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建築写真には種類があるって知ってましたか?

「建築写真」って結局建築撮ってるんだからどれも撮り方は同じでしょ?
なんて思ってたりしませんか?

初めましての方はじめまして!
いつも読んでくださってる方はこんにちは!こんばんは!
どうも、建築フォトグラファーの藤川です。
Xでは建築写真キャット🐈というアカウントで活動しています。
建築写真撮影を生業としており、普段は住宅や店舗の竣工写真や不動産物件写真など関東を中心に建築を撮って生きております。


さて、建築写真と言ってもその範囲は非常に広く多岐にわたります。それぞれのカテゴリーには独自の撮影技術や目的があり、プロフェッショナルなフォトグラファーはこれらを理解し、適切に撮影する必要があります。今回は建築写真のさまざまな種類についてざっと解説します。

1. 竣工写真
竣工写真は建物が完成した際にその全体像や細部を記録するために撮影されます。建物の外観や内装、設計の意図を正確に伝えることが重要です。これらの写真は建築家や施工業者、クライアントにとって重要な資料となります。

2. 不動産物件写真
不動産物件写真は販売や賃貸のために物件を魅力的に見せるために撮影されます。明るく広々とした印象を与えることが求められ、プロフェッショナルな編集が施されることが多いです。内装の細部や部屋の配置、周辺環境も重要な要素です。

3. 店舗写真
店舗写真はショップやレストランなどの商業施設を撮影する際に使用されます。店舗の雰囲気や商品ディスプレイ、顧客の流れを伝えることが目的です。これにより潜在的な顧客に魅力的な印象を与えることができます。

4. レンタルスペース写真
レンタルスペース写真は貸し会議室やイベントスペースなど、貸し出される空間を撮影します。多目的に利用されることが多いため、スペースの広さや設備、利用シーンをわかりやすく伝えることが求められます。

5. 商業施設写真
商業施設写真はショッピングモールや百貨店などの大規模な商業施設を撮影します。施設全体の構造や各店舗の配置、共用エリアの雰囲気を伝えることが重要です。特に新規オープンやリニューアル時に需要が高いです。

6. オフィス写真
オフィス写真は企業のオフィス環境を撮影します。従業員の働きやすさやオフィスのデザイン、設備の充実度を伝えることが目的です。特にリクルーティングや企業のPRに使用されます。

7. ホテル写真
ホテル写真は宿泊施設の魅力を伝えるために撮影されます。客室やロビー、レストラン、アメニティなど、宿泊客にとって重要な要素を魅力的に撮影することが求められます。特に旅行サイトやホテルの公式サイトで使用されます。

8. リノベーション写真
リノベーション写真は改装後の建物を撮影します。ビフォーアフターを比較することでリノベーションの効果を強調することが目的です。特にリノベーション業者のポートフォリオや広告に使用されます。

9. 公共施設写真
公共施設写真は学校や図書館、市役所などの公共施設を撮影します。施設の利便性や利用シーンを伝えることが重要です。市民への情報提供や観光案内に使用されます。

10. インフラ写真
インフラ写真は道路や橋、ダムなどの公共インフラを撮影します。これらの写真はインフラの設計や施工の過程を記録し、プロジェクトの進行状況を伝えるために使用されます。

11. ランドスケープ写真
ランドスケープ写真は庭園や公園、都市計画の一環としての風景を撮影します。自然の美しさや人々が楽しむ様子を捉えることが目的です。設計者や自治体のPRに使用されます。

12. インテリア写真
インテリア写真は建物の内部空間を撮影します。家具や装飾、照明など、室内のデザイン要素を強調し、居住空間の魅力を伝えることが重要です。特にインテリアデザイナーや雑誌での掲載に需要があります。

13. 工業施設写真
工業施設写真は工場やプラントなどの工業施設を撮影します。設備の配置や機能性、安全性を伝えることが目的です。特に業界内でのPRや報告書に使用されます。

14. 会場写真
会場写真は美術展示会場、コンサートホールやスポーツアリーナなどのイベント会場を撮影します。施設の規模や設備、イベントの様子を捉えることが求められます。イベント主催者やプロモーション用に使用されます。


まとめ

これらの種類の建築写真は一例ですが、それぞれの目的や対象によって異なる技術や視点が求められます。プロフェッショナルなフォトグラファーはこれらの違いを理解し、最適な撮影方法を選ぶことでクライアントのニーズに応えることができます。

これは建築ジャンルに限らず全ての撮影ジャンルに言えることで、大枠のジャンルまでしか認識していないと本当に求められている写真には絶対に辿り着けせん。常に何のためにどこで使われるのか意識しながら撮影方法を検討しましょう。

また、依頼する側の方もこの辺りを明確なゴール、目的意識、ビジョンを持つことでよりよい写真を得ることができるようになるでしょう。

では、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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それではまた次回の記事でお会いしましょう!!

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