演劇「石を投げる女がいて」を観ての感想

「ジグジグ・ストロングシープス・グランドロマン」さん主催の作品「石を投げる女がいて」。
はじめ、チョロチョロ。なかもチョロチョロ、、、このまま終盤突入かなぁ、と思っていたら、あらら、あらら、と、思わぬ方向への大転換。手に汗握るように最後までじっと見守るしかありませんでした。
今の世界情勢にも通じるものもあり、この芝居を別次元のものと考えてはいけないと思いました。
一人の意見が集団の規約となってしまい、今度はそれに反対する者は集団から弾かれてしまう。
今、私の家族が、私の友人が、いや、私自身も、同じような環境に置かれていておかしくないです。
でも、あのセリフはよかったですね。最後の方でおばちゃんが言っていた、「信用できるのは、お金だけ」(だったかな? そういう感じのセリフ)
しかし、集団生活の怖さ、危険さ。人間の心があんなに簡単に変われるものなのだな。つくづく、考えてしまいました。

芝居としてみたら、はじめ、チョロチョロでしたが、展開が変わっていくとともに、舞台全体がダイナミックになっていったような気がします。とてもよかったです。

花林さん、お疲れさまでした。そして、作品を教えてくれてありがとうございました。


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