在宅医療の道に進むことになったキッカケ
2016年6月。
この日はAさんの入院前、最後の訪問日でした。
日本鍼灸理療専門学校の夜間部に通学しながら外来整形外科に勤めていた頃、院長から
「通院出来なくなった方を訪問して欲しい」
という依頼があり訪問をすることとなった方。
ただ、当時在宅医療には全く興味がなかった私にとって
「行きたくないなー...」
というのが正直なところでした。
Aさんは通院で1年近く担当していたものの、無表情で声を出している場面を一度も見た事がない方。こちらから話しかけてもほとんど返事をして