猿

ぜんぶ二足歩行が悪い!!!!

人間は人間になる前は樹上で生活をしていました。

約300年前に東アフリカで気候が変化し土地が乾燥し樹木が減りました。

すると樹木は少なくなるので平原が増えます。

それにともなって、人間の祖先は木から降りざる負えない状況になり平原を二足歩行で歩くようになりました。

という仮説があります。

でも二足歩行を獲得したことで、様々な不具合が発生しました。

①不安定すぎ問題!!

②首腰肩膝が痛い問題!!

③重力と戦っても勝てない問題(笑)

です。

なに言ってんだこいつ…と思ったそこのあなた!
今から説明してきますよ。

①不安定すぎ問題

うちのカズちゃん(息子)は最近歩き始めたのですが、よく転んで頭をぶつけます。
一日一回はどこかに頭をぶつけます。

父心配。

でもかずちゃんがオカシイわけではなく、二足歩行が悪いのです(笑)

直立はどう考えても四足動物に比べて不安定です。
動物界の二足歩行仲間と言えば鳥類ですが、直立しているわけではありません。
人間に1番近い二足歩行はペンギンさんだと思いますが、ペンギンさんは慎重によちよち歩きます。

**人間みたいに電車に乗り遅れそうでダッシュして転んだりしません!!

**

足の接地点を結んだ四角い領域を支持基底面(しじきていめん)と呼びます。
支持基底面に身体の重心が入っていれば倒れません。四足動物は足を四本も地面につけていますので支持基底面が広いです。

ですので四足動物はめったに転びません。



チーターは遅刻しそうでダッシュしても転びません!!


二足歩行は四足動物にくらべて支持基底面が小さくなります。
さらに重心は高い位置になるため少し揺らぐと重心が大きく移動するため倒れます。

子供は大人に比べて頭が大きく重心がさらに高い位置になるため、とても倒れやすいのです。

だからカズちゃんは毎日転びます!

父心配!

ぜんぶ最初に二足歩行で歩いた奴が悪い!!

②首腰肩膝が痛い問題!!


四足動物の背骨は水平です。ちょうど家の梁のように構造されており、その下に内臓を吊り下げる形になってます。

人間の背骨は垂直です。ちょうど家の柱のように構造されております。
身体は上半身が大きく設計されています。

上半身を曲げると背骨の曲がった場所に大きな負荷がかかります。
さらに荷物をもてば背骨にかかる負担は増大します。
そして体重は膝にもかかるため、膝を痛めます。

四足歩行だったら上司に頭下げることもなく背骨に負担かからなくてよかったんですけどねっ(・д・)チッ


③重力と戦っても勝てない問題(笑)


人間の足先の血管は頭に比べて約100㎜hgという大きな圧力がかかっています。それは重力と戦って脳に血液を送るためです。
人間の臓器のなかで脳は血液をもっとも必要としている場所だと思います。
一瞬たりとも血液の供給を途絶えさせる事はできません。
普段は身体を動かしているので、筋肉が血管を押して脳や心臓に血液を送ってくれます。
直立していると筋肉が動かないので心臓の力でしか押さなくなります。
すると足の方に血液がたまり、脳に血液がスムーズに運ばれなくなります。
強靭な兵士でも30分間直立していると倒れることがあるそうです。

脳に血液を送ることは生きてく上でとても大事なのですが…

**じゃあ心臓の横に脳くっつけとけ!!

なぜ重力と戦おうと思ったんだw
**

と思います。

ちなみに痔も直立したことによる弊害といわれています。

なぜかというと臓器の下の方は圧力がかかるため、臓器のもっとも下にある肛門に大きな圧力がかかり鬱血を起こす事があります。
それが痔です。


まぁ色々文句を言いましたが、二足歩行になったおかげで脳が他の動物では類を見ないほど発達しました。
それは手を使うことができるようになったからと言われています。
大きくなった脳が道具を発明し、言語を発達させ巨大な文明を創りました。

そして他の動物に対して優位な地位をしめることになりました。



優位かどうか…
そんな事は他の動物に聞いてみないとわかりません。

他の動物からいわせれば


人間、二足歩行になってらぁー

ざまぁwwww




とか思われてるかもしれません。


私は人生に疲れ次第、四足歩行で生活しようと思います。


おしまい( ´ ▽ ` )ノ

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