【切り抜き】池田貴将さんメルマガ

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■成功するリーダーに欠かせない「成功観」
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世界的な名著『人を動かす』の著者であるデールカーネギーは、
成功するうえで押さえておきたいこととして、次のことを言います。


「成功とは、到達地点(Destination)ではない。
 成功とは、旅路(Journey)だ。」


成功とは、

「○○を手に入れること」という到達することではなく、
「どんな日々を歩んでいるのか」というプロセスのこと、

ということです。


しかし、私たちの多くは、成功というものを、

「売上X億になることだ」
「収入X万円になること」
「Yに住むこと」
「結婚をして一軒家を都内に建てること」etc.

というように、
「どこかに到達すること」だと思ってしまいがちです。


もし「成功=到達点」となると、
壁にぶつかり、結果が変わらない時、とても焦ります。


ましてや、ひとが思い通りに動いてくれない時、
ますます焦りは大きくなり、

「この部下さえきちんとしてくれれば」
「この上司さえ協力してくれれば」
「この顧客さえYESと言ってくれれば」

と、「思い通りにならない人=障害物」のように感じてしまいます。


こんな風に感じながら、
なだめたり、追い詰めたり、甘やかしたり、
あの手この手でコントロールして、
目的地に到達したとしたら、

それってどのくらい充実した日々、成功した日々になるのでしょうか?


デールカーネギーは、

「成功とは旅路であるというアイデアは、
 リーダーシップを発揮したい人ほど必要になる。」

と言います。


「旅路(Journey)」だと捉えてみれば、
道中で出会う人たち、出来事、触れる優しさや、遭遇したトラブルさえも、
旅路を彩るひとつとなります。


活躍するリーダーの人たちが、
「人生で大事なことは、感謝だ」と述べるのは、ここに理由があるのです。


もし「成功=到達地点」だと思っていれば、
「障害物=遅れる」ですから、とても感謝できません。


でも、もし「成功=旅路そのもの」だと思っているなら、
「障害物」はどのように変わるでしょうか?


もしかしたら、

「チームを一つにしてくれるきっかけ」に見えるかもしれないし、
「傲慢になるところだったから謙虚になる勉強だ」と思うかもしれないし、
「外側ばかり追いかけていたから、内面を見つめなおす時期だ」と感じるかもしれません。


つまり、「成功=旅路そのもの」だとすると、
あらゆる出来事が、豊かな意味をもちはじめるのです。


「良い/悪い」「出来/不出来」「順調/遅れている」
というような白黒ハッキリできる世界ではなくなるのです。


リーダーシップの世界的な権威の一人である
ジョンCマクスウェル氏は次のように言います。

「歴史に名を残す偉大なアスリートたちと会ってきた。
 彼らが現役を振り返るときに思い出すのは、

 何回優勝したかとか、
 どんなタイトルを獲得したかとか、
 何点入れたかというようなことではない。

 彼らが現役時代を思い出すのは、
 さまざまなことが起こった日々の中で、
 誰とプレーをして、誰がサポートしてくれていたのか、
 どんな人たちと共に乗り越えたのか、ということなんだ 」


「成功=旅路」だと捉えてみると、
どんな人とどんな経験を分かち合ったのかが重要になってくるのです。


あなたの人生や、あなたのビジネスの成功は、
到達地点にあるのではなく、旅路の中にあるのだと思ってみると、


どんな風に人と関わるでしょうか?
どんな風に毎日を過ごすようになるでしょうか?


2月も終わるこのとき、
考えるヒントになったら幸いです。

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