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それでも育てる

成長するにつれて、周りの子と違う気がして毎日悩んでました。

実は私はバツイチです。

長男が1歳になってすぐ離婚しました。

長男は、私の連れ子で今の夫とは血の繋がりはがありません。

長男の父親つまり、私の元夫には発達障害があります。

それも、結婚してからわかった事でした。

後に勉強してわかったのですが、ADHDの遺伝する確率が高い。

私にとっては、(強調しますが私にとってはです。)絶望に近い気持ちでした。

なぜなら、元夫との離婚理由は彼のADHDの特性そのものが、どうしても理解できなかったのです。

ADHDには代表的な3つの特性があります。

◉不注意

◉多動

◉衝動的

簡単に書くとこの3つの特徴があります。

全部の特性を持つタイプもあれば、この中の1つだけだったり、2つだったり、中には他の発達障害やLDだったりと、個人個人違います。

元夫はこの中で特に衝動性が強いタイプでした。

例えば自分の目の前で楽しい事が始まると、その後に予定があっても、(楽しいっ!)と思うと、その後の予定など、忘れて、そちらに行ってしまうのです。

本人はもちろん悪気はないにしても、周りからすればいい大人が約束破ってヘラヘラしてたら腹が立ちます。

私は若い頃から、あっあのバッグ欲しいな!今買わないと後悔するかなー。と思っても

例え貯金があっても、今買うより、あともう少し貯金を貯めてもっと高い憧れのブランドバッグの為に我慢しよ。

と、衝動的に何かをするタイプではないので、元夫の行動に全く理解も出来ず、我慢ができない元夫はわがままだったり、甘えてるとか、努力が足りないだとか、毎日ダメな所ばかり探すようになり、最終的に我慢のできない元夫の借金や、我慢のできない元夫の暴力で、結局離婚する事になりました。

当時の私は若いし、そもそもが私自身、明治生まれか!という位、厳しい家庭で育てられたので、元夫の両親や、姉兄妹たちの元夫が失敗しても、ちゃんとしてなくても、嫁に暴力奮っていても、借金しても許しているその環境に嫌気もさして、息子が1歳になってすぐ、限界になり、なかなかすんなりとは行かなかったのですが、やっと離婚になりました。

発達障害について、今ほど勉強もしてませんでしたし、あの頃発達障害について頭では理解していても、心が、私の心が私は元夫が嫌いだし、障害だからとか知らないし、とにかく一緒にいるの無理!!

と、ただただ自分の事しか考えられなかったと思います。

だからこそ、自分の息子の行動が、どんどん元夫に似ていく事が辛くて、かわいいかわいい世界で一番大切で愛おしい息子なのに、どうしても元夫と被ってしまい、絶対元夫みたいには育てない。とにかくちゃんとした子供に育てなきゃ。シングルマザーだからしつけがなって無いと思われ無いようにと、周りの人より厳しく、いつも怒っている当時はそんな母親でした。

当時の良かれと思ってやっていた、育児がその後の長男と、私自身を苦しめる事になるのも知らずに。

いま振り返れば、ADHDの長男にとって一番だめな対応だったと、何度も何度もあの頃の無知な私に怒りさえ湧きます。後悔しかないのです。



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