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【S14シングル 最終713位 R1972】天地開闢カミウーラ

ポケモン対戦Vtuberの桜ノ宮ぴあのです。

ポケモンSVシーズン14シングル レギュレーションFで使用した構築になります。

SVで5回目の最終3桁、713位を達成できました。

構築経緯

S14はレギュレーションF最初のシーズンであり、レギュレーションEの強い構築や新ポケモンを取り入れた構築、どちらも存在する混沌とした環境になっていると考察。
そのような環境ではプレイヤー同士の共通認識が形成されていないため、サイクル構築よりも、やりたいことを押し付ける対面構築が強い!と考えました。

その方法としては
①新ポケモンの未開拓の型で奇襲する
②高種族値ポケモンの強力な数値でゴリ押す
の2つが良いと考えています。
今回は①が見つからなかったので②を採用しました!

数値と言えばカイリュー、このポケモンの最強の型である鋭い嘴を持った飛行テラバースト型を軸に考えました。このポケモンは初手の攻撃性能と奇襲性能は高いですが、テラスタルに完全依存するので2体目3体目はテラスタルを切らずに強いポケモンが必要となります。
そこで環境のほぼ全てポケモンの上を取れるブーストエナジーの電磁波祟り目ハバタクカミ、テラスタルなしでも対面性能の高い突撃チョッキの水ウーラオスを採用し、この3体を基本選出にしました!
4体目はカイリューが環境に一定数いる霊獣ランドロス、ブリジュラスに出し負けるのでそこに強めで行動保証もある襷ガチグマを第2の初手エースとして採用しました。

個体解説でも説明しますが、今回のカイリューは地震を覚えていないのでサーフゴーなどの鋼タイプに弱いです。そこで残りの2体を炎タイプにして鋼タイプに選出圧力をかける必要があり、更に特定の構築やポケモンへの役割を持たせたいと考えました。

まず受けループの対策が出来ていないので、アシッドボムでラッキーハピナスを崩せてグライオンやドヒドイデに後投げ出来る風船テツノドクガを採用しました。
ここまでの5体でキノガッサのキノコの胞子やチオンジェン宿り木の種が一貫してしまうので、草タイプ複合の竈オーガポンを最後に採用して構築が完成しました。

構築とレンタル

レギュレーションFの間は残します!

カイリュー

ドラゴン・ひこう

特性:マルチスケイル
持ち物:するどいくちばし
テラスタイプ:ひこう
性格:いじっぱり
調整:175(68)-204(252)-116(4)-x-121(4)-123(180)
技構成:テラバースト アクアジェット みがわり アンコール

A
特化
S
準速キノガッサ+1
H
16n-1
BD
余り

けっきょく カイリューが いちばん つよくて すごいんだよね

飛行テラバーストが通る相手ならほとんど対面で勝てる最強のポケモン。

初手に出てくるカイリューは弱点保険orクリアチャームorいかさまダイスのアタッカー型を想定されるので飛行テラバーストは警戒が薄く刺さっていました。
スケイルショット対策で遅い水ウーラオス(多分下からアイススピナーを撃つ型)が時々いて上から無傷で倒せたのも強かったです。

身代わりとアンコールでステルスロック+欠伸のカバルドンやラグラージにも強く、ドヒドイデ・ディンルーに対しても耐性があります。
このポケモンはS6でもほとんど同じ型で一緒に戦っていて(神速をアクアジェットに変更)水ロトムが苦手でしたが、環境から居なくなったのも追い風でした。
地震がない弱点は炎タイプ2体の選出圧力と襷ガチグマで対応しているので最終日に地震が欲しいと思うことは殆どなかったです。

調整は最終日前日までは準速でしたが耐久が欲しいと思うことが多く、カイリューの同速対決以外では、準速キノガッサ以上の素早さラインで抜きたい相手がいなかったので準速キノガッサ抜きにしました。耐久が少し上がったことで後続にテラバースト入れることが出来る場面が増えて正解だったと思います。

アクアジェットの枠も前日までは神速でした。これはどちらでもいいと思います。前日の結果でアクアジェットだったら勝てた場面の方が多かったのでアクアジェットにしました。
神速のメリット:
相手の先制技の更に上から撃てるので、パオジアンの氷の礫や不意打ち、ウーラオスのアクアジェットを受けない。後続のポケモンを削ることが出来る。
アクアジェットのメリット:
耐久に振ったハバタクカミに飛行テラバーストを耐えられても倒しきることが出来る。神速対策のゴーストテラスタルに強い。

ハバタクカミ

ゴースト・フェアリー

特性:こだいかっせい
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:でんき
性格:ずぶとい
調整:149(148)-x-116(244)-161(44)-156(4)-164(68)
技構成:ムーンフォース たたりめ でんじは ちょうはつ

HB
ステルスロックのダメージ1回+特化悪ウーラオスの暗黒強打を確定で耐える。
S
最速ウーラオス+1
※同系統のハバタクカミの上を取りたい意図。
残りC
余りD

2番手として圧倒的な適性を持つポケモン。
初手で削った相手を倒して、最後のポケモンに繋げます。

インフレが進んだ今の環境ではラムの実を持たせる余裕はほとんどなく、電磁波ハバタクカミ自体も減っていたので、非常に電磁波の通りが良かったです。電磁波は命中不安技なのでムーンフォースの削りで裏の圏内に入るかどうか考えて技選択していました。でもやっぱり電磁波の誤魔化し性能や上振れ要素も強く、不利な状況を何度も逆転してくれました。

ハバタクカミはテラスタルを切らせる性能が高いので、3番手のポケモンが不意のテラスタルで負けることが少なくなります。
環境に瞑想ラティアスが一定数いたのでその対策で挑発を採用しました。

調整はかなり自信のあるオリジナルの調整でHBハバタクカミとしての物理耐久を保ちながら素早さと火力を上げることが出来て、とても気に入ってます!
テラスタルは電磁波ハバタクカミのミラーに強く、鋼に耐性を持てる電気にしました。

ウーラオス(れんげき)

かくとう・みず

特性:ふかしのこぶし
持ち物:とつげきチョッキ
テラスタイプ:ほのお
性格:いじっぱり
調整:205(236)-199(244)-122(12)-x-82(12)-118(4)
技構成:すいりゅうれんだ ドレインパンチ アイススピナー アクアジェット

HB
龍の舞した+1カイリューのスケイルショット5回を95.45%で耐え
(スケイルショット4回の場合は確定耐えなので実際は約98%で耐える)
A
出来るだけ高く
D
とつげきチョッキの効率が良くなる偶数実数値
S
余り

対面性能が高すぎる水ウーラオス。
この枠は最初、襷イダイトウにしていましたが、イダイトウは型の種類に乏しく、しっかり対策されている感じたこと、ガチグマに襷を持たせたかったので最終日に採用しました。
(なお、前日に「襷をガチグマに取られたし、ほな光の粉にしとくかー」と浅すぎる思考で光の粉イダイトウを採用したら、麻痺8連痺れの天罰を受けました。神様は見ているようです。

メガネ以外のハバタクカミのムーンフォースも耐えるので特殊相手にも戦うことが出来、ドレインパンチで撃ち合いにも強いです。普通に強くてあまり語ることがない。

調整はDを偶数にしたこだわりの調整でこちらも気に入っています。
テラスタイプは炎オーガポンとハバタクカミに強くなれる炎にしました。

ガチグマ(暁月)

じめん・ノーマル

持ち物:きあいのタスキ
特性:しんがん
テラスタイプ:ノーマル
性格:ひかえめ
調整:189(4)-x-140-205(252)-85-104(252)
技構成:ブラッドムーン ハイパーボイス だいちのちから しんくうは

CS特化
残りH

なんかデカいのにめっちゃ速く動くヤバい熊。

カイリューが苦手なブリジュラスや霊獣ランドロス入りの構築への初手ポケモン。襷を採用することで終盤に増えた眼鏡持ちの高火力(ブリジュラス・ハバタクカミ・タケルライコ等)で何もできずに突破されることがなくなり、安心して初手に置くことが出来ました。

最終日のブリジュラスがほぼ全て頑丈ミラーコートしてくるので襷でびっくりさせること出来て楽しかったです。
結局そのあとはこちらの真空波とイバンの実を温存する交代の択にはなるのですが、2番手のハバタクカミが先制技がないので襷で耐えないとイバンの実で先制されてラスターカノンや徹底光線を受けてしまうので、この構築では襷は必須レベルでした。
ガチグマの元々の耐久の高さから一旦積んでから倒そうとしてくることが時々あり、襷で耐えて返り討ちにしてくれました。

準速にすることで無振りカイリューを抜くことが出来るので、羽休めで粘るorアンコールで起点にしてくる遅いカイリューを上から倒せるのも強かったです。
火力も特化+一致テラスタルで充分高いので初手置きだけでなく受け寄りの構築に崩し枠として選出することも出来ます。(遅いチオンジェンも抜けます)

調整は遅いサーフゴーを抜くために臆病最速にするのも強いと思います。今回は初手の破壊性能を重視して控えめにしました。

技構成は欠伸を入れたい気もしましたが、裏に積むポケモンもいないので、範囲を広げるためにフルアタ構成にしました。

テツノドクガ

ほのお・どく

持ち物:ふうせん
特性:クォークチャージ
テラスタイプ:ひこう
性格:ひかえめ
調整:187(252)-x-104(188)-185(68)-130-130
技構成:ほのおのまい アシッドボム エナジーボール あさのひざし

HB
無振りヘイラッシャのウェーブタックルを93.75%で耐え
(テラス後に2耐えしたい)
残りC

今回の受けループ対策枠。炎タイプとして鋼タイプの選出抑制も担当。
受けループを崩す場合に大切なのは崩したいポケモンよりも目の前にいる別のポケモンに後出し出来るどうかだと思っています。持ち物をふうせんにすることで、グライオンとドヒドイデの両方に後出しすることが出来ます。これで安全にハピナス・ラッキーを誘って炎の舞とアシッドボムで崩します。
ただ、終盤に急遽思いついたポケモンでレギュレーションFの受けループへの解像度が低くてラウドボーン採用が増えていることに気づかず、ラウドボーンとハピナスの交代の繰り返しでTODされて負けてしまったのが悔しかったです。
ラウドボーン入りには後述のオーガポンと一緒に選出して撒き菱を撒くことで崩すことが出来ると思います。

テラスタイプは風船が割れた後でも地面技を無効にできる飛行。

技構成はコンセプトの炎の舞とアシッドボム、ハピナスラッキーと撃ち合うための朝の日差しまでは確定、ヘイラッシャへの遂行速度を高めるエナジーボールを最後に採用しました。

調整はヘイラッシャに負けないようにHBに振りましたが、そもそも受けループのヘイラッシャの攻撃技は雪雪崩と地割れだと思うので、Sをグライオン抜きまで振っても良かったかもです。

オーガポン(竈の面)

くさ・ほのお

持ち物:かまどのめん
特性:かたやぶり
テラスタイプ:ほのお
性格:ようき
調整:181(204)-142(12)-121(228)-×-117(4)-151(60)
技構成:ツタこんぼう ウッドホーン がんせきふうじ まきびし

調整意図…ボックスにいたHBを採用、多分なにかの調整を参考にしたと思います。

検討の余地あり枠。
カイリューとガチグマがキノガッサ・チオンジェンにやや弱いため、その補強として採用しました。ガチグマとカイリューを出しにくい時の初手置きや刺さる構築に撒菱を撒きます。テツノドクガと一緒に鋼タイプに選出圧力をかける役目もあります。

最終日に採用した枠ですが、選出ミスもありほとんど選出してあげることが出来なかったです。でも出した1回は勝ってくれたので最終日勝率100%のポケモンです、偉い!

選出

基本選出(スタンダードな構築や対面構築)
カイリュー+ハバタクカミ+ウーラオス

カイリューで暴れてハバタクカミとウーラオスで逃げ切ります。


霊獣ランドロス等の威嚇持ち、ブリジュラス等の炎に弱くない飛行に耐性がある鋼入りの構築
ガチグマ+ハバタクカミ+ウーラオス

ガチグマで暴れてハバタクカミとウーラオスで逃げ切ります。
カイリューと違ってガチグマはテラスタルにそこまで依存しないので、ハバタクカミやウーラオスにテラスタルを残した方がいい場合もあります。


受け寄りの構築やフワライドバトンなど
ガチグマ+ハバタクカミ+カイリュー(先発は柔軟に判断)
ガチグマの火力とカイリューの身代わりアンコール、ハバタクカミの挑発を上手く使って戦います。

受けループ
オーガポン+テツノドクガ+ガチグマ
オーガポンで撒菱を撒いてテツノドクガでハピナスorラッキーを崩してガチグマで残りを貫きます。(机上論)


苦手なポケモン

パオジアン
カイリュー、ガチグマ共に上を取られているので、怯みを拒否できず怯むと何も出来ずに突破されてしまいます。
外し含めると27%なので割り切っていました。

タケルライコ
この構築最大の敵。初手に出てくる場合はガチグマである程度対応できますが、後発で出てこられると水ウーラオスが何もできないため、かなりきつかったです。幸い最終日には数が少なかったので助かりました。
一応ガチグマにテラスタルを切らず、ハバタクカミ・ウーラオスに残すことである程度対応できるかなと思います。相手の構築次第では先発オーガポンで後発ガチグマみたいな選出にしてもよかったかも。

結果

TNぴあの 最終713位 レート1972

まとめ

今回は2ROMで1000位~900位ぐらいからスタート出来たのと、構築は自信があったのですが、最終日に完成したので練度不足なところもあって最高順位の更新が出来なかったのは悔しいです。
でも前期S13は結果残せなかったので3桁に残れたことは素直に嬉しい!
これからも最高順位の更新(3桁前半)を目指しながら、コンスタントに最終3桁を取れたらいいなと思いました!
この構築、S15でも使いたいなとちょっと思っているので構築の改善案や質問などあればコメントしてください!

最終日の動画、そして最終日前日に起きた事件、8連麻痺の動画などもアップしていく予定なのでこれからもよろしくお願いします。

追記:8連麻痺の動画投稿しました↓

サーフゴーの選出抑制ちゃんと出来てました↓

バトメモ、いつもありがとう😊


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