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アルファモン:王竜剣デッキ

みなさんこんにちは!
ゴリです!

今回は2/25発売BT-09「Xレコード」で超絶強化された「アルファモン」デッキを紹介します。

※発表されていたカードを事前に印刷して約一ヶ月調整しています。

有料部分からはメタゲームについて解説しようと思います。
地域によって流行りが変わるので、環境が違う可能性があると思いますが大枠のデッキに対してのプレイと構築の変化を解説します。

環境上位と予測される

「ブラックウォーグレイモン」デッキ
「メタルガルルモンX抗体」
デッキ
「ウォーグレイモンX抗体」
デッキ
「デュークモン」
デッキ
「ベルゼブモン」デッキ
「X抗体」ミラー
に対してのメタゲームを解説しますので、興味のある方はぜひ購入してください。

1.カード解説(カッコ良さ重視でパラレル)

追加されたカードの紹介です。

BT9-111SEC 「アルファモン:王竜剣」

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歴代でも最強に近い効果を持つエースです。

このカードの発表により調整環境でのX抗体の立ち位置が変わり
「環境トップに近いのでは?」
という結論に至りました。

進化時の「登場コストが一番高いデジモンをすべて破壊」は前弾から環境でも活躍している

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これらに近い効果です。
実際にプレイされると構築段階でのケアしか存在しないことが多く一番強いやつが破壊されます。
当たり前ですがレベルが違う状態で並んでいれば基本的にレベルの高いほうが破壊されます。

一番重要な
「ターン終了時に進化元の特徴にX抗体を持つカードを7枚まで戻すことで1枚につきメモリーを+1する」効果は実質的なエクストラターンを生み出します。
相手の動きにほとんど関係なく、自身で+7できるので進化コストを考えたとしてもメモリー±0でDP16000のデジモンを場に用意できるのは脅威でしかありません。
「進化元にオウリュウモンがあるアルファモン」から進化できると4メモリー得することも可能です。

セキュリティを攻める際もDP16000が強力で、バトルで破壊されることはほとんどありません。
無理やり打点を上げて攻撃することで裏目を消していたプレイが必要なくなり、雑に攻撃できるデッキになりました。

コンボ要素が高いので、使ってみるまで強さがわかりにくいかもしれません。

BT9-066R 「アルファモン」

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今回の弾の主人公的存在です。
レアリティがSRではなくRで驚かされましたね。
(単体でパッケージを飾っているのにSRではない初めてのデジモンです)

既存のX抗体デッキは手札から進化元にカードを増やしていき、ドローに変換するという±0のギミックで戦っていましたが、
このアルファモンの登場でトラッシュから好きな効果を選択できるようになったのでプレイの幅やリソースの広がりが増えました。

後半になるにつれて必要になってくるブロッカー効果を雑に自分に与えることができるので粘り強く戦えるようになりました。

「自身の進化元が増えたときに相手を退化1する」効果は1対1の勝負に持っていく際にかなり重要で、相手の「レベル6」を先出しされた際も後出しでテンポを取り返すことができる効果です。
(時を操る設定がデザインにあらわれていて素晴らしいと思います。) 

BT9-064R 「グレイドモン」

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先ほどのアルファモンとデザイナーズコンボで設計されているであろう「グレイドモン」です。

効果はわかりやすく、自身の動きを強くして相手とのリソースを広げるカードです。
オープンした中に「アルファモン」がなくても進化元にカードを入れられるだけで基本的に損することがなく、拾いきれなかったカードはトラッシュに行くので先ほどの「アルファモン」の進化元に入れるカードを用意できます。
「アルファモン:王竜剣」がオープンされた際に手札に加えられるところもポイントが高いです。

進化元効果の「アルファモンのアタック終了時登場コスト5以下を破壊」は、退化と相性も良く「レベル5」を退化した際には「レベル4」が登場コスト5以下のことが多いので破壊できます。
「アルファモン:王竜剣」でも発揮できます。

BT9-109U 「X抗体」

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無茶苦茶な効果を持っているカードです。
今までのX抗体デッキの戦い方を過去の物として、すべてを変えました。
白のオプションですが色条件は実質ないので汎用カードです。

セキュリティ効果は相手の計算を狂わせる効果であり、手札に来るので一方的なアドバンテージが期待できます。

進化元に一度入れることができると、アタックの度に特徴にX抗体を持つデジモンに進化できるようになるので疑似的な「進撃」になります。

先ほどの「アルファモン」と相性が最高で、退化しながら相手のデジモンにDP11000でアタックできるので一方的な除去が可能です。

逆に既存のX抗体デッキのエースだった

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「ドルゴラモン」とはお互いにアタック時効果で相性が悪く抜けていきました。

各色に追加されたX抗体デジモンたちは、このカードをオープンさせた際に手札に加える効果をもっていますが

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既出のレベル3やテイマーで加えることができるようになっているのを調整で初めて知りました。

2.構築解説

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こちらが公式で発表された構築です。
とりあえず最新弾のカードをたくさん使ってやろうという気概を感じます。


実際に調整中に使っていた構築がこちらです。

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公式の構築と大きく違う点が
①テイマーの枚数
②グレイドモン、アルファモンの枚数
の2点です。

①は特徴に「X抗体」を持つカードを要求されている都合でデジモンを増やしたという感じです。
実際にプレイしていくと「アルファモン:王竜剣」を早期に場に出してメモリーをコントロールしたほうが、テイマーをはる手間を省けることがほとんどです。
アタック時に進化してしまうので相手より早く進化できてしまいます。

②は「アルファモン:王竜剣」に最速で繋げるためにコンボパーツは多く入れただけです。
かなり前のSEC枠である「アルファモン」を構築に要求します。
とは公式から発表しにくいでしょうが個人的には必須だと思います。

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セキュリティ効果によって基本的に1ターンもらえることや、手札に加わることによって早期に相手が攻めてきた際も損しません。

3.立ち回り解説

基本的な動きは育成エリアで「レベル4」まで育てて
「レベル5」の効果を使うタイミングで前に出してリソースを広げていきます。

「アルファモン:王竜剣」への進化を目指すデッキなので
「レベル5」の状態でアタックすることは進化元に「X抗体」があり、手札に「レベル6」を抱えている状態でない限り裏目が大きいです。

DP16000のブロッカーを作ることで大抵のデジモンのアタックを牽制できるのでロングゲームも狙えます。

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この2枚が優秀でメモリー操作が容易で手札も枯渇せずにゲームを進められます。
特に手札が芳しくないときも

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「X抗体」を1ドローに変換できるのがこのデッキの強みです。

総括すると
「進化元効果の足し算」で相手のデッキや状況に合わせて最強デジモンを作るデッキです。

4.メタゲーム

相手視点での楽な勝ち筋は、一番強力な「アルファモン:王竜剣」のメモリーを操作する効果をいかに使わせないかにかかっています。
受ける側は、攻撃してきたことに裏目を作ってあげる必要があるので「確定除去」が必須になります。

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これらはセキュリティ効果で除去できる可能性がありしっかりとしたメタになっています。

紫だけは

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混色の「カオスディグレイド」に頼らない限りレベル指定除去なので「レベル7」デジモンは除去しにくいです。
すなわち構築をゆがませない限り「アルファモン:王竜剣」はきついということです。

しかし、「破壊」に関しては「X抗体」側のプレイでケアできてしまいます。

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「オウリュウモン」の「自分のデジモンの進化元が増えた時」の効果は「アルファモン:王竜剣」にそのターンに進化してしまえば引き継ぐのでDPも上がり、セキュリティで破壊されることはなくなります。
返しのターンで「道連れ」のデジモンに破壊されなくなる点も評価できます。

「オウリュウモン」は特殊で、自身でなくとも横にいるデジモンが

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「ドルグレモン」に進化して効果を使用した際でもいいので簡単です。
何より

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「X抗体」を発動するだけで条件を満たします。

手札に戻る場合やセキュリティに送られる効果は耐えることができませんが最小限に被害を抑えることができます。

それは「アタックしながら進化しない」ことです。

「アルファモン」の進化元に「オウリュウモン」を入れることに固執すると「アルファモン:王竜剣」の場に出てくるタイミングが手遅れになることが多いので、7コストで「レベル6」から進化することがほとんどです。
調整していたら誰もが気づけると思います。
そして、ゲームの進行の都合上オプションの「X抗体」を進化元に入れているのでアタックしながら進化することが可能なことがほとんどです。

確定除去が積まれていない調整初期ならばそれでも完封できる強さでしたが、セキュリティで返されるようになってからはアタックしながら進化すると大きくコストを返すことになり逆転される可能性を上げました。

「アルファモン:王竜剣」に進化するタイミングを変えてみると、メモリーを1で返して相手の除去を誘ったり、そもそも引いていなければ除去されないので次のターンからも圧をかけ続けられるようになりました。

5.環境上位デッキからのメタ

色ごとに様々な方向からメタがあり「アルファモン:王竜剣」の効果を耐えるためや、「アルファモン:王竜剣」対策の「確定除去」を耐えるために

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これらの効果で耐性を持たせることが主流になっていくと予想されます。
「X抗体」ミラーも破壊耐性を得ることで相手の「アルファモン:王竜剣」を返しのターンにカウンターできる状況をつくるプレイになっていきます。

そんな中でも有効な除去が

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「退化」です。

「ブラックウォーグレイモンデッキ」

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「ブラックウォーグレイモンデッキ」で採用される可能性のあるカードです。
何より同じ弾の強化である

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「ガイオウモン」がかなり厄介です。
自身を「グレイモン」として扱うテキストにより、
1.破壊耐性をもち
2.退化させながら
3.進撃をもちながら
アクティブ状態を攻撃できる状況を作られるとテンポを奪われてしまいます。

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元々の終着点である「ブラックウォーグレイモン」のテイマーを消滅させる効果も強力なので流行っているなら構築段階で意識する必要があります。

「X抗体」デッキ側のオプションを

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これらの「退化」関連カードに変更する必要があります。

手札から発動することや退化できる枚数を加味すると、「∞キャノン」がおすすめです。

以前までは「退化3」で十分でしたが、同じレベルのデジモンを重ねて進化できるギミックによって不可能を可能にされます。

名称未設定-1

この状態の「ガイオウモン」を作られると「退化3」では
「メタルグレイモン」になるだけで8コストのオプションで求める結果にはなりません。
「メタルグレイモン:アルタラウスモード」をもう1枚重ねるだけでも同じ状況です。

かなり再現度の高い状況だったので「退化3」では足りないと判断しました。

お互いに「退化」で除去していくのでロングゲームになりがちです、相手のオープン効果で公開されたカードを記憶しておいて「ガイオウモン」切れを狙うのが一番楽な勝ち筋です。
「X抗体」を最大限対策しようとすると、オプションが増え事故率も上がることから「X抗体」側が勝ち切れる可能性の高い対面です。
セキュリティからのオプションで除去を警戒するプレイには、手札から発動で大きくコストが返ってくるのでカウンターを意識して手札と育成エリアを整えます。

「メタルガルルモンX抗体デッキ」

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アタッカーでありブロッカーでもある「メタルガルルモンX抗体」を主軸としたデッキで、盤面の小型を手札に返すことが得意なので複数並べて攻め切ることが難しいです。

先述した

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手札に戻す効果で破壊耐性をすり抜けて「アルファモン:王竜剣」を処理することができます。

破壊耐性を持たせるので「X抗体」側は除去が大変で
「退化」に頼らざるを得ないです。

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「石田夫妻」が採用されていると、お互いに手札が増えていくのでメモリーを簡単にプラスされてしまいます。
プラスする効果は「アルファモン:王竜剣」で小さく返すことを強要され、2枚目以降に関しては完全にお手上げです。
明確に有利になるカードを採用できる時点で「メタルガルルモンX抗体」側が有利と言われる理由も理解できます。

しかし、純粋な打点を伸ばすことが苦手でDP16000を超えるギミックが入ってない限りは裏目が存在するのでイーブンかなと思います。

他の対面への戦い方を見ると、赤系と比較して攻撃するスピードが低いので環境的に増えるかは微妙です。

「退化」で相手の動きを遅らせることで「アルファモン:王竜剣」で圧をかけ続けます。
手札に戻されることを意識し無理に進化元を増やすのではなく、手札にレベル毎で揃えておくと戦線を維持しやすいです。

「ウォーグレイモンX抗体デッキ」

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「ブラックウォーグレイモン」と同様に破壊耐性を持ちながら、DPを爆発的に上昇させ3~4点を一気に削ってきます。
破壊には強いデッキで、なおかつ速いタイミングで攻められるのでオプションでの除去を意識せざるを得ません。

「退化」が利く対面です。
何より「X抗体」側のDPの高いブロッカーがきつく、2回以上高DPアタッカーを作るのは大変なので耐えることができる対面です。
赤には破壊系のオプションしか使えるものがないので、プレイでケアできます。
セキュリティからのテイマーを早い段階で発動させてもらえる可能性のある対面なので、1枚受けを発動出来たらぐっと勝ちに近づきます。

「デュークモン」デッキ

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既存のクリムゾンモードでのフィニッシュに加え、「デュークモンX抗体」のセキュリティ破棄効果が強力です。
環境に存在するデッキが強いオプションを積むほどに、速いスピードでセキュリティを破棄して逆転させない戦い方が通りやすいです。

「デュークモン」になるまでは育成で温存する、古き良き戦い方ができるので除去しにくいです。
除去も豊富でメモリーもコントロールされるので相手の事故を誘えないと厳しい戦いになりがちです。

「X抗体」側は「オウリュウモン」をブロッカーにし続けることで相手の攻撃を止めることが可能な対面です。
最初に「オウリュウモン」でテンポを奪い、2体目の「レベル6」でアタックする戦い方が無難です。

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ワープ進化でカウンターを狙われるので、4コストを絶対に与えないように立ち回ります。

「ベルゼブモン」デッキ

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すさまじい速度でトラッシュを増やし、アドバンテージを広げてきます。


墓地メタである

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「オメガモン:マーシフルモード」の登場で立ち位置が危うくなっていますが、そもそもアグロ寄りの戦い方なので破壊耐性ブロッカーがいない限り「レベル7」にたどり着く前に決着をつけられてしまう気がします。

「X抗体」側の破壊耐性、ブロッカーが重いので特に構築段階で意識することは少ないですが、相手の運が良いと序盤に攻め切られるので油断してはいけない対面です。

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「アルファモン:王竜剣」でアタックしている際にセキュリティから「ガジモン」を蘇生されると効果を使えなくなるので相手の構築を見極める必要があります。
トラッシュを増やすギミックの性質上、相手のデッキ構築を把握することが可能なので
・黄色との混色要素がないか
・ガジモンの採用有無
をしっかり確認しましょう。


「X抗体」ミラー

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大会環境などでは、総合力で勝ち上がる可能性の高いのがミラーだと判断しています。

弱点をとしては
特徴に「X抗体」をもつデジモンの少ないことが挙げられます。
相手に採用カードを把握されているので、進化コストが固定なのでメモリーを1で返されていない場合でも厳しいことがあります。
厳しい瞬間は後攻1ターン目です。

相手の先行で
「レベル4」まで普通に進化して2メモリー貰ったとします。

こちらも手札事故はなくしっかり進化できるとしたら、

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同じ進化コスト2のデジモンしかいないので、その後のコストを3~4使用することになります。

そうすると次のターンの相手の動きが

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これらの進化時効果を使うことが可能です。

相手の進化元に

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「ドルモン」が入るだけで、3以下で返しながら「レベル6」を先に作られてしまいます。
進化先が「アルファモン」だとすると1で返すことも可能です。
その後も同じような返しをしても先に「アルファモン:王竜剣」で攻められることになり厳しい戦いになります。
じゃんけんに負け=ゲーム負け になりかねません。

そんなコスト問題を解決するために採用したのが

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デクスシリーズの採用です。

「デクスドルガモン」は育成エリアで後攻1ターン目に進化した際に、メモリーを1で返すことが可能になり一気にテンポを失う可能性が減りました。

特殊進化条件によってメモリーを+1することができ相手の計算を狂わせることができます。
何より「道連れ&ブロッカー」を自身以外にも付与できる効果で、「アルファモン:王竜剣」をブロッカーにすることもできます。

ブロッカー付与が進化元効果以外に増えたことで

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アクティブ状態にアタックできるデジモンを作られても、
「レベル6」のデジモンを守り抜ける可能性が上がりました。

「デクスドルグレモン」は簡単にセキュリティアタック+1のデジモンを作ることができ

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「ブラックウォーグレイモン」と同様に退化3を「レベル5」で受けきることができます。

何より、「アルファモン:王竜剣」の効果でデッキに戻すことのできるカードを簡単に追加できます。

手札を捨ててメモリーを増やす効果ですが、

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「アルファモン」で進化元に入れたい任意のカードをトラッシュに送ることが可能です。

デクスシリーズを採用したことで相手の予測を狂わせることができるようになり、ミラーにおいても構築で差ができるようになりました。

6.まとめ

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現状の構築です。
「キョキョモン」を抜いている理由は
初手にデクスが重なった際に手札消費が激しすぎて負けるからです。
20%をひき&デクスしかいない
というすさまじい下振れパターンを嫌っているだけなので入れても問題はありません。
「∞キャノン」「堂本コータ」が自由枠です。
この4枚は特徴にX抗体を持たないので、デクスで手札から捨てることができません。

・速いデッキが多い環境ではテイマーを多めに入れてカウンター
・赤黒が流行っているならオプション多め
・ミラーが多いなら「武者ユージ」で進化元効果に差をつける

などなど、流行に合わせて構築をいじることができるので意外に幅のあるデッキです。

皆様も良いデジカライフをお送りください!!

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