見出し画像

光るきのこの発光について

光るきのこ🍄の話をちょっと調べてみました。
また化学式が出てくるので、悲しくなる方はラメ感をお楽しみください。
光るきのこ(ヤコウタケ)は真菌ですが、その発光はやはり酵素酸化を利用したもので、ルシフェリンの構造は3-ヒドロキシヒスピジンだという報告がありました。

画像1

酸素で架橋されたペルオキソ中間体(太字)を経由する反応は他の生物発光では見られない例であり、どちらかというと化学発光のルミノール反応に似た反応機構のようです(下図)。珍しいですね。

さらに。一般的には、ルシフェリンは"使い捨て"ですが、発光きのこは酸化されたオキシルシフェリンを、酵素反応でまたルシフェリンまで戻して再利用します。リサイクルです♻️
動けないから少ない栄養で回す知恵なのかなと思ったり。
きのこは変で面白いですね🍄



(参考)https://kaken.nii.ac.jp/ja/file/KAKENHI-PROJECT-16K07715/16K07715seika.pdf


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?