2019年を振りかえる
年末なので、今年一年を振り返ってみよう、と思うわけです。しかし、私の脳は半年が期限のようです。前半の記憶がほとんどない。仕事以外なにもやっていなかったように思う。まぁいいか。
今年の8月に「ハチ活自由研究」というイベントを開催しました。端的に言えば「ハチの素晴らしさを広めることで社会貢献をしよう」という活動です。世の中の植物の9割は蜂が花粉交配をすることで、生命を紡いでいます。したがって、ハチがいなくなれば植物も死に絶えます。そして人類は野菜を食べることが難しくなってしまします。野菜を食べなければ、病気になり、死ぬかもしれません。
蜂は大切ですね。
国が変われば蜂を殺すことが違法とされることもある「大切な生き物」です。
でも、大切ではない生き物はいるのでしょうか。もちろん、いるはずはありません。私はそう思いたいです。
私の好きな諺に「ロリスの母にとってはロリスの子どもが世界一かわいい」という言葉があります。これはスリランカの諺です。
スリランカでは、ロリスというメガネザルのようなサルが「不潔で気持ちが悪いもの」と思われるそうです。日本でいえばゴキブリのような感じらしいです。
でもその気持ちが悪い動物でも、その動物の母にとっては世界一かわいいということです。
すべての生き物が、そうだと思いたいですが、違う場合があるようです。流れるニュースで胸が押しつぶされそうになることもあります。悲しいことです。
我々人間は母の胎内に存在した卵から選抜された1個です。具体的な数字をいえば、700万くらいの中から選ばれた1個です。
そして1回の射精で発生する精子1~4億が長い旅にでます。
生き残った1匹の精子と選抜された1匹と卵が結合して、卵に組み込まれた数万種類の遺伝子と精子に組み込まれた数万種類の遺伝子がランダムに結合しあって、人間が完成しました。
自分が自分である事は、宝くじで1億円当たるよりも、もっともっと稀なことだと考えられます。
いや、人間だけではなく他の生き物でもそうでしょう。
だから母は子供が世界一かわいい。ゴキブリでもロリスでも、危険で攻撃的なハチでもそうでしょう。
2019年を振り返るだけで、こんな発想になってしまうのは、きっと20日前に生まれた娘と息子のおかげかもしれません。
それではまた(‘ω’)ノ
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