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ギンパラ 夢幻カーニバルは本当に激甘スペックなのか

世間がコロナ禍に包まれる数年前、大学生だった自分のクラスでインフルエンザが大流行し、今で言うクラスターによりいろんな講義が一時休講になった事があった。
たまたま自分は講義をサボってパチンコを打っていたのでインフルエンザにかからなかったのだが、『パチンコ屋の空気は並の空間よりも清潔』というのを当時から提唱していた。
実際、大学でクラスターが出たのも電車に乗って、狭い空間で授業をしたからである。
そう考えると、パチンコ屋というのは最も身近でこのコロナ禍でも楽しめる唯一のエンターテイメントなのかもしれない

どうも、歩兵です。

最近、ヴァルブレイブ2、ウルトラマンタロウ2と前作が好評で注目度が高い機種の新台入れ替えがあったがその中で一際異彩を放っているのが

Pギンギラパラダイス 夢幻カーニバル』だ

夢幻と聞くと勝つ事は泡沫の夢なのか?と思うが

規制緩和により右打ち中にほぼ大当たり確定となる電サポ回数を搭載できるようになり
このギンパラの場合だと10000回というとんでもない回数が設定されていて、これを引ければ実質次回の大当たりまでは無限に確変を回せるという事でのネーミングであろう。

さて、そんな『ギンパラ』だがホール関係者や、パチンコ系YouTuberなどからスペック面に関して非常に高評価となっているが

果たして、打ち手にとってそうなのだろうか

今回はそれを検証していく

スペック

大当たり確率:1/319.7 → 1/49.5(※1)
確変突入率:約52%(※2)
確変継続率:約82%(約85%)(※3)
賞球:1&1&2&3&4&1&15 10C
※1 1/58.6と1/319.6の合算値
※2 初回直行含む
※3 約85%は10000回時短当選期待値も含めた場合の継続率
特図1
10R(時短80回+4回転):1%
4R  (時短80回+4回転):3%
6R  (時短30回+4回転):50%
4R  (時短30回+4回転):46%
特図2
10R (時短10000回+4回転):12%
4R   (時短10000回+4回転):3%
10R (時短80回      +4回転):63%
4R   (時短80回      +4回転):22%

まず大当たり確率だが1/319で
遊タイムは搭載されていないにも関わらず、ヘソ賞球が1個返しなので
回り辛く重たいスペックとなっている

その反面トータルの確変継続率が82%あり
その内15%は次回大当たりが確定する。

故に激甘スペックあるいは荒波スペックだと各所で宣伝されている。

継続率85%の印象は人によって違うのでここは投げるが
大当たり時の75%は10Rで1260個の払い出しであるので一撃の連荘力が…

果たしてあるだろうか?

他機種との比較

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『ギンパラ』が爆裂スペックであると紹介される理由の一つに
他機種と『モードTY』で比較した時に群を抜いてるからであるという理由がある。
モードTYとはざっくりと説明すると確変突入時の獲得平均出玉の事である。

『ぱちんこCR真・北斗無双』 のモードTYは約6680個
『PF革命機ヴァルヴレイヴ2』  のモードTYは約7000個
『Pウルトラマンタロウ2』  のモードTYは約7886個
『P大工の源さん超韋駄天』   のモードTYは約5933個

そして、『ギンパラ』のモードTYはなんと

約8620個

と飛び抜けている。    ※メーカー発表値

SANYOの爆裂台である『大工の源さん超韋駄天』や
同期新台の『ウルトラマンタロウ2』と比べても圧倒的であるが

実はからくりがある。
モードTYはメーカーや雑誌の公表値で書いてあるのだが、算出方法が明確でなく

他の計算方法では約7930個と大幅に落ちてしまう。
7930個でも破格な気がするが

実は更に別の計算方法では約6482個とそこまで甘い台という訳ではなくなってしまう。

更にはTYだけでなく1000円で何回転すればプラス収益になるのかという
ボーダーという指標では
等価 :20.3
3.5円:22.7
という数値であり、一般的に甘いと言われる台が等価ボーダーで18前後である事を考えるとこちらでも分が悪い

いずれにせよ、モードTYが8600であろうが7900だろうが
ヘソ1球返しで遊タイムがない1/319を当てた後

34回転で約1/50を引けなければ意味がないのである。

これで突破した後は85%の確変が待っているが、ここで連荘出来るビジョンがあれば十分甘く感じるがいかがだろうか?

総評

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個人的にが85%継続というのは申し分の無い継続率だと思う。

直近の台だと『ぱちんこ新・必殺仕置人』や『P蒼天の拳 双龍』『Pひぐらしのなく頃に~瞬~』

が85%継続率の台となるがいずれも最大ラウンドの払い出しが1400個である。
それに比べると『ギンパラ』は1260個とやや少なく思う

そして右打ちの高確率だが1/49.5というのは合算値であり
特図2確率は1/58.6であり特図1の1/319.7を全く引けなければ継続率は実質約77%と大きく下がってしまう

ここらへんは正直、筆者の感覚だが合算とはいえ1/319で大当たりした直後にもう一度1/319をすぐに引けるかというとそうは思わないので

確変の前半は1/58.6を引くのを目標にしなければならないと感じる。

個人的には『ギンパラ』は悪くはないが良くも無い台

といった印象を受ける。

皆さんはどうお思いでしょうか?





閑話休題

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さて、この記事の本題に入ろう

上述の通り、数値上は劣ってる台ではないがなんとなく筆者の感覚だけで言えばそこまでいい台だろうか?というのが『ギンパラ』だ

そしてこの記事を書いた理由だが「業界全体でギンパラをプッシュしよう」という意志を感じていたからである。


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じゃあなぜ、『ギンパラ』をプッシュしなければならないのか
それはホールが『ギンパラ』を買わなければ『海物語の新台』を買えないからだ(買い辛くor納品が後回しになる等)

実は今後数ヶ月に渡り『海物語』は毎月の様に新台が出るのである。
そして、11月末までには『CR』から始まる海物語はすべて撤去しなければいけず

一説には現在ホールに22万台ほどの『CR』の海があると言われている。

こういった事情があり、『ギンパラ』を購入していないホールは今後新しい『海物語』を導入し辛くなるので泣く泣く『ギンパラ』を購入したが扱いに困る『ギンパラ』を買った以上は盛り上げないと行けない

そして、現在の猛プッシュが行われているのではないか
というのが筆者の考えだ。

そして、打ち手として考えなければ行けないのは11月までに徐々にとは言え『海物語』がすべて新台になるのなら

その機械代はどこでいつ回収が行われるのか

こういったところを見極める事が勝利へのまず第一歩なのである。

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