わるいこ向けパブボの徒然話

このnoteは クエストノーツAdvent Calendar 2023 15日の枠をお借りした記事です。




たぶん二度目まして。
丁度良いタイミングでロールに関する世間話をしたので、急遽11日にその時の話を抱えてお邪魔したサイゴです。

11日の枠で自己紹介は済ませたので前略、15日も枠を頂戴して好き放題します。

宗教上の理由で未だに殆どの賑やかパブボも通常のクエストも触れておらず、クエストの投稿数や数字を見るに、過渡期は数年前に過ぎ去り、閉鎖的な専用世界観でストーリーありきのRPボードが多いのかな?程度のフワッとした箱庭育ちスタイルで過ごしております。

そんな中、クエストノーツの大前提である「剣と魔法のファンタジーの世界で、冒険者手帳を手に依頼を受ける冒険者」を大事にしたくて作った、冒険者が訪問できる街ボードの話をします。
※現代的な概念は持ち込まず、基礎の世界観を守っている冒険者が前提。

無知な状態から作ったボードって、たぶん傍から見てて面白いと思うので。これから裸踊りする気分で綴っています。

【たぶんこういう人向けの記事】
・他人の創作世界観語りを見るのが好き
・ボードを作りたいけど何から始めるか迷っている、前例が見たい
・(規約の範囲内で)インモラルなロールを嗜みたい、できる場所を探している

他マスター作のクエスト×2の紹介も含んでいます。
掲載許可の打診にご快諾いただき、ありがとうございました。

本題

*ボードコンセプト

今回 話題のメインとなるボードがこちら。
設定上では悪い子〜人外が主な人口を占める、 (人間基準で) 治安の悪い街が欲しいよ〜ということで作り始めたのが発端です。

クエノに来てすぐの2022年末から、定期的に「カー〇ワースの万魔の町シュ〇ーみたいな街を作りた~い!」や「治安の悪さが普通の、全域スラムのような街が欲しい、無いなら作る」を叫び続けていました。
意識でもしないとさすがに同時期に両方被るピンポイントな呟きをする人はいないでしょうしね。

元々そういう場所があるなら競合するものを作っても同じ客層で食いあってしまうので、わるいこギルドもやりたい要素を挙げて紹介してもらったパブボを見て回り、これは被らないな!とスキマ産業として作り始めるに至る。

ホラーもとい"怪奇小説"とボルヘスが好きなのもあり、文章と世界観の味わいに似たものがあれば作者冥利です。

当初は自分がそうだったので「探索して察した世界観を基に街に来たRP」をしてもらうつもりだったのですが、
街の世界観、というよりは性格が一般の街とはかけ離れていて、各所イベントを拾い損ねると設定の把握が大変そうなので、ここで軽く紹介していこうと思います。

世界観というほどベースから逸脱した設定はなく、カー〇ワースの各街シナのように
「ともすると冒険の過程で迷い込む街」
「人によっては居心地が良くて第二の拠点としている街」

になれば、というイメージです。

RPGの道中で訪ねることになる、ちょっと様子のおかしい奇怪な街。
好きな時にワールドマップから様子を見に来れる街。
盗賊系キャラクターがPTに加わることになるきっかけの街。

なので冒頭のRead meを守れるPL(と設定)であれば、PCがどんな冒険者(悪属性〜人外)でも違和感なく訪ねたり、たむろできる場所かな、と思います。
「悪い子向けの表記があるから普通の子はだめなのかなと思った」というお話を見かけたことがあり……ぜんぜん迷い込んでいいよ!

たぶん普通の感性のPCだと「この街の人は様子がおかしい……近寄らんとこ」になります。
狙ってやっていることだからヨシ。
「なにこの街、こわ」というロールも歓迎しています。

クエノのベースは剣と魔法のファンタジーなので、PCの設定がFF7とFF8は怪しいけどFF10ならいけるかな、FF9は大歓迎、現代的な要素を持ち込む異世界転生系は非推奨くらいです。

また、けだもの(notけもの)は言葉を持っていても文字を記す手指はないというこだわりの下、文献、それらを集めた施設は作らないと決めて作りました。
隠しボードの手記や落書き、NPCの発言、ログに表示される情報を元に断片的に読み取ってもらおう、という算段。

手記が落ちていたら、街に染まりきっていない人のものだったのかもしれませんね。

さて、"まだ見ぬご縁との出会い+少人数で交流したい人向け"という大前提の他、作者の想定しているボードの目的・使い方はこんな感じです。

・悪い子たちの社交場
よいこが逆に特別な存在になる日常空間
(マザーハーロットと同じく)一期一会による、まだ見ぬ人とのご縁
悪い子が多数派の場所へ迷い込んじゃったパンピームーブ
パンピーに悪いことを教えてあげる悪い子ムーブ
依頼の目的地として知己と共に訪ねて、フレーバーアイテムをお土産に
etc…

スキアポリスは少人数向けの謳い文句も相まって後入りで人が倍々に増えることは少なく、はじめましてから知己まで、静かにロールしやすい場所になっています。
大人数になると流れの調節に気を遣って発言を控えてしまう同志向け。

多くても4人くらいまでが複数名での会話の理想で、もしそれ以上の人数が後からやってきたら、みんなでお迎えしてご挨拶した後、元いた中の2人が別所に移って人数分割の流れが理想です。

「用事もあるしそろそろ行くけど、君も一緒に来ない?」で1人引っこ抜いたりとか、気の利く知り合い相手なら「話し込んじゃったけどこれからあそこに向かうんだったっけ?」で確定未満のフリを投げたり、流れの誘導はいくらでもできますからね。色々。

入ったばかりの場所で話し込んで団子にならないよう、人が分散するように、かつ趣味でマップ全体を凡そパノプティコンの形にしています。
形に設定上の意味はあるけど割愛。

とはいえ先客を見付けるのに苦労する問題もありますよね。私自身、人探しで長時間彷徨うくらいならお絵描きで生産をしたいと考えるので。
なので、広いボードで先に入っている人を見付けやすいように、セントラルで方角を書置きできるようにもしておきました。

これだね。

不穏なイベントもあちこちに置いてあるので、「うっかり様子のおかしい街に迷い込んだ」冒険者さんも、街を歩いていて違和感のない&普段からここを拠点にしていますという顔ができる悪人/人外さんも、等しくお待ちしております。

"プシュケ"をクリア済みだと気付きがちらほらあるかも。

気に入ったら滞在者を名乗っていただいても構いません。
街の出身者として設定を使った新規作成は条件付きでOKを出しているので、詳細は設定共有の項目にて。

「探検はしたいけど、すれ違いに声を掛けられたくない」場合はこういうスキルもご用意しているので、ステルス状態でのんびりお散歩も出来ます。
逆に言えば、この状態ではロールに参加できない、存在していない扱いになると考えてもらった方がいいかも。

パブボによくあるやつだね。




さて、ここで一旦CMに入ります。
後に"対応CE"とはなんぞや?と思われないためにも、激推しクエストの紹介です。

推しといっても特殊なもので、「このクエストでキャラクターの各種設定を入力しておけば、対応しているクエストで設定を反映したイベントが発生したり、容姿を反映した文章をお出ししてくれる」という優れものです。

知らない人はいない……と思いたいのですが、
RPで存在を教えられるパブリックボードとは別でメタなもの、私のようにPLとして発言する機会が少ないご新規さんだと、関連クエストの紹介以外で知る機会が少ないのでは?と思い立ち、もしもの場合に伝わればいいな、と。

アライメントも増えて、お陰様でやりたかったイベント分岐ができるようになりました。
悪い子と良い子分岐ができる、うれしい。はしゃいだ。最終チェック画面ではまさかのアイコンまで用意されている。うれしい。はしゃぎすぎ。

そんなこんなで、影街でよいこが怖い目に遭ったり、わるいこがエンジョイできるイベントをぼちぼち増やしていきたいと思います。

この流れでもう一つクエスト紹介をします。

個人的に一番推しているのは、戦闘BGMがダンスマカブルなところで、次点はBGMぜんぶがクラシックなところ。

それ以外にも蠍座のネタや気になる名称がちらほらあって……こういう場では演出の細かさやさりげなさや視覚的情報について語った方が良い気がするのですが、無限に文量が伸びるので、ネタバレしないためという建前で泣く泣く割愛します。

そして、なぜこの街を紹介したか。
理由は私がボードを作り始めてすぐの頃に遡ります。

「街灯を視覚的にそれっぽくしてあるボードって天才だな~~」
「これを最初に始めたのってどこのボードですか?」
「あそこか~! 真似していいですか!? 」
「OK!? ありがとう!!」

爆速OKだった

という流れで、街灯を、作った。
ありがとうございました。大変爆速でした。

マップが完全なアイソメトリックではないため
全ての表示に誤差のような角度がついて左右で表示位置に差がある
どう工夫してもズレるから左右対称に……ならないかな……!!!

閑話休題。自作ボードの話に戻ります。

日程都合で安定した交流ができないからと人の多いパブボに滅多に顔出ししない分、更新履歴に残っている通り、公開後からも定期的に触ってはひっそり更新していました。

・隠しボードがいっぱい増えたよ
・対応CEが増えたよ(アライメント追加の対応ありがとうございました)
・裏ギルド(宿もどき)ができたよ
・悪趣味な賭場や夜の眷属~一部人外向けの施設(CE分岐次第)ができたよ
・隠しボード限定でアクティブ(PvP)できるようになったよ

増えたもの一例。

本来は良くないはずの不具合報告が届いた折には、ちゃんと触ってもらってるんだな~と分かって嬉しかったことをこの場でご報告しておきます。
パブリックボード、人がいる所に人が集まる循環に伴う極端さがあり、少人数で通りすがりに話したい者には肩身が狭い世界なので……

こういった要素の追加を細々と続けていますが、まだまだ当初思い描いていた完成からは程遠く、古くからあるきちんとした街ボードには見劣りする現状です。現状、目指してるものの3割くらい。

今年は創作に時間が取れなかったので、来年はいっぱいお絵描きしたり、ボードに手を加えていく所存。
リーンとは異なる「陰のある日常の舞台」「インモラルな日常の舞台」として、のんびり歩きながらお付き合いください。

なお、色々作ったとしても触れてもらわなければ創作物としておしまいなので、たまにボードを歩いてくださっている方々には大感謝です。
不具合報告はもちろんのこと、機能・要素・施設追加、ご要望があれば、常識と良識の範囲内でメールにてよろしくお願いいたします。

今後は悪い子ギルド周りの拡充に伴うvE要素の追加、追加したvP要素の整備、賭場のさらなる遊び要素の追加、こっそりCEを使ったイベントの追加を予定。
なぜここで宣言しているかというと、逃げ道を塞ぐためですね。言質を置いておく。

歪な塔をよじ登る/飛び移っていく高低差表現がしたかった
上から見下ろしたり、追っかけっこができる
Q.PC版を推奨する理由
A.かわいいカラスが見られるから
(UIがずれないから……)

*自作ドットと詳細絵の話

ということでボードを構成する、視覚的要素、音楽、システムの話をしていきます。まずは画像周り。

後述のvPを用意するにあたってドット素材は化け猫缶さんからお借りしたものが増えましたが、元はほぼ自作でした。
ここではvP用に作った新規ドットや持ってきた過去ドットを見て見てします。

ピカロ(悪人)ロール状態アイコン
地下の秩序を作る主な人種として秤っぽい形
ちょっと刃物やルピナスの形もイメージ
冒険者ロール状態アイコン
自由な風と焚き火の炎のイメージが強くて
夜歩くものロール状態アイコン
祓魔師の対に見えそうなシルエット
祓魔師ロール状態アイコン
夜歩くものの対になる十字架

ものぐさなので知り合い向けボードに作った
18*18マスケラアイコンもサイド付与に流用


キャラ個室ボードの蝶も流用
プシュケの依頼書だね


このドット絵、私はクエノで触れ始めたばかりです。入口が同じ人が多そう。
見様見真似で日の浅い自己流ではありますが、まあまあいい線を行ってるといいな。

自分で作っていると知見もあったので、共有しておきます。
ドット界の剛の者からは赤ペンものかもしれませんが、大きめに出力した例を見ながらどうぞ。

とりあえずアレです
色相をずらした別の色を混ぜてムラを出すと
いい感じのいい感じっぽさが出ます
自然さ、というのかな


先に出したドット実寸と比較していただくと分かる通り、いい感じですね。
現実に無い十字架の形状を考える方が大変でした。


ふざけていないでもうちょっと真面目な話をすると、
曲線の表現はとりあえずベタでシルエットを打って、丸みを出したいカドを薄めた色でぼやかすように潰すいい感じに実寸にした時に丸っぽく見えることに気付きました。知見共有。

あとはデザインにありがちな話ですが、暗い背景にも明るい背景にも対応できるように明るいフチと暗いフチを両方付けておくと汎用性がUPします。

明るいフチは原色寄りの鮮やかな色でも代用できるかも。
汎用性というか、どこで使ってもある程度の可視性が得られます
詳細絵の文字入れにも使える知識だね。

続いてその詳細絵。
詳細絵を実装しているボードは稀なので、もしかすると通信の負荷の都合で……?と思いながらも、

せっかくなので作りました。

カードが多いと見づらいという話をどこかで見掛けたので、まずはこう。

情報を左にまとめてみた
最初に試したのは10/1に更新した手持ちPCの詳細絵なので、見掛けた方がいるかも

ベースを作ったら色を変えて時短カラバリを作りました。
これだけでも見やすくないですか? 諸説あります。
続いて、

リアクションスキルは水色で統一しておくか……
じゃあ同じ色になっちゃうロール専用スキルは
使えるロールを示す状態アイコン

合いそうなフォントで見分けてもらおう

こんな感じで雰囲気ちょっと見分けやすくしました。
デザインはもう素材やテクスチャやクリスタでなんとかいい感じに。

作ってから気付いたんですが、街には「術式を刺青で先に身体に刻んでおいて、才能が無い人でも使えるようにしてくれる」という設定のお店があります。

その刺青の形は黒い棘模様≒トライバルタトゥーだということで、趣味で作っていたこっちを詳細絵に使った方がいいのでは……?

やっちまったね。

気付いちまったね。
来年は時間ができるので、また詳細絵のデザインを楽しく考えなおすことにします。

*BGMの話

この話題になるとだいたいフリー音源公開をされているMATSUさんへのラブコールになってしまうのですが、私は音数を抑えたBGMが好きです。

すごいな~と思っているゲーム関係者の弁で、その通りだな~と思ったお話があります。だいたいこれを基にBGMを選びます。

「ゲームのBGMは完成していてはいけない」
= 他の要素と併せたゲーム体験で完成するもので、完成品だと調和が崩れてしまうから

たぶんFF14の開発

体験を支えつつ、前に出すぎないゲーム音楽はえらい。イコールは私の解釈です。

そしてここからは、個人的な独断と偏見の成分が多いお話。
フラグとも言う。

私は初め、見た目がアナログかつレトロなクエストノーツに壮大なオーケストラは合わせにくいと感じており、過度にEDMも使いたくない厄介なこだわりがありました。
ちょっとよく分かりませんね。昔のドットRPGなんか8bitじゃん。

まず街中にメインで流す楽曲に悩みます。
誰かと鉢合わせて話し込んだらずっと背景に聴き続けることになる。
イメージ重視でほどほどに禍々しくて、でも耳障りにならない曲を……

が、フリーの範囲で音源を探し回っても音数や曲の展開が派手で落ち着かない、ドラマチックすぎる——……そもそも王道ではない禍々しさ不気味さを持ちながら+落ち着いて聞ける曲調って、

相反しやすい要素だから無いのでは?

依頼するにしても難しい内容で悩ましい。
有料音源に手を出すか?
そして、辿り着いた答えは。

まあ、ミュートしてもらえばいいしな。

身も蓋もないね。

こうして今のBGMになりました。

こんなことを言っていますが、結局はメインのバックグラウンドにやや不安を煽る曲調を選ぶやつが悪い。
なんなら当初の目的に沿った、あまり存在しないはずの要素を絶妙に兼ね備えた曲ではないでしょうか。
探索のお供にどうぞ聞いて行ってくださいね。

あまりにも心にザワザワくる場合は、ミュートにしてアイドルとか流しておいてください。

他には
珍しく文化を匂わせる聖堂 ⇒ 中東っぽいドライなBGM
特別な場所 ⇒ 他クエストで使ったBGM
青基調の隠しボード ⇒ ピアノonlyのBGM
など。
気が付けば早くてミドルテンポくらいまでのBGMになりました。
そりゃそうか、落ち付いて文字を打ちたいもんね。

続いて、PvP用にと作ったボードでは6曲選択できるようにしました。
多くないか? その時の情緒に合う曲、欲しくて。
肝心のラインナップ、もとい最初に決めた種類はこちら。

  • クラシック(趣味)

  • 剣と魔法っぽいゴシック×2

  • EDM系×2

  • エレクトロスウィング(趣味)


最終決定。
クラシックはジムノペディ。趣味。
ボードにちなんだ月光、特に戦闘向きなクライマックス感のある第三楽章がベストだったんですが、いかんせん長くて食う容量が半端なく、無理矢理エンコードしても音質がボロボロになる上に2MBに収まらないので諦めました。助けて有識者。

なぜクラシックかというと、映画でたまにあるじゃないですか、陽気な曲をバックに血飛沫。
あれと似たような調子で、血生臭いことPvPをしながら、背景にヒーリング筆頭のジムノペディが流れるミスマッチさがあると嬉しいな~と思いました。

~完~



では気にせず次のカテゴリ、EDM枠を選ぼう!
少しずつクエストに触れていくにつれ、意外とEDMも使われているんだな……という知見を得たことに加え、耳が慣れてきたのもあって、自分好みの展開のシンプルなEDMを選べばいいのでは? という気付きにより視野が広がりました。

そして選んだ2曲がこちら。


どっちもMATSUさんの曲になっちゃった!

仕方ないですね。ガチャガチャせず展開はコンパクトに収められていてかつ完成度が高いBGM……これだろ!!!になりました。
ファンだから贔屓目かもしれない。
マザーハーロットでも椅子でもお世話になっています。

では剣と魔法枠にいきましょう。
優等生を超えた特待生。Perituneさん、よろしくお願いします。
こっちはカ〇ワで聞いたことあるなになりがち

  • Entangle

  • Enchanter3 Celesta


Entangle ⇒ 弦メイン/物悲しい/三拍子
Enchanter3 Celesta ⇒ オルゴール/不気味/ワルツ

これもまた分かりやすく趣味になっちゃった……

でもボードが目指す路線はこっちなのでOKです。
程々に戦闘曲らしいかっこいい路線はEDMに委ねましたしね。
万事OK。次に行きましょう。

エレクトロスウィング。これも趣味。

戦闘に……合うのか?
これこそ(良い意味で)ガチャガチャしてるのでは?

ここで言い訳すると、裏ギルド実装に伴い、vPができる隠しボードを2種類増やす予定ができたり、ギルドのお仕事用にvEできるエリアも作る予定ができました。
ノリノリで敵を蹴散らしていく裏ギルドの皆さんのバックにこれを流せばかっこいいのでは?
そう考え、素材倉庫に突っ込むついでに入れました。安直だね。


とまあこんな感じで選んだ戦闘曲ですが、色々語った挙句に11日に触れた和風クエスト(仮)ではダブステップに手を出しています。手の平くるくるだね。

結局、最初に抱いていたこだわりなんてそんなもん。
というオチでした。おしまい。



さてさて、戦闘BGMの話は終わりました。
最後に、Skebでとても良い楽曲を作っていただいたので素直に自慢をします。
裏ギルド用として、夜とか色々、イメージキーワードをお伝えして依頼してきました。

某街のくだりと同じく、クエノに来てすぐジョンウィックのホテルみたいなわるいこ向けのサービスと仕事を提供するギルドが欲しいよ~! 武器職人とその人作の道具を使う人たちの交流ができる組合が欲しいよ~!と駄々をこねていました。

既存ボードには無いと聞いて有言実行、かなり以前から退路を断つためにも好みの制作をされている方のSkebに突撃。

私が依頼したのはジャズ路線ですが、クエノのベース世界観と相性の良い陽気めアイリッシュが得意な方なので、ちゃっかり宣伝をしていきます。

Skebはこちら ⇒ https://skeb.jp/@mx3ds

肝心の依頼曲は~~……ギルドを見付けて聴いていってね。

*追加したわるいこギルド(宿)の話

先述の通り、「わるいこのインモラルな日常を見られる宿が欲しい」「普段はいいこのふりしてる子たちの別側面が見たい」「職人と彼らの作を扱う仕事人の関係が見たい」ということで作った寄合所です。

私は《通りがかったこどもに「夜道は危ないよ」と笑顔で帰りを促しながら、仕事の痕跡を草藪やマンホールの下に蹴り込んだり、後ろ手にナイフを隠すわるいこ》が好きです。

だいぶ明確な形を持った幻覚だな

ということで作りました。
無いなら作れば良かろうなのが創作者というものです。

他にもフィクションでたまに見る「エレベーターで積もる話をする」「途中で別の人が入ってきて会話を中断する」「どうしよっか…な空気」が好きなので、合法ROMもしやすいかなとエレベーター単体のボードも作りました。

洋画に出てくる古いアパートの、昇降機然とした格子付きのやつをイメージして。
もちろん本当に内緒の話だったらルームに籠ったり、別の話題に切り替えることにはなると思うのですが。

まだまだお仕事周りのシステムの整備をしていないのでまだフレーバー程度なのですが、後の設定共有にも関係のある「マイスターPCがギルド所属者PCの武器の手入れをする」や「人間ではなかったり、治安の悪いメンバーで仕事(クエスト)の話をする」交流に使ってもらえたら、と思います。

ボードコンセプトで語った文末通り、利用者のために存在するものなので、使う方からのご要望があれば専用イベントでも何でも追加していきますね。

*設定共有の話

企画と言うほどしっかりしていないし、緩いからと大々的に告知も宣伝もしていないため、認知されていないはず。
これまた宣伝をしていきます。

影の街『スキアポリス』は、街出身~流れ着いて定着した設定のキャラクターを作りたい方向けに、お問い合わせ(メール)に対応する形で設定資料を限定公開しています。
利用するかはともかく、見るだけ見てみたいよ、という方もお気軽に。

表紙とか
要項だね

誰でも見られる場所に公開していないのは、自分が初回の街探検時に前知識が無い方が面白いと考える宗派の人間だからです。
街の住人としてロールするなら、これは知っておいた方がいいという情報を纏めました。

キャラメイクに限らず、「クエノのPCとして稼働しないけど、キャラデザの練習に使いたいよ」でもOKです。使われ前例はばっちりあります。その節はありがとうございました。そろそろ"その節"をアドカレ中に何回言ったでしょうかクイズができますね。
もちろん、この場合も事前確認・連絡はしてくださいね。

追々、CEを使った街の出身者~外部からの滞在者向けのイベント分岐も作っていきます。


【利用条件と補足】

  • ボード内外問わず、関係者以外を含む場で街の話をしない = 身内だけが知る話題で他人を置いてけぼりにしない

  • 訪問者に対して「自分も楽しめる範囲でアトラクションのキャストのつもりでおもてなしやご案内」をするのが基本スタンス = 設定共有で遊ぶのが主目的だとしても、共有していない人も同じように扱うこと

  • あくまで住民のひとりで、特別な役柄は封印 (資料に詳細を付記)

  • ネタ元の表記不要 (任意)

  • 街にある固有名詞(街の名前や蝶の学名など)を使わなければ別所への輸出や自創作輸入もOK

  • ある意味看板を掲げて活動してもらうことになるので、いちおうSNSなどで普段の発言を事前チェックするよ

今まで通り、一度許可したとしても、「後で詐称が判明したり、他人への不義理に人やものを利用した」などの一線を越える迷惑行為を確認した方へ「今後の利用はやめてね~」の一報を入れる可能性はあります。
よほどでない限りあり得ないので心の片隅程度に。

最後に、(例外はあるかもしれませんが、少なくとも初手で案内無し、ほぼ単身でクエノにやって来たひとりの新規の)観測範囲で気になることがちらほらあり、念のためにその観測を基にした捕捉を書き添えておきます。

理由はさて置き「ボード主は創作者と読者くらいの距離感の方がいい」と思っているので、特に仲良くしてもらっていなくても、「知り合い間で出身地が同じ冒険者を作るために使わせて」などの理由でも、お気軽に利用者としてご連絡ください。

"設定を借りたから、遊びにマスター=PLも誘わないとな〜とは考えなくていいです。どこかで見掛けた時、他の方と同様の扱いをしてもらう程度であればいいな。それが黙って通り過ぎるだけでも、一声かけるだけでも。

人との距離が近すぎるのも、それが当然になっちゃうのも考えもの
さいを

*フレーバー重視PvPを作った話


情報量が膨大になっちゃったので大見出しで分けました。
目次がスマートではなくなりましたがご容赦ください。

ここからは世界観を作るのが大好き人間が作り始めると止まらなくなったローカルデータの話をします。
TRPGとかぜんぜんやったことないけど、なんか数字で創作を表現できるってクセになっちゃって……




【導入】

公開当時、「まともにバトルしたことないから、自分が未知のものは実装しないよ!」と、Read meでも宣言して封印していたアクティブ可能エリアを隠しボード限定でついに解放しました。

初めてクエストを出してはや一年、かといってリアルの方がてんやわんやでろくにクエストもできず、辛うじてやっていたことといえば。

vEもまともにやったことない身で大規模vPボードにいきなりお邪魔して荒波に揉まれたり、そこでのご縁からvEに触れ始めたり。
少しだけ戦闘周りの経験を積み——お陰様でシステムの数字に縛られる不自由さの中でRPをするのも面白いな~と味をしめるなどしました。

とはいえ話している間にどんどん人が増えて混雑していくところよりも、少人数活動の方が得意 / 好きな方っていますよね。私もです。
そして、

少人数がRP重視でひっそり(訪問者各人の身内と)vPできる場所を作るか!

こうなりました。




【概要】

しかしvEも作ったことないし、戦闘なんて何もわからん。
そのため、影街の世界観を元に、バランス度外視フレーバー重視でRPを兼ねたPvPができるお遊びエリアにしようと割り切りました。

性質上、「出会い頭の挨拶にアクティブ」には向いていないので、いつもと違うことをやりたい時に知り合いを誘ってこっそり遊びに行く場所や、街でのRPの延長線としてご利用ください。

影の街にやってきた時、このPCならどういう戦い方を選ぶかな〜と考えて遊んでいただければ幸いです。もしもの闇堕ちIFで考えてもいい。

隠しボード2カ所で遊べるようにしています。
他のエリアは今まで通りアクティブ不可なので、引き続き「悪い子同士の新しい出会い」や「悪い子と良い子の立場の反転」「一期一会」のご縁探しに。



【メインコンセプト】

月明かりに酔い痴れよ。

月光パッシブより

ということで、なんか雰囲気で……特定の条件で陶酔に変換される月光カウンターをデフォルト要素にしました。なんか雰囲気だね〜~
なおかつ『創作の怪物は人間に討たれるためにある』という信条の下、怪物ロールへの特攻スキルも複数取り揃え。

以下、なんとなくで作ったら止まらなくなった要素諸々。
エフェクトの多さに目を回しました。


・月光(lunatic)と陶酔(euphoria)カウント

Lunaticという言葉が存在するように、血潮のように地下へと降り注ぐ月明かりは、生きとし生けるものたちを熱狂させます。
月光が齎す陶酔は、あるものには福音であり、あるものには毒となるでしょう。

わるいことは月のせいにしていいよ。

それっぽいことを言っていますが、バランスのことは何も考えてないよ。
雰囲気を楽しんでね。


・ロール付与

冒険者 / ピカロ(悪人) / 祓魔師 / 夜歩くもの


現時点では4種ロールを用意
フレーバー重視ということで、微妙にステータスの補正が掛かります

祓魔師は聖職者である必要は無く、魔や邪悪に対抗する術や知識のある人、くらいの位置付け。
夜歩くものは普段は冒険者に収まってるPCでも、実は人外なPCなどに。
ちなみに別途付与できるサイドの名称はアクゼリュスとアイーアツィブスです。アイコンは白黒の仮面。趣味だね。


・ケイオスマジック

その街は、患う者を例外なく受け入れる。
そして、人とは皆、病んでいる。
影の街、或いは罪業の街と呼ばれる地下深くの都。
スキアポリスの名を冠す都は、深きにありながら、頭上に真紅の月が輝くという。

プロローグより


様々な人種が逃げ込み、潜み、流れ着く地下世界では、持ち込まれた地上の魔術体系や言語が本来の姿を失って混ざり合い、混沌とした様相を呈しています。

地下に根を張る裏ギルドの仕事も相まって、本来は魔術師の特権である術式がスクロールとして出回っています。略式の扱い方さえ分かるなら、誰でもこのカオスの一端に触れることができるでしょう。

これもそれっぽいことを言っていますが、なんか雰囲気
相談できる相手と一緒に利用する前提の場ですから、相手と示し合わせつつスキルの使用有無を選んでいただけたら。


【スキルと装備】

  • ロール専用にアクション/リアクション/パッシブを1つずつ、計3つを任意取得

  • ケイオスマジックとして、任意で2スロット分取得できる計20種を用意

  • なんとなく街にありそうな12種の武器を用意

  • 知り合いの嘆きを解決するためフェンサー専用に「後の先」を用意

  • 影街っぽいし自分が好きなのでバード専用に「カプリッチオ」と「スケルツォ」「アルペジオ」「悪魔のトリル」を用意

  • ダンサー専用に「タンゴ」「フォックストロット」「ダンスマカブル」を用意

スキルは、なんとなくテーマに沿った名前を作ってから
合いそうな効果を考えました。
順序が逆では?

周りにスキル名を投げてアイデアを募ったりもしました。その節はありがとうございます。

こうして実制作に移るにあたって、「地雷設置」「バフをばらまくトーテム設置」スキルを作りたい!!!!!と思い立ちました。
が、未熟な私はもちろんマウスを投げました。人間は愚か。

最終的には「ラウンドを経て範囲爆破」を諦めて「ラウンド終了時にマーカー位置を爆破」、「スキルで召喚できないからアイテムを挟んでイベント読み込みで解決」で妥協しました。

あとはダークファンタジーやホラーにおける銀の弾丸と、鈍器として磔刑用の十字架を振り回す概念が大好きなので、それをやるためだけにあったらいいな武器群を製造。

戦闘に追加要素のある既存ボードを参考に、なんか雰囲気と形だけ。

今後はそのまんまになっている仮部分を弄ってローカル化を進めたり、固有スキルを色々増やします。
こうして、アイテムのローカルデータ枠が一瞬で消し飛んだのでした。

大々的かつ無差別に人を呼び込みたいわけでもないので、細々と自己満足で利用者向けの様々な更新を……
バランス度外視とはいうものの、何か気になることがあればお気軽にフィードバックや要望をメールにて。

せっかくなので、記事公開日から正月休み終わりくらいまで、クエストの玄関口から直通でvP専用ボードのミラー版に通じるコントロールボタンを設置しておきます。テレビの視聴者限定みたいなものですね。

入場の合言葉は「月の下へ」で。

味見しにきたり、お知り合いを誘っていただいた上で。
よければ街の雰囲気も味わった上で、雰囲気に合いそうな子やあえて善属性の子を連れてきて、世界観に沿ったvPを仲良しさんと楽しんでいってくださいね。

スケジュールの都合もあって曖昧ですが、2024年1月10日以降にボタンが消えるので、継続して利用したい方は隠しボードを探しておいてください。

「使いたいけど場所が分からなくて困った」場合はご連絡いただければネタバレもできるので……

さいごに

さてこそタイトルに違わぬ徒然散文と相成りました。
やっと終わりです。軽く1万字を超えちゃったね。
1万字の散文に付き合わせてしまったのか……
ここまでとりとめのない話を読んでいただいてありがとうございます。

綺麗な締め括りが思いつかないので、ここは余韻もそこそこにメタな次元でのボードコンセプトの要約を以て〆たいと思います。

テーマ自体は物騒だけど、歩いて回って雰囲気が合いそうなら、同じものを感じたPLや、親和性高めのPCがひっそり集まって、ご縁が繋がる場所になればいいな。

わるいこが特別じゃない世界で、わるい日常をやろう。
おしまい。

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