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ボランティアスタッフが出来る範囲で映像周りの配線を頑張る

みなさん、こんにちは。

PHPカンファレンス小田原 2024 コアスタッフのmuno92です。

この記事は技術カンファレンス Advent Calendar 2023の3日目の記事です。

この記事では来年の4月13日に開催されるPHPカンファレンス小田原 2024(以下、ぺちこん小田原)の会場構成を皆さんにちらっとお見せしつつ、映像周りに詳しい人があまりいないスタッフだけでもこれくらいの事は無理なく出来るよ、と共有させて頂ければと思います。

先に最終形から

ぺちこん小田原ではメイントラックである「Track かま」を下図のような構成にする予定です。

この図だとちょっとわかりにくいですが、部屋を横向きに使う形になります。

実はこの構成にたどり着くまで紆余曲折がありましたので、なぜこの構成に行き着いたのか、自前で映像周りの配線をする際に何が問題になるのか、順を追って説明させて頂きます。

Ver.0

ぺちこん小田原の会場であるおだわら市民交流センター「UMECO」は会議室1〜3を連結することで最大117人の会場として使えます。

なおかつ、部屋にプロジェクターやマイクなどが備え付けてあるので映像・音響周りにそこまで詳しくなくてもスッとイベントが出来ます。

が、下見をしてみると・・

スライドの下の方が見えない。

プロジェクターの投影サイズを小さくするにも限度があり、この「前が見えない問題」を解決するために頭を捻る事になりました。

Ver.1

次に考えたのは、

  • 部屋は縦向きのまま途中にサブスクリーンを置く

  • 部屋を横向きにする

の2パターンでした。

このパターンはいずれも備え付けでないプロジェクターを1つ or 2つ使うことになるので、自分たちでプロジェクターまでの配線を考えなければなりません。

そこで問題になってくるのがHDMIケーブルの長さです。

一般に、HDMIケーブルは5mを超えると繋がりにくくなるらしいです。
(と、iOSDC Japan 2023のスタッフをしている時に知りました)

なんでもノイズや信号の減退などが原因なのだとか。

じゃあ5mを余裕でオーバーする距離でどうHDMIを使うのかと言うと、SDIに変換したり、HDMIエクステンダーを噛ましてLANケーブルで引き回したり、といった方法があります。

私がスタッフをしているPHPerKaigiやiOSDC Japanでは

の記事に記載されている構成をベースとし、HDMIを一回SDIに変換して長い距離を引き回し、終端でHDMIに戻す形で対応していました。

なので縦向き・横向きいずれのパターンだとしてもSDIを使うかな、他にいい方法あるかな、とPHPerKaigi 2024のスタッフが入っているSlackで相談した所、

  • 光ファイバーを使って長距離でも繋がるようにしたHDMIケーブルがある

  • 縦向きでサブスクリーンを使うとスピーカーを遠く感じるので横向きが良さそう

  • 最近のHDMI分配器だと4Kに誤認識して写りが安定しない事があるので、スケーラーと呼ばれる出力解像度を固定出来る機能を持った機器を間に噛まして解像度をFull HDに固定した方が良い

@tomzohさん、@H_Shinonomeさんにアドバイスを頂きました。

Ver.2

そして、そのアドバイスを元に出来上がったのが冒頭の構成になります。

スケーラーや光ファイバーのHDMIケーブルはレンタル品を使います。

スケーラーのような機器は中々なお値段になるので、映像音響機器を専門に取り扱ってる業者さんからレンタルするのが良いと思います。
(自分が知っている業者さんでパンダスタジオさん以外だとAZAさんがありますが、そちらは個人からの受付を終了されているようなので使用する場合は法人が必要になります。)

HDMI分配器はちょうど私物があったのでそれを使っていますが、他の分配器でも特に問題ないはずです。

光ファイバーのHDMIケーブルは通常のHDMIケーブルと違って入出力の向きが決まっているのでその点だけは気をつけないといけませんが、逆に言えば注意すべき点はそこくらいかなと思います。

あと、ケーブルは若干余裕を見た本数を(H_Shinonomeさんアドバイスだと1.5倍)用意しておいた方が安心です。
ケーブル相性問題だけでなく、不特性多数に使われるレンタル品だと断線している可能性もありますので。

ちなみに、蓋絵とかをつけたい場合はATEM MiniやV-02HD MK IIなど、スケーラー入りのスイッチャーを使う手もあるそうです。

ぺちこん小田原ではあまり凝ったことはせずスタッフがやれる範囲で運営しようと考えているので、単に出力解像度を1080pに固定するだけに留めています。

まとめ

以上がぺちこん小田原のメイントラックの会場構成(予定)になります。

Ver.2の構成を下見で試してみて、おおむね問題なく動きました。
スピーカー・スクリーンまでの距離についても、横向きだとどこからでも近く感じられたので良さそうだなと思っています。
(「おおむね」と書いたのは、前述のケーブルの向きを忘れてしまいフル構成では動かせず、半分は通常のHDMIケーブルを使って試したからです)

どうでしょう、十分手が出せる構成ではないでしょうか?
映像周りの配線をしなければいけなくなった際に参考にして頂けると幸いです。

最後に、相談に乗って下さった@tomzohさん、@H_Shinonomeさん、本当にありがとうございました。

ぺちこん小田原はトークの採択が完了し、この後は12/25(月)頃から通常チケットの販売を開始する予定です。

是非、会場にお越し下さい!

それではまた。

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