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リョーマ!を見た。これが新生テニスの王子様だ!!

お前はまさしくテニスの王子様。どうも、神山です。

リョーマ!見ましたか?見ましたよね?見ろ!というわけで、今回は映画の話です。

物語は全国大会決勝、幸村戦で、リョーマが天衣無縫の極みを発動したところから始まります。テニスって楽しいじゃん。と言いながら、始まるミュージカル。3Dのキャラクターが踊る。同行した恋人に聞いたところ、大体テニミュの感じと近いらしい。但し、テニミュの方がまだテニスの試合をしている。応援席の青学メンバー、立海大付属メンバーが歌い、踊り、応援する。その中で一人翻弄される幸村、テニスを楽しんだ方が勝つという流れをこんな風に出されるなんて思いもしませんでした。

さて、そのあとリョーマは渡米しました。原作通りですね。そこでは偶然、桜乃ちゃんも渡米していました。ひょんなことからテニスギャングに絡まれる二人。そして、訪れるピンチ。リョーマはそれを打開しようとして、タイムスリップしてしまいました。

タイムスリップした先は、リョーマの父・越前南次郎がアメリカで引退を決めた試合の日。その秘密は原作でも明かされていなく、この秘密に迫っていくのが今回の本筋です。原作者である許斐剛がガッツリ関わっているので、実質公式解釈の過去編であり、公式解釈のリョーマと桜乃の物語ということもあり、新テニを追っていなくても楽しめるという良さ。

今回の映画、着目するべきところが多すぎるのですが、オリジナルキャラクターの造形が、めちゃくちゃディズニーの3Dアニメに近いことに驚きました。テニプリキャラはガタイがよく、正直原作と雰囲気が変わってしまっていたのですが、そのガタイのよさがいい方向に効いていたのがオリキャラ勢。特に、ボスキャラ格のエメラルドという女性キャラがめちゃくちゃいい。テニプリ史上初(多分)のプレイスタイル(強いて言えば近いのは逆手のレフティこと比嘉中の甲斐)も3Dアニメでガンガン動くからこそ気持ちがいいものでしたね。

2パターンあるこの映画、おそらく途中のタイムスリップテレフォン人生相談ミュージカルパートの連絡先が変わるとは思いますが、ちゃんとミュージカルパートなので、両方見たいと思ってしまいました。恐ろしい…。

ぼくは「竜とそばかすの姫」を見て、途中のミュージカルシーンが完全に「美女と野獣じゃん」とか言っていたわけですが、リョーマ!も完全にその水準にあるミュージカルアニメでした。というかディズニーアニメ/実写や、竜そばに匹敵する映像表現をぶつけてくる許斐先生、天才かよ…。

というわけで、じわじわ公開劇場が減ってしまっているようですが、見に行ける人はみんな、この映画を見てください!世界を敵に回しても~!!

ではでは。

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