがね、楽しそうにのびのびと何かを造っている、表現しているところを、ガラス越しに見てほしいんです。

ちょっと変わったこのスペースには、いろんな画材、いろんな素材、いろんな道具があって「こんなことしたい」にあわせてエデュケーターがコーディネートをしたり、「これ使いたい!」に対してこんな工作はどう?とおすすめしたり、時には「今日はこれやりま~す」と突然先生からお題が出されたり。とにかく、楽しい工作室!そんなイメージです。

もっともっと、あんな道具ほしい、こんなスペースほしい…っと、やりたいことはたくさんありますが、今はとにかく、子どもたちのひらめきを広げる場所であること、を一番に考えて、居心地の良いスペースが創れるよう、毎日工夫と試行錯誤をしています。

3回目の緊急事態宣言があけ、たくさんたくさんひらめきの種を心に抱えてたこどもたちが、またやってきてくれるようになりました!

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Y君は、いろんなクレヨンの試し書きをたのしんでくれています。
どれだけ長い線が描けるかにも挑戦してくれます。
今日は「赤」が流行っていて、次に好きなのが青。

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先生が提案しためん棒絵具は、ちょっとでおしまい。
段ボールに描く感触っておもしろいね!!
帰るころには足の裏はまっくろでした(笑)

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ホルベインの缶入り色鉛筆は、おみくじよろしく振って、出して、詰めて…このくらいの年齢ではあるあるですよね♪
ちょっとお高い色鉛筆ではありますが、スタジオにおいてあるからには、わざと破損するのでなければ、そういうのもある程度は一緒に楽しみます。
すこーしずつね。画材ってこうしたらもっと活きるよ!を体験していこうね。

さて、遅れてやってきてその作品を見つけたRちゃんは「私も大きい紙がいい。ピンクがいい」と言ってくれましたが、ごめんね >< 今日ある一番大きなピンクはこれだわ。

いいよ~っと言ってかきはじめてくれましたが…よくみると、すでに描いてあるの、わかりますか?

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Rちゃんは絶賛プリンセスとピンクがブーム!

最初ホルベインのピンク系の色で書いてくれていましたが…見えますか?「この色は見えにくいね。ピンクにピンクはだめかしら」と半ば独り言。

次に、発色の良いピンクをもってきて「これなら見えるんじゃない?先生描いてみたらどう?」と…。(私も描かされましたw)

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すでに画材実験プロです。すてき!

私たちは、年齢やら発達段階やら、そういうのももちろん大切にしますが、何より大切にしたいのは、それぞれの子のアートを、私達がいかに見付けていくのか。そして私たちが見付けたアートを子どもたちにどう伝え、どんな想いをしてもらいたいと感じているのか、ということです。

…そりゃもちろん、嬉しい気持ち、達成感とか、そういう想いを味わってほしいと思ってやっているわけですが、できればその中に、ひらめきのつぼみや好奇心のかけらや、思考の原石が生まれていればいいな~っと、少しばかりの期待も込めています。

さて、夏休み”あずけホーダイ”まもなくはじまります。

スタジオは大きくないので、1日の定員は6名程度です。いろんなエデュケーターの先生たちとのかかわりを楽しみながら、自分らしさの種に、たっくさんの栄養をつけに、どんな子どもたちに会えるのか…。

わくわくしています。

ひらめきスタジオ♪は大阪市西区西本町、靭公園のすぐ南です!

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