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5月のジェットコースターに乗って

デデン、デン、デデン… デデン、デン、デデn…


「五月病」


今年もこの季節がやってきた。

なんだか気持ちが沈んじゃう季節。


3月・4月と充実してて楽しかったから、この調子で5月も絶対楽しいじゃーん!と思っていたが、感情は思い通りにいかない生きものらしい。


ここ数週間、気持ちが信じられないぐらい落ちて、「生きたくない」と思いながら朝を迎えていた。

意味もなく
「何のために生きるのか」という問いに苦しめられ
「生きなくて良い理由」を探し出し
「死ねない理由」に悶えていた。

私は常に何かしらで悩んでいるが、最近は特に悩みがひどかった。

自分の中のもう一人の私に
「まあ、そんなこともあるさ」と言われながら
「分かってるよ」と思いながら
ぐるぐると不安に沈んでいくことをやめられないでいた。


_

そんな中、オードリー若林さんのエッセイの中に
Q「今、幸せですか?」
A「…ジェットコースターみたいなものかな」
というような文章を見つけた。

わざわざ怖い思いをするために並んで
絶叫しながら乗って
二度と乗りたくないと思う。
でも充実感がある。

わざわざ怖い思いをしにいって、絶叫し、次は乗らない!と思うのに少しするとまた乗ろうとする。

私たちは、絶叫と絶叫の間にあるほっとする安心感を求めているのかもしれない…そしてそれが幸せなのかもしれないな。と、なんとなく納得した。

絶叫するからこそ、束の間の安心が染みる、みたいな。


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「五月病」はジェットコースターでいうところの絶叫タイムなのかもしれない。

3月・4月と上昇してきた感情の高まりがふっときれて、一気に急降下する瞬間。

うおーっと登ってきた分だけ、落下する恐怖。

感情の制御が効かなくなって、うおーっと沈んでいってしまう期間。


私、ここまで全力で登りすぎたみたい。


登った分だけ落ちていった感覚。


「あ、これだ」

そう思った。





5月、「ぎゃーーーーーーーーーー」と思いっきり叫んだら
きっと、ほっとする6月が待っている。

そう信じて、今は思いっきり叫ぼう。



はい、せーの!

(「ぎゃーーーーーーーーーー」)

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